工具類

WeaArco 小型 電動ドライバー レビュー

今回はWeaArco製 小型 電動ドライバーのレビューをしていきます。

製品の外観や仕様はもちろんのこと、実際にミニ四駆を加工作業等で使ってみて分かった良い所・悪い所など突っ込んだ内容にも触れていきます。

ミニ四駆の加工作業に限らず その他の用途にも活用できる製品なので、ミニ四駆以外の目的で電動ドライバーの購入を検討している方も必見の内容となっています。

電動ドライバーの必要性

商品レビューの前に、なぜミニ四駆に電動ドライバーが必要なのかを説明していきます。

基本的にミニ四駆をはじめ 各ホビーの作成でドライバーを使うシーンはありますが、昨今はドライバーなどの工具類を一切使用せずに組み立てができるプラモデルを筆頭に 小さな子供でも作れるように工具無しで比較的簡単に作れるホビーが増えてきています。

ミニ四駆も比較的簡単に作れる部類のホビーであり、ニッパーだけでマシンの土台はほぼ完成し、あとはローラー等の取り付けにドライバーを少し使うぐらいで、わざわざ電動ドライバーを使うまでもないように思えます。

しかし、ミニ四駆の改造を本格的に始めると一番最初の組み立て時とは打って変わって、ビス(ネジ)を使う機会が非常に増えドライバーの使用頻度が格段に増します。

そしてこのビス止めが地味にしんどいんです…(笑)

短いビス止めならまだしも、長いビスをシャーシに固定したりロックナットを深く締める作業などは時間がかかる上に腕にも結構な負担で、長い時間続けている腕がパンパンになったりもします(笑)

そうした手動では大変な作業も電動ドライバーを使うことによって作業が格段に早くそして楽になり、ミニ四駆の改造作業の効率アップも見込めます。

そうしたことからミニ四駆改造をより効率的に進めるためにも電動ドライバーは持っておきたい工具でもあり、今回はその電動ドライバーの中でも扱いやすい小型タイプの製品を紹介していきます。

製品レビュー

まずは今回紹介するWeaArco 小型 電動ドライバーの基本的な情報を紹介していきます。

WeaArcoとは

WeaArcoとは今回レビューする電動ドライバーのブランド(メーカー)名となりますが、正直なところあまり名前を聞かないブランドでもあり、調べてみたところ「電動エアーポンプ」「作業用レインブーツ」を作成しており、上記のロゴの「make your outdoor」というメッセージからアウトドア製品メインのブランドではないかと思われます。

小型 電動ドライバーもアウトドアで使うシーンがありますが、アウトドア製品としてみるとそれほど需要が高いアイテムではないことと、他社からまったく同じ形をした製品が販売されていること(類似製品については後述します)から、今回紹介する電動ドライバーはWeaArcoでの製造ではなく他社が作ったものに自社ロゴを付けたOEM製品という可能性もあります。

そういった意味では、もっと有名で売り上げ実績があるメーカーのものを使う方が良いのでは?と思う方もいると思いますが、私自身が電動ドライバーに求める要件を満たしてくれたのがこのWeaArcoの小型 電動ドライバーであり、有名ではないブランドであることを承知で購入した次第です。

同梱品

まずはWeaArco電動ドライバーの同梱品から紹介していきます。

製品は専用の箱に梱包されています。

箱の大きさはかなり小さくミニ四駆キットの箱と比べてみてもかなりコンパクトになっています。

箱を開封すると収納ケース取扱説明書が入っています。

そして収納ケースを開けると中に電動ドライバー本体・付属品一式が入っています。

付属品はUSB充電ケーブル各種ビット一式があり、最も使用頻度が高いであろうプラスドライバービットはPH0・PH1・PH2・PH3(No.0・No.1・No.2・No.03)が付属しています。

