Dremel(ドレメル) ペン型ミニルーター 製品レビュー

今回はDremel(ドレメル) ペン型ミニルーター 2050(FINO)のレビューをしていきます。

ミニ四駆を本格的に改造していく上で必須とも言える電動リューターですが、その中でもおすすめなDremel(ドレメル)製のペン型ミニルーター 2050(FINO)の製品仕様から実際に使ってみての感想 そして他社製のリューターとの比較など様々な観点から製品の詳細情報をお届けしていきます。

ミニ四駆の加工作業に限らず その他の用途でも活躍する製品なので、ミニ四駆以外の目的で電動リューターの購入を検討している方も是非参考にして頂ければと思います。

目次

ルーターとリューターの違いについて

製品レビューの前に まずは「ルーター」と「リューター」の呼び方の違いについて説明してきますが、いち早く製品の情報が知りたい方は ここは読み飛ばして次の「製品レビュー」からご覧ください。

今回紹介する製品は「ルーター(Router)」と呼ばれることもあれば「リューター(Leutor)」と呼ばれることもあり、海外発祥の製品だった場合は英語の読み方のニュアンスで日本語読みが異なるケースがありますが、ルーターとリューターは英語のスペルがハッキリと違うため そういった意味での違いではないようです。

では何故ルーター・リューターの2つの呼び方があるのでしょうか?
名称の違いを調べたところ、それぞれの名称が以下の意味であることが分かりました。

ルーター(Router)とは

木材の面取り・ホゾつくり・溝切り・切断をする為の木工用電動工具であり、先端に付いたビットと呼ばれる刃を高速回転させることで木材の角を丸く仕上げたり溝を掘ったりなど 様々な加工をほどこすことができる。

ルーターに似た電動工具にトリマーという物があるが、基本的な構造はほとんど一緒である。

上の説明分を見ると木工用という部分は一致していないものの仕様用途は今回紹介する製品と同じであるわけですが、主にルーターと呼ばれる機器は今回紹介する製品とは異なる形状で 更にスケールが大きい装置であり、使用目的は同じに見えますが一般的にルーターと呼ばれる機器はプラモデル等の比較的規模が小さいものというよりも もっと大きなスケールの木材などを加工するために使用するようです。

では今回の製品はルーターには該当しないのかという言うとそうでもなく、販売元のメーカー自身が「ルーター」と言う名称を付けているので ルーターと呼ぶのも正解ではあります。

では続いてリューターの意味を見ていきたいと思います。

リューター(Leutor)とは

金属や木材などの細かい加工を得意とする小型の電動工具で、先端に付けられるビットと呼ばれる取り付け工具を回転させて研磨・切断・切削など様々な加工をほどこすことができる。

リューターという名称は日本精密機械工作株式会社が製造する電動切削工具のブランド名、またはその製品群に類似した精密グラインダー(ハンドグラインダー)を指す一般名称である。

リューターは元々はブランド名だったというのは驚きですが、このことからリューターという呼び名は日本が発祥のようであり タミヤから販売されている製品も電動リューターという名称を使用しており、日本製の製品はリューターの名を使うのが主流なのかもしれません。

そして上記の内容をまとめると、今回紹介する製品はメーカー側で「ペン型ミニルーター」と言っているのルーターと呼ぶべきではありますが、加工対象の物の規模を考慮するとリューターの方がより近いので、本記事ではリューターという名称を使用していきます(ただし製品名のところだけはルーターという名称を使用していきます)
まーどっちの名称で読んでも良いとは思いますが、今のうちに統一しておかないと文章中にルーター・リューター二つの用語が飛び交う気がしたので白黒つけておきました(笑)

ちなみに個人的な話になりますが、「ルーター」と聞くと私はネットワーク機器の方の物を思い浮かべてしまうので、「リューター」という名称の方が個性がある感じで好きではあります。

製品レビュー

ここではDremel(ドレメル) ペン型ミニルーター Model 2050 の製品情報を紹介していきます。

同梱品

Dremel ペン型ミニルーター Model 2050には以下の物が同梱しています。

  • リューター本体
  • ACアダプター
  • レンチ
  • コレットナット
  • 3.2mmコレット
  • アクセサリー(付け替え用ビット)

