クリヤーボディ(ポリカボディ)塗装方法 紹介

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今回は私が実践したクリヤーボディ(ポリカボディ)の塗装方法を紹介していきます。

まずミニ四駆のクリヤーボディはポリカーボネートという素材を使用していて、別名ポリカボディとも呼ばれています。

そんなポリカーボネート製のクリヤーボディに適した塗料や道具などもあるのでそれらも一緒に紹介していきます。

尚、本記事の内容を更に深堀したリニューアル記事も別途掲載しているので、より詳しくクリヤーボディの塗装を知りたいという方は以下の記事をご参照ください。

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目次

ボディのカット

今回はアバンテMk.Ⅱ クリアボディーセットを使用していきます。

まずはボディのカットしたい形を決めてカットラインが決まったら、クリヤーボディの表面に油性マジックでラインを引きます。

ライン無しでもカットできるという方はわざわざラインを引くことをしなくていいと思うのですが、私の場合は切っている最中にカットラインを見失うことが多々あるので、カット前に必ずラインを引くようにしています。

尚、ボディの表面には保護フィルムがかかっているので線を引いても、最後に保護フィルムを剥がせばライン消えるので、私みたいにライン書きが汚くなっても問題ありません。

そして、ライン書きが終わったら肝心のボディカットをおこなっていくんですが私はタミヤの曲線バサミ(プラスチック用)で使用しました。

ハサミの刃先が曲がっており

これによって曲線のカットがしやすくなり直線のカットについては曲がっていない根元でカットします。

使い始めの時は、昔からの刃先で切る癖のため直線のカットに苦戦したものの
慣れてくると直線・曲線の切り分けも出来てきて刃もポリカボディをスムーズにカットしてくれるので普通のハサミを使うよりもカットがはるかに簡単になります。

ちなみにクリヤーボディのカットはこの曲線バサミだけでおこないましたが、曲線バサミで難しい場所はカッター等を使ってカットするのがお勧めです。

カット後は仕上げとして切り口が荒れている箇所にヤスリを当てて綺麗にしていきます。

ヤスリの種類は曲線でも使いやすい紙ヤスリを使用しました。

紙ヤスリの番号については、番号が高くなるほどヤスリ表面の粒子が細かくなっていきます。
番号が低いものは一気に削れるけど こすった面が荒くなる、番号が高いものは少しづつしか削れないけど こすった面が細かくなるといった具合です。
ただ上記の数字でしたら面の粗さは目視ではわかりづらいレベルですし削れるスピードもほぼ差がないので正直どれを選んでも問題ないかと。

私の場合はP180番とP600番で試しましたが余り違いを感じなかったので、後から使ったほうでそのままこすって結局P320番は使わずじまいでした(笑)

ヤスリがけ が終わったらボディのカットは終了です。

ボディの洗浄

ボディの洗浄をする理由としては、出荷状態のままだとボディに油分がついたままで塗装すると塗料の食いつきが悪くなってしまい、うまく塗料が塗れなかったり塗料が剥がれるということも起きてしまいます。
そこで油分を除去しておくことが大事なわけなんですが、正直 出荷されたクリヤーボディにどのくらい油分がついているかは不明です(笑)
ひょっとしたら全然油分がついていないんじゃないかと思ったりもするんですが、用心するに越したことはないので塗装前には必ず油汚れを落とすようにしています。

そのボディの洗浄についてはクリヤータミヤから発売されているポリカボディ用の洗浄液であるプレペイントクリーナーがお勧めです!