またドライバービットは磁気付きとなっているので、作業時にビスの落下防止を防ぐことができます。


※磁力でくっつくのは鉄製のビスとなっており、ステンレス製のビスはくっつかないので注意してください。

尚、付属しているUSBケーブルは本体充電時に使用するものですが これ単体では充電はできず、充電するためには別途USBアダプタが必要となります。

そして一つだけ使い方が不明なパーツがありました。

キーホルダーが付いていることから電動ドライバーに装着して使うものではなさそうで、あれこれ触ってみると中央部分にプラス・マイナスドライバーがついていることが判明しました。

プラスドライバーの規格はNo.00で、付属している最も小さいビット(No.0)よりもさらに一回り小さいサイズとなります。
ドライバービットで補えないサイズはこの付属品で対応可能ですという粋な計らいということでしょうか。

後日100円ショップに行ったらたまたま見かけたメガネ専用ドライバー(精密ドライバー)と同じ形だったので、やはり電動ドライバーとは直接関係なく、付属ビットでは対応できないビス用に付属している模様です。

外観

ここではWeaArco電動ドライバー製品外観について紹介していきます。

電動ドライバー本体の表面はプラスチック素材となっており、スリーブ(ビット差込口)・回転スイッチ・電源ランプ、充電ポートのフタが付いています。

電源ランプの箇所は一見するとただの出っ張りに見えますが、回転スイッチを押して電動ドライバーが可動すると出っ張りの箇所が緑点灯し、充電中には赤点灯・満充電になると緑点灯という具合にランプが点灯します。

スリーブ(ビット差込口)は6.35mm六角軸に対応しています。

スリーブ反対側のお尻部分にはストラップホールと充電ポートのフタがあります。

フタを開けるとType-Cの充電ポートがあります。

製品仕様

ここではWeaArco電動ドライバー製品仕様について紹介していきます。

サイズ

電動ドライバーの本体サイズは全長14cmでグリップ部分の最も太い箇所が3.5cmとなります。

ミニ四駆ドライバーセットPROと比較すると以下のようになります。


電動ドライバーのサイズ感については人それぞれ感じ方も違うと思いますが、個人的には想像よりも小さく市販の手動ドライバーとさほど変わらない感じでした。

スペック

電動ドライバーの製品スペックは以下となります。

それでは上記スペックを各項目ごとに補足説明を交えて解説していきます。

●モーター電圧・最大トルク・回転速度

モーター電圧とは一言で言うと電動ドライバーのパワー(回転力)であり、この電圧が最大トルクに反映される形となります。

その最大トルクについては値が高い程パワーが強いことになり、電動時(スイッチを押して回す時)で1.5N・手動時(スイッチを押さずに普通のドライバーとして使う時)で10Nとなっており、電動で締められない・緩められないという場合は手動で使うことで より強く締めたり緩めることができるようになります。

また、回転速度については何も負荷を与えてない状態で1分間に回転する値となり、回転速度が高いほどビスを回すスピードが早くなります。

●充電時間・連続使用時間・電源容量

電池周りについては基本的に電源容量に依存する形なり、電源容量が高ければ それだけ連続使用時間も長くなり、最大容量が増えることで充電にかかる時間も長くなります。

連続使用時間が25分~40分とあるのは、比較的硬めのビスを締めたり緩めたりする抵抗で内部モーターに負担がかかる場合に電池の消費が激しくなることで使用時間も減ることから記載時間がブレているのかと思われます。

仮に25分しか使用できないと考えても、25分間も連続で使うことはまずないでしょうし、電動ドライバーを使用しない時に充電しておけば永続的に使用できるわけで、あまり電源容量や使用時間は気にしなくても良いかもしれません。

●充電方式

充電時に使用するポートの形状タイプとなり、現在主流となっているType-Cを採用しています。

尚、本製品に付属しているUSBケーブル以外のUSBケーブルでも充電可能であることを私自身確認しており、もっと長いケーブルで充電したいということであれば他のType-Cケーブルで代用することも可能です。

