今回はミニ四駆 グレードアップパーツの新製品であるローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm)&カーボン強化ホイール(フィン)の製品情報を紹介していきます。
製品仕様から製品の良い点・悪い点など ミニ四駆で遊んでいる人には必見の内容となります。
製品紹介
ここでは「ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm)&カーボン強化ホイール(フィン)」に関する製品情報を紹介していきます。
製品情報
本製品はローフリクション小径ローハイトタイヤx4枚とフィンタイプホイールx4本 で構成されたグレードアップパーツとなります。
発売日は2024年11月2日(土)発売予定で、価格は440円(税込み)となります。
また、アイテムNo.は「15534」となっており、通常品という分類となります。
本製品は幾度となく発売?延期?発売未定?という情報が交錯していましたが、満を持してタミヤ公式から発売アナウンスがあり 正式に販売されることが決定しました。
現状、DMM通販サイトでは事前予約受付中で、以下の製品名をタップするとDMM販売ページへ飛ぶことができます。
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タイヤの種類
ここでは、本製品の仕様・性質を知るために タイヤの種類について解説していきます。
まず、製品名となっている ローフリクションはタイヤの素材を示し、ローハイトはタイヤの形状を示します。
次からタイヤの素材と形状について、それぞれ個別で解説していきます。
タイヤの素材
ミニ四駆のタイヤの素材に関しては種類及び硬さ・グリップ力は以下となります。
上記の表を見て分かるように、ローフリクションタイヤはミニ四駆のタイヤの中では最も固く・最もグリップ力が低いタイヤとなります。
※タイヤの硬さ・グリップによる走りへの影響については後述する『ローフリクションが好まれる理由』にて詳しく解説していきます。
尚、タイヤの種類は上記以外にもスポンジがありますが、他のタイヤとは逸した素材のため今回の説明からは除外しています。
タイヤの形状
ミニ四駆のタイヤの形状は主に以下の4タイプとなります。
各タイヤの特徴については本記事では省略しますが、肝心のローハイトタイヤが上の一覧画像にありません…
それもそのはずで、ローハイトタイヤはスリックタイヤと同じく路面との接地面が平らな形状のタイプとなるからです。
ただ、名称が違うようにローハイトタイヤとスリックタイヤには決定的な違いがあり、それはタイヤの厚さです。
上の画像を見て分かるようにローハイトタイヤはスリックタイヤよりも薄くなっています。
※タイヤの薄さによる走りへの影響については後述する『ローフリクションが好まれる理由』にて詳しく解説していきます。
それと、ローハイトタイヤとスリックタイヤは厚さの違い以外にも それらを装着するホイールの直径も変わってきます。
ローハイトタイヤに適応したホイールは、基本的に「ローハイトタイヤ用」と明記されています。
ローフリクションが好まれる理由
ローフリクションタイヤの人気の理由は ずばり「硬さ・薄さ」と「グリップの低さ」です。
前述したようにローフリクションは 現状ミニ四駆のタイヤの中では最も硬く・薄くグリップが低いタイヤとなります。
まず、タイヤが硬く薄いとマシンがジャンプした後の着地で跳ねにくくなります。
昨今のミニ四駆コースレイアウトは基本的にジャンプセクションが存在し、ジャンプ&着地は避けることができません。
このジャンプ後の着地を安定させてくれる1つの要素となるのがタイヤの硬さ・薄さであり、現代ミニ四駆においては非常に重宝される特性とも言えます。
ちなみに「タイヤが厚くて柔らかい方が着地時の衝撃を吸収して跳ねないのでは?」と思われる方もいるかもしれません。
着地した瞬間、タイヤが厚くて柔らかいと確かに衝撃を一時的に吸収するのですが、その直後に衝撃エネルギーを反発するので結果的に弾んで(跳ねて)しまいます。
次にグリップが低いと滑りやすくなります。
滑りやすい=摩擦抵抗が少ない ということになるんですが、この摩擦抵抗が少ないという点がミニ四駆の走行においてはメリットになります。
ミニ四駆のコースは直線のみのコースを除いて必ずコーナーがあり、このコーナーの走行は摩擦抵抗が少ない方が速くなると言われています。
というのも、ミニ四駆は常に直進しかできず コーナーで曲がっているのはフェンス(壁)があるからで、曲がって走るのではなくフェンスに沿って滑っているという表現が正しいかもしれません。
そんなコーナーリングでタイヤのグリップ力が強く摩擦抵抗が高くなってしまうと、マシンが滑りにくくなりコーナーで減速してしまいます。
逆にグリップ力が低く摩擦抵抗が少ないと、マシンが滑るように走ってくれるための減速が減り より速くコーナーを抜けることができます。
一点注意して欲しいのは 必ずしもグリップ力が低い方が有利でないということです。
直線走行においては距離にもよりますが、グリップ力が強い方が有利とされており、コースレイアウトによっては摩擦抵抗が強い方が良いというケースもあります。
ただ、昨今のミニ四駆公式大会のコースレイアウトを考慮すると、やはりグリップ力が少ないタイヤの方が有利という傾向ではあります。
製品の良い点
ここでは「ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm)&カーボン強化ホイール(フィン)」の良い点について紹介していきます。
通常品番である
ミニ四駆のグレードアップパーツは通常品と限定品の2種類があります。
通常品はアイテムNo.に「1」から始まる数字が割り振られており、その名の通り 製造中止ならない限り常時生産されています。
限定品はアイテムNo.に「9」から始まる数字が割り振られており、その名の通り 数量限定の販売となり ものによっては非常に入手困難になることがあります。
そして、本製品のアイテムNo.は「15534」となっており、通常品に該当します。