※レンチの使用用途については後述します。

付属アクセサリーは9種11個あり、詳細は以下となります。

  • 取扱説明書
  • 簡単使い方ガイド

説明書はすべて日本語表記となり、説明書内に保証書があります。

以上がDremel ペン型ミニルーター Model 2050の同梱品となります。

外観

続いてはDremel ペン型ミニルーター Model 2050の外観及び各部名称を紹介していきます。

変速ダイヤルは[1]-[1.5]-[2]-[2.5]-[3]-[3.5]-[4]-[4.5]-[5]の9段階で調整でき、数値が上がるごとに回転数が上がります。

ドリルチャックは取扱説明書上では「ドメイルチャック」というメーカ名を使用した名称となっており、手動で幅を調整してリュータービットの着脱及び固定をしていきます。

製品の外観は非常にシンプルであり、シンプルが故の利点として 特に説明書なしでも直感的に簡単に操作することが可能です。

仕様・スペック

ここではDremel ペン型ミニルーター Model 2050の仕様・スペックについて紹介していきます。

まずは本製品の仕様表が以下となります。

製品名FINO(製品番号 2050)
給電方式コード式
電源100V(50-60Hz)
電源ケーブル長さ約2.1m(メートル)
回転数5,000~22,000回転/分
装着可能コレット径0.8~3.2mm
本体重量105g
全長153mm
メーカー保証1年間
Dremel ペン型ミニルーター Model 2050 仕様表

Dremel(ドレメル)からは複数のリューターが販売されており、それらを製品を識別するために各リューターには型番(Model番号)が付けられています(本製品の型番は2050)
また、本製品のModel 2050については型番以外に「FINO(フィーノ)」という名称が付けられています。

本体起動に必要な電源はACアダプタからの給電となり、一般的な電源コンセントがあれば起動可能となっています。

電源ケーブル長さはリューター本体のケーブル根元からACアダプタのケーブル根元までの長さとなります。

回転数については9段階あり毎分5000回転から毎分22,000回転までの調整が可能となっています。

装着可能コレット経の「コレット径」とは各種ビットのリューターに装着させる部分の直径のことであり、俗に「軸径」「シャンク径」とも言われています。
(本記事では軸径という名称で話を進めて行きます)

上の画像は異なる軸径のビットを並べたものとなり、ぱっと見 軸径の違いが分かりづらいのですが左側のビットの方が軸径が小さくなっています。

本製品ではこの軸径が最大で3.2mmまで対応しています。
それと最小軸径は0.8mmまでとありますが、もう少し小さい軸径のビットにも対応できそうな感じはします。
(0.8mm未満のシャンク径のリュータービットがあるかどうは不明ですが…)

尚、本製品に付属しているビットの軸径は3.2mmとなっています。

メーカー保証については購入から1年間となっており、取扱説明書にサービスセンターの電話番号が記載されています。

使用感

ここではDremel ペン型ミニルーター Model 2050の使用感について様々な観点から紹介していきます。

ビットの装着について

リュータービットの装着はシャフトロックボタンを押しながらドリルチャック(ドレメルチャック)を指で回してビットを固定しますが、より強固にビットを固定したい場合は指ではなく付属のレンチを使用します。

ただ、レンチを使用せずに指だけでも十分にビット固定はできるので、私は一度もレンチを使わずとも問題なく使用できています。

また、上記のドレメルチャックを取り外し 付属しているコレットナット・コレットを装着させることで、より強固にリュータービットを固定できるとのことです。

尚、コレットにはサイズがありコレット径とリュータービットの軸径が一致している必要があり、付属しているコレットは3.2mm用となっているため 軸径3.2mmビットのみの対応となっており(付属のビットは軸径3.2mm) それ以外の軸径ビットを使用する場合は別途コレットを購入する必要があります。

また、ミニ四駆の加工で頻繁に使用する皿ビス穴加工ビットの軸径は2.35mmであることから、付属のコレットナット・コレットを使用する頻度は少ないかと思われます。

回転の精度について

個人的にはリューターを購入する際にリュータービットの回転精度(軸ブレ具合)はもっとも気にする点で これ次第でリューターの評価ががらっと変わると言っても過言ではないぐらい大事な要因かと思っています。

そしてDremel ペン型ミニルーター Model 2050軸ブレがほぼなく回転精度が高く、個人的に回転精度の高さで評価しているタミヤの電動リューターと比べても同等の回転精度で非常に満足な出来となっています。

また「軸ブレがほぼない」ということで、「ほぼないということは少しブレる?」と解釈される方もいるかと思いますが、よーく目をこらしてビットの回転を見続けて初めて極わずかなブレに気付くレベルで、ミニ四駆等の加工においてはまったく問題ない精度という認識です。