●重量

メーカーが公表している重量は140gとなっていますが、私の方で本体のみの重量を計測したところ147gと、公表されている数値よりも若干重い結果となりました。
ただ公表されている数値よりも重いと言っても たった7gと使っていて違いに気付かないレベルで、重量を分かりやすく四捨五入して140gと公表したのかもしれません。

対応ビット

基本的には6.35mm六角軸のビットであればどれでも装着可能で、ナットの固定で使用するボックスドライバービットも装着可能です。

ただしビットをスリーブにロックさせるにはくぼみがあるビットに限られます。

くぼみがあるビットであれば付属しているビットはもとより、100円ショップで販売しているビットやネット通販で購入した「ベッセル 3.1mmドリルビット」もロックすることが可能です。

また、くぼみがないビットについてはロックはできないものの 装着して使用することは可能で、あくまでビットが外れないためのロック機能が使えないだけであって、よほど電動ドライバーを激しく振らない限りはロックできないビットでも外れることはないので、6.35mm六角軸のビットであれば使用可能と思ってもらって問題ありません。

使い方

ここではWeaArco電動ドライバーの基本的な使用方法を紹介していきます。

ビットの固定

まずは使用したいビットを電動ドライバー本体に以下の方法で固定します。

①スリーブ(ビット差込口)を指でつまんで引き上げます。

②ビットをスリーブに差し込みます。

③スリーブを手から離してスリーブが根元まで戻ることと、ビットを引っ張っても抜けないことを確認して取り付け完了です。

尚、ビットの差し込み具合が浅すぎたり・深すぎたりするとスリーブの箇所に隙間ができて完全にロックされません。

この場合は この状態でビットを適切な位置になるよう、ビットを押したり引いたりすればスリーブが自動的に下におります。

付属の短いビットは直接スリーブに装着しない

付属しているビットで短いタイプのものがありますが、これらは付属しているソケットビットに取り付けてからスリーブに装着します。



短いビットを直接スリーブに取り付けると、短いビットがスリーブから外せなくなってしまうことがあるので注意しましょう。

操作方法

ビットを取り付けたらあとは電動ドライバーとして使用するわけですが、操作方法は至ってシンプルで回転させたい方のスイッチを押すだけです。

スリーブに近いスイッチが正回転(ビスを締める)でお尻部分に近い方が逆回転(ビスを緩める)となり、スイッチを押している間だけビットが回転します。

使用感

ここでは実際に使用してみて感じたことを紹介していきます。

電動時

まずは電動時の使用感について、回転スイッチを押すことで電動ドライバーが回転するわけですが、他社の電動ドライバーだとスイッチを押してから回転するまでに少しラグがあったり・スイッチを離してから回転が停止するまで僅かに時間がかかるということもあるみたいですが、WeaArco電動ドライバーはスイッチを押した瞬間に回転し・スイッチを離した瞬間に回転が停止するためタイムラグは感じられず違和感なく使える印象です。

回転スイッチの設置位置・スイッチの押しやすさについても、特に押しづらいという印象はありませんでした。

手動時

続いては手動時の使用感について、電動ドライバーでありながら通常の手動ドライバーとして使用も可能で、ビスを回す時の抵抗が比較的少ない状態だと空回りせずに普通の手動ドライバーとまったく同じ感じで使用できますが、ビスを回す時の抵抗が強くなってくると締める時・緩める時いずれも回し始めの最初だけ僅かに空回りする感じでした。

また、手動時には当然回転スイッチを使用する必要がないわけで、手動時にその回転スイッチに触れてしまわないかが心配だったのですが、手動時は本体お尻側の太くなっているグリップ箇所を持った方が回しやすいため 手動時に回転スイッチに触れるということもなく問題なく使用できました。

ただ、グリップ箇所は持ちやすい形状にはなっているもののプラスチック素材のためやや滑りやすいのは否めず、この部分だけでもゴム素材にして欲しかったところではあります。