ローフリクション小径ローハイトタイヤは非常に有能なパーツにも関わらず、これまでは限定品のみの販売だったこともあり購入できずに歯がゆい思いをしてきた方も多かったのではないでしょうか。
その人気だったローフリクション小径ローハイトタイヤが通常品となったことで、発売日や数量を気にせずに購入できるということは非常に喜ばしいことかと。
ただ、通常品とは言え人気アイテムであるので、発売直後はしばらく在庫切れの状態が続くと思われます。
価格がリーズナブル
本製品は価格が440円(税込み)となっており、お求めやすい価格である点もおすすめポイントです。
2024年3月頃に発売された色違いの「ローフリクション ローハイトタイヤ」は2枚で220円(税込み)でした。
本製品はタイヤ4枚で440円である上に、小径フィンホイールも4枚付属しています。
そのフィンホイールもタイヤと同様に公式レースでも活躍するパーツでもあり、無駄なパーツがない構成とも言えます。
こうした重要パーツがリーズナブルな価格が入手できるのは、少ない予算でやり繰りしている人にとっては喜ばしいことなのではないでしょうか。
カラーバリエーションが増える
これまでローフリクションタイヤの色と言えばマルーン(赤っぽい色)が定番でした。
マルーン色とは紫がかった赤っぽい色のことを指しますが、ミニ四駆界隈では赤色と認知している人が多いので、以後 赤色ということで話を進めていきます。
このことからローフリクションタイヤと言えば赤色だったわけですが、マシンのカラーリングにこだわる人にとってはタイヤの色の選択肢がないという欠点がありました。
そもそも車のタイヤの色は黒が基本であり、ミニ四駆で実車系のマシンを作りたいと思った場合にタイヤが赤色だと統一感が欠けるという悩みもあったのではないでしょうか。
そうしたタイヤの色にもこだわる人にとっては、今回の黒いローフリクションタイヤの発売は非常に喜ばしいことかと。
ただ、カラーバリエーションが増えるとは言ったものの今回通常品として販売されるローフリクションタイヤは黒色のみなわけで、別に赤色も通常品として販売されるわけではありません。
赤のローフリクション(限定品)は定期的に再販されており、また近いうちに購入するチャンスがあるかもしれないので、赤色も欲しいという方はタミヤからの情報の定期チェックをお忘れなく。
製品の悪い点
ここでは「ローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm)&カーボン強化ホイール(フィン)」の悪い点について紹介していきます。
シャフトの抜き挿しが固い
ここでの話はホイールに関連する話題となります。
本製品のホイールのタイプは以下の画像のようにフィンデザインホイール(以下 フィンホイール)となります。
そして、このフィンホイールは基本的にシャフトの抜き挿しが硬くなっています。
説明書通りにシャフトを抜き挿しするのであれば、特別硬いと感じることはなく、何も問題なく使用できます。
問題なのはホイール貫通をした場合です。
ホイール貫通に関する詳細情報は本記事では省略しますが、ホイール貫通は昨今のミニ四駆において基本改造の1つと言われているぐらい普及している改造です。
そのホイール貫通をした際にフィンホイールはシャフトの抜き挿しが非常に硬くなります。
シャフトを挿すのは百歩譲って比較的楽とも言えますが、抜くのは かなり困難で 力が弱いと抜くのに苦戦すること間違いなしです…
ただ、シャフトを抜くのが困難という理由でフィンホイールを避けてしまうのは勿体ないわけで、シャフト抜きを簡単にする方法も紹介しておきます。
そのシャフト抜きを簡単にする方法は、シャフト抜きに特化した治具であるホイールプーラーを使用することです。
ホイールプーラーに関しては 残念ながらタミヤからは販売されていないため、他社から販売されているものを購入する必要があります。
ただ、これにも1つ問題があり、それは各社が出しているミニ四駆用のホイールプーラーが軒並み高額であることです…
そうした価格面でお悩みの方におすすめなのが、安価(1,000円未満)で作れる私オリジナルのホイールプーラーです。
これを使えばシャフト抜きが硬いとされるフィンホイール・ディッシュホイールなどからも簡単にシャフトが抜けるようになります。
自作ホイールプーラー作成に必要なアイテム及び作り方・使い方については以下の記事にて詳しく解説しているので、興味がある方はこちらをご参照ください。
見分けがつきにくくなる
昨今のミニ四駆において使用率が高いタイヤの素材はローフリクションとスーパーハードの2種とも言えます。
そのスーパーハードタイヤの色は現状は黒色しか存在しておらず、今回販売されるローフリクションタイヤと同じ色ということになります。
そうなってくると困るのがローフリクションとスーパーハードの見分けがつきにくくなることです。
ローフリクションとスーパーハードはタイヤの硬さが違うので、直に触れればどちらのタイヤであるか確かめることができます。
しかし、双方のタイヤの硬さは非常に似ており、さらにはペラタイヤ加工して薄くすると 硬さの違いがより一層分かりづらくなります…
こうしたことから、普段からローフリクションとスーパーハードを併用して使っている人は、双方を混合してしまわないよう注意が必要になるかと。
まとめ
今回紹介してきたローフリクション小径ローハイトタイヤ(26mm)&カーボン強化ホイール(フィン)は非常に買いの製品であり、ミニ四駆を遊んでいる人なら必ず購入しておきたいところです。
そして、今回は通常品ということもあって、焦って購入する必要はありません。
ただ、通常品ではあるものの人気が高い製品となっており、発売直後(2024年11月頃)はしばらく入手困難な状態が続くことが予想されます。
人気製品であるが故に、発売当初は転売目的の人がプレ値で販売する可能性もありますが、あくまで本製品の定価は440円(税込み)であることをお忘れなく。
また、通常品ということで発売後はタミヤオンラインショップでも購入することができるかもしれないので、欲しい方はこちらもチェックすることをおすすめします。
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