むしろ本当に軸ブレがまったくない製品自体があるのかも怪しく、本製品以上に高価なリューターも同じ回転精度ではないかと思っており、それぐらいに精度が高い製品と評価しています。

電源ケーブルについて

本製品はACアダプターからの給電となるため、本体には電源ケーブルが常に接続された状態での加工作業をするわけで、本製品を利用する前は「作業中に電源ケーブルが邪魔になるのでは?」と思っていましたが、実際に使用してみると電源ケーブルの存在を忘れるぐらい 作業に支障が出ることもなく快適に使用できています。

また、電源ケーブルの長さも約2.1mとたっぷりあるので、どんな場所でも作業しやすい印象があります。

静穏性について

本製品の稼働時の音については個人的にはまったく気にならないレベルで、回転数を上げると稼働音も増えますが それでも騒音になるという音量でもないので快適に使用できます。

むしろ稼働音より物を削る音の方が大きいので、作業をする際はそちらに気をつけた方が良いかと思います。

他社製品との比較

ここではDremelペン型ミニルーター 2050を他社製のリューターと比較しながら、別の観点から本製品の特徴を見ていきたいと思います。

比較していく他社製リューターは個人的にもう一つのおすすめリューターである「タミヤの電動ハンディリューター(以下 タミヤ電動リューター)」を対象としていきます。

まずはそれぞれの製品の特徴を以下の表にまとめました。

スクロールできます

Dremel製

タミヤ製
電源ACアダプタ単三電池2本
起動方法スイッチONトリガーを引く
対応ビット軸径0.8~3.2mm2.4(2.35)mmのみ
回転数9段階調整可能1段階のみ
動作音小さい大きい
製品状態完成品組み立て式
価格※5,764円1,764円
※価格は2022年7月現在のAmazon販売価格となります。

上記の比較表をベースにDremelペン型ミニルーター 2050の良い点・悪い点をピックアップしていきます。

良い点

Dremelペン型ミニルーター 2050をタミヤの電動ハンディリューターと比較して良い点を紹介していきます。

Dremelペン型ミニルーター 2050の良い点
  • 起動はスイッチを1回押すだけ
  • 回転数の調整が可能
  • 対応ビットの幅が広い
  • 動作音が静か
  • 組み立てる必要がない
  • 製品保証がある

起動はスイッチを1回押すだけ

DremelミニルーターはON/OFFスイッチを1回押せば起動し もう1回押すことで停止するので作業中に集中することができるのに対して、タミヤ電動リューターはトリガーを引いている間だけ起動するので作業中は常に指1本はトリガーを引かなくてはいけないので 若干作業に集中できなくなることがあります。

回転数の調整が可能

Dremelミニルーターの回転数は9段階調整が可能となりますが、タミヤ電動リューターは回転数の調整はありません。

またタミヤ電動リューターの回転数は7800回転/分となっており、Dremelミニルーターでは下から2番目ぐらいの回転数と同等なことと、Dremelミニルーターはより回転数が早くなります(最大22,000回転/分)

ただし7800回転/分でも加工には十分な回転数であり、特に回転数の調整が必須かと言われればそうでもありません。

対応ビットの幅が広い

Dremelミニルーターの対応ビット軸径は0.8~3.2mmに対して、タミヤ電動リューターは基本的に2.4mm(2.35mm)のみとなっていますが、基本的にミニ四駆等の加工で使用するリュータービットの軸径は2.35mmなのでタミヤ電動リューターで特別困る事もないかと思います。
(100円ショップで販売しているリュータービットも軸径2.35mmとなります)

ただし、極一部とはなりますが特定の加工作業で軸径3mmのリュータービットを使用することがあり、その場合はDremelミニルーターのみでしか対応ができなくなります。

タミヤ電動ドリルを所持している場合は それに付属しているコレットを使いまわすことでタミヤ電動リューターにも軸径3mmのビットを装着することができます。

動作音が静か

Dremelミニルーターの動作音は静かなのに対して、タミヤ電動リューターの動作音は結構うるさく、タミヤ電動リューターの動作音に慣れた人がDremelミニルーターを使うと音の静かさに感動するというぐらいの違いがあるかと。

組み立てる必要がない

当たり前のことかもしれませんがDremelミニルーターは完成品であり開封直後にすぐに使用することができますが、タミヤ電動リューターは組み立て式となっており 工具として使用するためにはまずは組み立てる必要があります。