トルク(ドライバーとしての力)

トルク力については電動で使用した場合は強すぎず弱すぎず適度な力で回転する印象で、手動で硬く締めた箇所も電動のパワーでも緩めることが可能でした。

手動で使用した場合は かなり硬めに締めたり・硬く固定されているものも緩められたりと問題なく使用できました。

また手動時は ビスの固定が硬さすぎると空回りしてそれ以上回せなくなる仕様ですが、ビスの頭が潰れる(なめる)程の硬さぐらいになって初めて空回りするので、それを逆手に取れば手動で回す時に空回りしたら これがビスの頭が潰れるギリギリの範囲ということになり、回し過ぎを防止してくれるストッパーにもなってくれるので地味に助かります。

電動ドリルとしての利用

本製品は6.35mm六角軸ビットであれでどれでも装着可能でドリルビットも例外ではなく、ドリルとしての使用もでき、カーボンステーの穴あけも可能です。

ただし、本製品はあくまでドライバーとしての利用に特化したものであり、インパクトドリルのように押し当てての作業は本来の使用用途とは異なり、そういった使い方はモーターにも負担がかかり故障に繋がることもあるので押し当てて使用するのは極力控えた方が良いです。

仮にドリルとして押し当てて使用するとモーターも早い段階で熱を帯びてくるので、本体が熱くなってきたと感じたら一旦作業を止めてモーターを冷ますことをおすすめします。

製品保証

WeaArco電動ドライバーには製品保証があり、保証期間は購入から1年間となります。

正規の使用用途で使用し保証期間内に故障した場合には無料交換もしくは返金対応が施されます。

問い合わせ方法は保証書に記載しているメールアドレスへ連絡する形となり、対応日は平日のため土日に連絡した場合は返信が多少遅れる可能性があります。

良い点・悪い点

ここではWeaArco電動ドライバーを実際に使用してみて良かった点・悪かった点を紹介していきます。

尚、ミニ四駆の加工などの比較的規模が小さい作業においてどうかというところに重きをおいて評価しております。

良い点

まずはWeaArco電動ドライバーの良い点を紹介していきます。

WeaArco電動ドライバーの良い点

・USB端子がTypeC
・軸ブレが小さい
・ミニ四駆ビスに適したビットが付属している
・1年保証がある

・USB端子がType-C

最近のOA機器のUSB端子の多くはType-Cを採用しており、同じType-Cの機器であれば充電ケーブルも使いまわすことが可能で、WeaArco電動ドライバーの充電に際しても 他のType-C充電ケーブルを流用できるところは評価すべき点かと。

・軸ブレが小さい

基本的には六角軸ビットが装着できるスリーブ式の差し込み口は、六角軸ビットを差し込む際にキツキツにならないようスリーブと六角軸ビットに若干の隙間を設けており、この隙間があるためにビット回転時に僅かなブレが生じます。

このビット・スリーブ間の隙間から生じるブレにプラスして スリーブ自身も回転時にブレがある場合は、これらが相まって回転時にビットが大きくブレることがあります。

この現象は価格が安めの小型電動ドライバーでは多々見られ、それらの商品説明動画などを見るとビットが大きくブレていることが分かります。

そんなブレが大きいのが当たり前でもある小型電動ドライバーの中で、WeaArco電動ドライバーについては非常にブレが少なく、同じ価格帯の電動ドライバーの中ではブレの少なさはトップクラスなのではないかと思っています。

ただ、軸ブレする電動ドライバーは使い物にならないかと言うとそうでもなく、ドライバーとして使用する分には軸ブレが激しかろうがさほど影響はありません。
影響が出るとすればドリルとして使用する場合であって その際は穴の精度が悪くなってしまうことはあるので、他社の電動ドライバーで軸ブレが激しいものは避けたいところではあります。