と言いたいところなんですが、超速ガイド2019のポリカボディの洗浄について「中性洗剤でボディを洗う」という記載が…

「え?そこは自社製品の宣伝なのでは?」とちょっと裏切られた感があるのですが、市販の中性洗剤の方がコスパがいいのは否めません(笑)

ただプレペイントクリーナーは不要かと言えばそうでもなく、この後の工程でポリカボディを結構触ることがあり、その触った箇所の油分をピンポイントで落としたいという時は役立ちます。

決して買ってしまった手前 使わないと勿体ないという義務感で言っているわけではありません(笑)

広い面積の洗浄については市販の中性洗剤の方がコスパが良いので、超速ガイド2019のアドバイスに従い中性洗剤を使用し、私はキュキュット CLEAR 泡スプレーを使用しました。

キュキュットの使い方は簡単で、台所などでクリヤーボディ裏側に泡を噴出させ泡まみれにした状態で数分放置。

あとは水で泡を流すだけで最後に水をふき取り、少し乾燥させて洗浄は終了です。

クリヤーボディではキュキュット使用前後の油の落ち具合はわからなかったので、油の付いた普通の食器で試したんですが泡あてて放置して水に流すだけで油が綺麗に落ちてたのにはビックリしました。
ミニ四駆用途のみならず本来の用途で使用するにもお勧めの商品です(笑)

ボディへのマスキングテープ貼り

まずマスキングテープ自体の説明ですが、マスキングテープとは塗装の際に塗りたくない箇所に塗料がはみ出て汚さないようにするために貼る保護用テープであり、ボディ全体を同じ色1色で塗りつぶすのであれば不要ですが、2色以上の配色にする場合は必須とも言えるアイテムです。

マスキングテープも様々な種類があり、私がメインで使用しているのはタミヤのマスキングテープ(幅6mm ・10mm)で

塗装する箇所とそうでない箇所の境界線になる所には、さらに細いAIZU社のマスキングテープを使用しています。

ちなみに幅が細いマスキングテープの開封後は幅が細いものだと混在すると幅の確認に手間取るので、私はあらかじめ幅を記載した袋に入れて管理しています。

あと際どい箇所へマスキングテープを貼り付ける際はピンセットが必須とも言えます。

マスキングテープのカットは特に専用の工具を用意する必要はなく、私の場合は市販のハサミで切ってます。

ということで塗装したい箇所を決めたら塗装したくない箇所にひたすらマスキングテープを貼り、ボディへのマスキングテープ貼りは終了です。

マスキングテープで隠れていない所が今回 色を塗りたい箇所となります。

作業自体は非常にシンプルですが、塗装工程の中で個人的に最も苦労したのはこのマスキングテープ貼りです…
間違いなく塗装している時間よりもマスキングテープ貼っている時間の方が長いです…(笑)

ボディの塗装

マスキングテープを貼り終えたらメインとなる塗装です。

まず塗装に使う塗料について、クリヤーボディはポリカーボネートという素材を使用しています。
(そのためクリヤーボディをポリカボディとも呼びます)
この素材に適した塗料がポリカーボネート用塗料となり、それがタミヤから販売されているポリカーボネートスプレーとなります。

ではクリヤーボディーへで使用する塗料はポリカーボネートスプレーでなくては駄目なのかというとそうでもなく他の塗料でも塗装は可能です。
しかしポリカボディ用塗料でないと塗料の食いつきが悪くなり少しの衝撃で塗料が剥がれるということがあるので、お勧めはポリカーボネートスプレーになります。

ただポリカーボネートスプレー以外の塗料を使用した際に塗料の食いつきが悪くなることを少しでも防ぐための私なりの対処方もあり、そちらは後ほど説明します。

ということで一旦ポリカーボネートスプレー縛りをなくして、どんな塗料でもいけるという前提で話を進めていきますが、塗装方法は「筆塗り」「缶スプレー」「エアブラシ」の3つに分けられます。

各塗装方法のメリットデメリットなどの詳細は省略しますが私の場合はエアブラシで塗装したのでエアブラシ塗装で話を進めていきます。

今回はシルバーを塗装していき、塗料はガイアノーツのプレミアムミラークロームを使用しました。


余談ですがこのプレミアムミラークロームのシルバーのメッキ感が半端ないです!
価格が他の塗料よりも圧倒的に高いのが欠点ですが…

尚、上記のプレミアムミラークロームについてはヨドバシドットコムあたりであれば適正価格で購入することも可能で、在庫切れになることが多いのですが定期的に在庫が復活するのでちょこちょくチェックしていれば 購入できるかと思います。