組み立て式の工具というは結構レアケースであるわけですが、「工具であっても組み立てるのが好き」という方にとっては「組み立てる必要がない」ということが逆にデメリットになるかもしれません。

製品保証がある

Dremelミニルーターは1年間の保証付きとなりますが、タミヤ電動リューターは保証がありません。

そもそもタミヤ電動リューターは組み立て式ということから、保証をつけること自体が難しく、正しく組み立てれば正常に動作するわけで、仮に初期不良があるとしたらパーツの1つであるモーターぐらいなのかと。
(タミヤパーツ不良時場合は別途パーツを単体で購入する必要があります)

悪い点

Dremelペン型ミニルーター 2050をタミヤの電動ハンディリューターと比較して悪い点を紹介していきます。

Dremelペン型ミニルーター 2050の悪い点
  • コードレスではない
  • 価格が高い

コードレスではない

DremelミニルーターはACアダプター経由で電源を供給するため本体には電源ケーブルが常時接続されており、作業場所の近くには電源コンセントがなくてはなりません。

ただ、電源ケーブルも約2.1mと比較的長さがあるので「屋外で作業したい」といった特殊なケースでなければ、コードレスでないことにあまりデメリットも感じないかと思っています。

価格が高い

2022年7月時点でのAmazon価格ではDremelミニルーターは5,764円、タミヤ電動リューターは1,764円となっており、Dremelミニルータータミヤ電動リューターに比べて4,000円程高くなっています。

個人的にはDremelミニルーターの機能を考えれば6000円弱は適正価格とは思っているので決して価格が高いということではないと思いますが、どうしてもコストを安くしたいという方にはタミヤ電動リューターの方が向いているかもしれません。

ただし、タミヤ電動リューターを購入後にやっぱりDremelミニルーターも欲しいということになると二重に代金がかかってしまうので、今後しっかり加工をしたいという方は初めからDremelミニルーターを購入するのをおすすめします。

おすすめ関連商品

本製品とは直接関係があるわけではありませんが、これがあるとさらに便利になるというアイテムを紹介していきます。

オススメするのは「集塵機」です。

元々はネイルアートをする際にツメの削りカスが舞わないようにするための製品ではありますが、リューター作業時に出る粉塵も吸収することができ、有害とされるカーボンの削りカスなどを自らが吸引することなく安全に作業することが可能となります。

集塵機を購入する前は大きなゴミ袋を広げて作業していましたが、削りカスの粉塵は必ずしも下に落ちるわけではなく、上空に舞ったりもするのでゴミ袋以外にところにも粉塵が落ちてしまうこともあり、結局作業後に掃除をするという二度手間だったりもしてましたが、集塵機を使うことで削りカスもすべて吸い取ってくれるので作業が終わった後に掃除をするという手間もなくなりました。

価格は物に寄りけりですが、リューター本体よりも安いものもあればそれ以上の物もあり決して安い買い物とは言えませんがあるとかなり便利なアイテムでもあるので、リューターを使い頻度が多い方には持っておいて損がないアイテムとなっています。

ちなみに今回紹介したものと類似した商品は「集塵機」で検索すると様々なタイプの物がでてきます。

まとめ

Dremel ペン型ミニルーター Model 2050は特に目立った欠点もなく、タミヤ電動リューターの上位互換品とも言える、個人的には超おすすめなリューターとなっています。

本製品よりもさらに上位互換タイプのリューターは同じDremel製も物も含め多数ありますが、ミニ四駆の加工に関しては本製品でも十分すぎるぐらいで、価格・機能を考えると本製品ぐらいのものが最も適しているのではないかと思います。

本製品以外にも良いリューターは多々あるわけで必ずしもDremel ペン型ミニルーター Model 2050がベストというわけではありませんが、他の製品の購入を検討している方は「中途半端に安いリューターの購入」には十分注意してください。

私自身も体験したことですが本製品を購入する前に工具代を少しケチって3,000円ぐらいのリューターを購入したんですが、いざ使て見ると軸ブレが酷くとても使えたものではないと判断し、結局そのリューターは活躍の場がなかったということがあったので、少し安めのリューターを購入する場合は購入した方の評価・レビューを参考にして慎重に選んで頂ければと思います。

最後に、これから本格的な加工を考えている方・今持っている工具では加工の限界を感じている方は本記事を参考にしていただき 本製品が自分に適しているかどうか判断して頂ければと思います。

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