・ミニ四駆ビスに適したビットが付属している

WeaArco電動ドライバーの付属品にはミニ四駆ビスに対応したドライバーサイズPH1(No.01)が付属しているので、ミニ四駆用のドライバーを所持していない方でもWeaArco電動ドライバーを購入すれば対応ドライバービットも手に入ります。

ちなみに付属ビットは多数ありますが、ミニ四駆で利用ということを考えると他のビットはまず使用することがまずありません。

使用用途によっては他のビットも活躍するかもしれないので、ビットの種類が大いに越したことはありませんが。

・1年保証がある

同じ価格帯の電動ドライバーはメーカー保証がなかったり、保証があっても半年間だったりする中で WeaArcoの電動ドライバーは1年間の保証がついています。

安価な電動ドライバーでは初期不良も少なくないという話で、初期不良はなくても使用してからしばらくしたら故障するというケースもあり、1年保証は そうした不測の事態への保険ともなります。

ちなみにAmazonで購入して初期不良だった場合は購入から1ヶ月以内であればAmazonの方で返金・交換に応じており、メーカー保証がない製品でもAmazonで対処してもらうことは可能です。

悪い点

続いてはWeaArco電動ドライバーの点を紹介していきます。

WeaArco電動ドライバーの悪い点

・滑り止めゴムは付いていない
・スリーブ式のため対応できないビットがある
・他社製品に比べてパワーがやや弱い?
・誤作動することがある
・LEDライトがない

・滑り止めゴムは付いていない

Amazonの商品説明では本体表面はゴム素材と謳っていたので、よくボールペンで使われていたりミニ四駆工具のボックスドライバーの黒い部分で使用されているエラストマー樹脂製のような素材だと思っていました。

しかし実物はプラスチック素材でした…
強いて言うなら回転スイッチ・電源ランプ部分はエラストマー樹脂製のようなゴム素材ではあり、その箇所をゴム素材と言っているだけかもしれないので、グリップ部分がゴム素材だと期待している方は購入の際は注意してください。

ただエラストマー樹脂製のようなゴム素材にデメリットがないと言えばそうでもなく、薄いゴム素材は長期間放置しているベトベトになることもあり、手動で使うにしてもプラスチック素材で特別滑るということもないのでこれはこれでありかなーとは思います。

・スリーブ式のため対応できないビットがある

まず電動ドライバーのビットを差し込み箇所の構造は「スリーブ式」「ドリルチャック式」の2種類があります。

そしてWeaArco電動ドライバーはスリーブ式であり、スリーブ式の場合は以下のベーシックドリル刃セットなどのドリルチャックに対応したものは使用できません。

この点についてはWeaArco電動ドライバーに限らずスリーブ式の差込口の電動ドライバーすべてに共通することとなり、小型 電動ドライバーの大半というかほぼすべてがスリーブ式となります。

ただ、スリーブ式でも上記のビットタイプを装着する方法があり、以下のような別売りのドリルチャックビットを取り付ければ上記のビットも装着することができます。

しかしながら、スリーブとドリルチャックビットの僅かな隙間による軸ブレとドリルチャックビット自体の精度による軸ブレが合わさった場合に軸ブレが酷くなることも予想されるのでわざわざドリルチャックビットを購入するのであれば、タミヤ製の電動ドライバーや比較的大きめの電動ドライバーを購入した方がよいかもしれません。

・他社製品に比べてパワーがやや弱い?