この塗料をエアブラシにセットして、あとは塗りたい箇所付近にエアブラシを吹き付けていきます。

ちなみに今回紹介した塗装箇所はシルバーの1色のみで完了となりますが、同じ箇所に違う種類の塗料を重ね塗りする場合は通常のプラモ等の塗装とは順番が逆になります。

例えばプラモでメタリックレッド(赤色のメタリック)感を出したいときに下地にシルバーを塗って、その上にクリア系の赤色を塗るとメタリックレッドが再現できます。
クリヤーボディの場合は先にクリア系の赤色を塗って、その上にシルバーを塗り、メタリックレッドを再現していきます。
(重ね塗りについては別の機会でお話しようと思います)

これでシルバーの塗装が完了したんですが、上記でふれたように今回使用したガイアノーツのプレミアムミラークロームはポリカボディ用の塗料ではないため塗料の食いつきが悪く、完全に乾燥した後でも少し触っただけで塗料が落ちてしまいます…

クリヤーボディは基本的に裏面を触る事はないのでこのままでもいいっちゃいいんですが、これだと走行中の衝撃だけでも塗料が落ちかねないので塗料を保護するために私の場合は同じガイアノーツのクリア―を上塗りしました。


ちなみにクリア―の上塗りは全部の色が塗り終わって完全に乾燥させてから実施しました。

これのお陰で手で触って塗料が落ちることはなくなりました。
ただ完全にということではないのでボディに強い衝撃があったり指で強くこすると落ちてしまうこともあるので完全な対処方ではありませんが…

今回、私はガイアノーツの塗料をメインで使ったためにガイアノーツのクリア―で仕上げの上塗りをしましたが、こういう時こそタミヤのポリカーボネートスプレーの透明色であるフラットクリヤーを使うといいかもしれません。
機会があればこの方法も試してみようと思います。

ボディのマスキングテープ剥がし

塗装が完了し、あとはマスキングテープを剥がすだけの簡単な作業ですが、剥がすタイミングが重要になってきます。

塗装からマスキングテープ剥がすまで長時間放置してしまうと塗料が完全に乾燥してしまい、塗装した箇所とマスキングテープを貼った境界線箇所の塗料が固まって、マスキングテープを剥がすときにマスキングテープについた塗料と一緒に塗装した箇所も剥がれてしまうことがあるので注意です。

「じゃあ長時間というはどのくらい?」と言われると返答が難しく塗料の種類や乾燥させる環境にもよりけりで剥がすタイミングの正解はないと思うのですが、「ここでの長時間とは1日」と勝手に決めて私の場合は6~12時間ぐらい待ってから、遅くても24時間以内には剥がすようにしています。

あと剥がすときは勢いよく一気に剥がさずゆっくりと丁寧に剥がしましょう。
一気に剥がすと塗料がマスキングテープと一緒に剥がれてしまう可能性があります。

そして複数の色を塗る場合は「ボディへのマスキングテープ貼り」→「ボディの塗装」→「ボディのマスキングテープ剥がし」を数回繰り返しを行い、すべての塗装が完了したら最後にクリヤーボディ表面の保護フィルムを剥がして

塗装作業完了となります。

最後に

ということでクリヤーボディの塗装の紹介をしてきましたが、メインの塗装の部分については結構省略してしまったのでこのクリヤーボディの塗装の詳細はまた改めて紹介しようと思います。

そして塗装完了後のボディをマシンに取り付け実際のコースで走行させ、コースアウト繰り返し度重なる衝撃を受けたあとはこんな感じになりました。


塗装落ちしている所が多々あり、塗装仕上げのクリヤーの上塗りも完全に保護しくれるわけではないことを再認識しましたが、クリヤー上塗りで保護していなかったらもっと酷い状態になっていたかもしれないので多少の効果はあったかと。

ちなみに今回紹介したクリヤーボディは個人的にアイアンマンが好きなのでアイアンマンを意識した配色にしました(笑)

尚、本記事の内容を更に深堀したリニューアル記事も別途掲載しているので、より詳しくクリヤーボディの塗装を知りたいという方は以下の記事をご参照ください。

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