具体的な数値は後述しますが、数値だけ見ると他社製の電動ドライバーよりもトルク値がやや劣るようにも見えます。

それと気になったので製品仕様のところで紹介したトルク値は取扱説明書に記載されていた情報なんですが、外箱の裏面には以下の表記がありました。

表記が中国語のため具体的に何と書いてあるか分かりませんが、推測するに電動時の最大トルク値が1N(取扱説明書では1.5N)、手動時の最大トルク値が8N(取扱説明書では10N)と記載されている可能性があり、そうであったとすると外箱の表記の方がトルク値が低くなります。

どっちの表記が正しいのかはトルク値を計測する機器を使わないと分からず私はそれらの計測器は所持していないため実数が分からないので何とも言えませんが、カタログスペックだけで言うなら他社の電動ドライバーに比べてトルク値はやや劣ることは否めないかと思われます。

仮にトルク値が低くいとしてもビスやナットを緩めたり締めたりする作業にはほぼ影響がないのでミニ四駆などの比較的規模が小さい作業では問題なく使用できます。

ただし、ドリルで使用する場合にはややパワーが弱い事は否めずカーボンに穴をあけることは可能ですが、大型の電動ドライバーと比べると穴をあけるまでの時間が多少かかるので、よりパワーが必要とされるシーンでの利用がメインの方は他の電動ドライバーを購入した方がよいかもしれません。

・誤作動することがある

これについては最初に言っておくと、何も触れていない状態で勝手に電動ドライバーが作動するということではありません。

ここで言う誤作動とは意図しない時に回転スイッチを押してしまい電動ドライバーが回転してしまうことがある ということで、回転スイッチを押すだけで作動する構造であるが故の欠点でもあります。

ではどういった時に誤作動するかというと収納ケースにしまっている時に 収納ケースに何かしらの圧力がかかった時です。
回転スイッチ自体は結構軽いタッチでも作動するため、カバンなどにしまった状態で他の収納物と当たった拍子に回転スイッチオンということもありえます。

ただ作動するのはボタンを押している間だけなので、回転スイッチにかかる圧力がなくなれば停止するので、一度押されたら最後…なんてことにはなりませんのでご安心を。
ただ満員電車とかで他の人と接触した拍子に電動ドライバーが作動というのは恥ずかしいので、カバンなどに収納する際はできるだけ圧迫されない場所に置いておいた方が無難ではあるかと。

ちなみに手動で使用する場合でも回転スイッチに触れる可能性はあるわけですが、手動で使用する際は回転スイッチの箇所は触れずともしっかり回せるので 手動時に誤作動することはまずないかと思います。
ただ人によっては回転スイッチの箇所付近を握った方が手動で使いやすいこともあるので、そういった場合は誤作動してしまうことがあるかもしれません。

・LEDライトがない

LEDライトとは、ビスの先をライトで照らすもので、ビスの先端が暗くて見づらい際に活躍する機能で、他の小型電動ドライバーではLEDライトが付いているものも多数あります。

ただ、個人的にはこのLEDライトは不要で、私もLEDライト付きの電動ドライバーを所持していますが、ミニ四駆の加工においてLEDライトが役立ったということは一度もないのでLEDライトがないからと言って特に不便に感じたことはないです。

普段からLEDライトにはお世話になっているという人は購入を控えた方がよいかもしれません。

他社製品との比較

今回はWeaArco電動ドライバーを紹介してきたわけですが、他社製の電動ドライバーと比較することで本製品の特徴がより分かってくるのかと思い、他社製の電動ドライバーと比較した場合にどう違うのかを紹介していきます。

比較対象とするのは小型 電動ドライバーの中で最も販売数が多く、ミニ四駆界でも使用している人が多いであろう「ベッセル(VESSEL)電ドラボール」としました。

このベッセル(VESSEL)電ドラボールと今回レビューしてきたWeaArco電動ドライバーを各項目ごとに比較した表が以下となります。

次からは上の表の各項目詳細内容を補足説明も交えて解説していきます。

価格

価格については2022年4月現在のAmazon価格を表示しており、いずれも大差はなく小型電動ドライバーでは標準的な価格でお求めやすくなっています。

モーター電圧・最大トルク・回転速度

モーター電圧は同じ値ではありますがトルク値・回転速度についてはカタログスペックで見るとベッセル製の方が全体的に高めとなっているので、パワーが必要とする作業についてはベッセル製の方が向いている模様です。

充電時間・連続使用時間・電源容量

電池容量が同一なことから他の値もほぼ同一になるかと思われましたが、カタログスペックで見るとWeaAcro製の方がベッセル製よりも充電に要する時間が倍かかります。

この時間の違いは次に紹介する充電方式によるものなのか不明ですが、同じ可動時間の製品でも充電時間が1時間であったり90分であったり2時間であったりとばらつきがあるので表記している数値自体が曖昧なのかもしれません。

充電方式

WeaAcro製は比較的新しめの製品ということでtype-C充電となり、結構前から販売されているベッセル製は製品のマイナーチェンジはおこなっているものの充電方式は依然type-Bとなります。

どちらの充電方式が優れているということはないと思いますが、昨今の充電方式の事情を考慮すると今後type-Bは更に減少し充電ケーブルも不要になってくるので、個人的にはtype-Cの方が良いかと思います。

LEDライト

ビットの先をライトで照らす機能で、ベッセル製はLEDライトが搭載されているのでビット先が暗くて見づらい箇所ではベッセル製の方が使い勝手が良くなります。

サイズ・重量

全長はどちらも14cmということでサイズ感としてはいずれも同じと考えて良いかと思います。

グリップ部分はベッセル製の方が厚みがある分、重量もベッセル製の方がやや重くなりますが、この重さの違いで作業中の疲労に影響することもほぼないでしょうから、あまり気にする要素ではないかと。

付属品

WeaAcro製については同梱品のところで紹介したように多数のビットが付属しておりミニ四駆のビスにも対応するPH1(No.1)のビットも付属しています。

それに対してベッセル製はPH2(No.2)のドライバービットのみで、ミニ四駆でも使えなくはないのですが最適なビットサイズではありません。

尚、ミニ四駆以外での利用シーンを考慮するとPH2が最もメジャーなサイズなのでPH2のビット1本で大抵の作業は事足ります。

本体表面素材

WeaAcro製の本体表面素材は製品仕様のところでも紹介したようにプラスチック製であるのに対して、ベッセル製はグリップ部分がゴム製となっており、持ちやすさで言うとWeaAcro製に軍配が上がります。

本体の持ちやすさは必ずしも素材だけで決まるものではなく 持つ人の手の大きさと本体の形状との相性などもあるので、どちらが持ちやすいかは決められませんが、ゴム素材の方が滑りにくいことは間違いないので多数の方はベッセル製の方が持ちやすいと感じるのではないかと思われます。

保証期間

WeaAcro製が1年間、ベッセル製が半年間となり、当然保証期間が長いに越したことはありません。

その他の項目

比較表に記載していない事項として、軸ブレについても少し話をしていこうと思いますが、ベッセル電ドラボールの実物を持っていないので確証はできないものの、ベッセル製の製品が紹介されている動画を見る限りは軸ブレがかなり激しく、軸ブレに関してはWeaAcro製はベッセル製を含む他社の小型電動ドライバーと比較してもかなり優秀な部類に入ると思われます。

ベッセル電ドラボールを含めそれなりにパワーがある製品は多数ありますがドリルビットを使用する際はそのブレによって穴の精度が悪くなる可能性もあり、パワーがあるということだけで購入するのは注意した方が良いかもしれません。

まとめ

以上が2製品の比較となりますが、使用用途によって互いに優れている点も異なり、今回紹介した2品以外にも多数の小型電動ドライバーがあるので、購入候補製品が複数あった場合は上記の比較表のように項目ごとに特徴をピックアップしていきご自身の目的にどの製品が一番マッチしているかを調べると選びやすくなるかもしれませんので、迷った時は上記の表などを参考にして頂ければと思います。

類似製品について

今回紹介しているWeaArco電動ドライバーについては以下のAmazonリンク先から購入が可能となります。

小型 電動ドライバー weaArco【Amazon】

しかし、常に在庫があるという保証もなく、時期によっては在庫切れ、最悪販売終了となることもあります。

そうした購入したくても購入できない時のために、WeaArco電動ドライバーとほぼ同性能である類似製品を2点紹介しておきます。

MINDSPOON 電動ドライバー

一つ目の類似製品は「MINDSPOON 電動ドライバー【Amazon】」です。

似ているというよりも本体ロゴ以外はWeaArco電動ドライバーとまったく同じものかと思われます(笑)

WeaArcoとはのところでWeaArco電動ドライバーはOEM製品の可能性があると言ったのはこの製品があったからで、本体のロゴを張り替えただけの付属品もまったく一緒で同じ製品の可能性が非常に高いです。

しかも価格は本記事を書いている2022年4月現在では通常2,899円から更に値引きされたセール特価2,399円で販売されており かなり安くなっています。

まったく同じものということで当初はこちらの購入も検討していましたが、個人的に製品説明で保証に関する記載がなかったため、価格はやや高いものの1年保証が確実にあるWeaArco製の方を選びました。

そしてWeaArco電動ドライバーを購入してから分かったこととして、保証内容に関する記載は取扱説明書の裏面に記載されており、MINDSPOON電動ドライバーにもデザインが非常に酷似している取扱説明書があり、もしかすると裏面に保証に関する記載があるのかもしれませんが、こればっかり実物を見てみないと保証の有無の確証は取れません。

保証の有無は気にせずとにかく安いものが欲しいということであればMINDSPOON製も十分ありかと思います。

Umimile 電動ドライバー

二つ目の類似製品は「Umimile 電動ドライバー【Amazon】」です。

こちらはWeaArco電動ドライバーとは若干形は違うものの、製品スペック・付属品・回転ボタンの形状が非常に類似していることから本体内部の構造はWeaArco電動ドライバーとほぼ同一なのではないかと思われます。

唯一決定的に違うのはスリーブの構造で、WeaArco製のスリーブはビットのくぼみを使ってロックしますが、Umimile製は磁気の力でビットをロックさせるのでビットのくぼみは必要ありません。
ただ、ビットのくぼみが不要ではあるものの、このスリーブの作りはややチープにも見えるので軸ブレが心配なところではあります。

それとこの製品も保証がついているかどうかが不明確ではあるですが、購入者のレビュー画像を見ると取扱説明書が付属しているみたいで もしかするとこれに保証内容が記載されているかもしれません。

そんな少し未知数なところもある製品ではありますが、こちらも価格が2022年4月現在で通常価格2,680円から更に値引きされたセール特価価格2,278円とかなり安くなっているので、とにかく安いものが欲しいということであればUmimile製の購入を検討してみるのもいいかもしれません。

まとめ

最後にWeaArco電動ドライバーの個人的に評価の結論を述べていきますが、本製品を一言でいうと

電動ドライバー界のダークホース、自信をもっておすすめできる一品!

私自身この製品を購入するに当たって、購入前に出来る限り情報を収集しておきたいと思ってネットの様々なサイト(ブログ・動画)など探しましたが、結局見つかったのがAmazonレビューだけで情報には乏しい状態でした…
そんな情報不足の中で不明確な製品ではあったもののUSB Type-C対応や1年保証付きといったことも踏まえて、敢えてチャレンジしてみたわけですが、結果的に買って大正解だったと思っています。

当然不満点がまったくないということもでなく悪い点でも記載したような不満部分もあります。
ただ、それ以上に使い勝手の良さやミニ四駆加工との相性の良さがあり値段相応もしくは値段以上の価値がある製品だと思っています。

知名度の低い製品ではあるものの個人的にはかなりおすすめな製品ということで、本記事で紹介した次第ですが、当然すべての人が必ずしも満足する製品というわけでもなく使用目的によっても最適な製品も変わってくるので、本記事を参考に自分にあった電動ドライバーを見つけてくれればこれ幸いです。

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