Umimile 小型 電動ドライバー レビュー

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今回はUmimile(ユミマイル)の小型電動ドライバーのレビューをしていきます。

製品の外観や仕様から、実際にミニ四駆を加工作業等で使ってみて分かった良い点・悪い点など突っ込んだ内容にも触れていきます。

ミニ四駆の加工作業に限らず その他の用途にも活用できる製品なので、ミニ四駆以外の目的で電動ドライバーの購入を検討している方も必見の内容となっています。

目次

電動ドライバーの必要性

商品紹介の前に、なぜミニ四駆に電動ドライバーが必要なのかを説明していきます。

基本的にミニ四駆をはじめ 各ホビーの作成でドライバーを使うシーンはありますが、昨今はドライバーなどの工具類を一切使用せずに組み立てができるプラモデルを筆頭に 小さな子供でも作れるように工具無しで比較的簡単に作れるホビーが増えてきています。

ミニ四駆も比較的簡単に作れる部類のホビーであり、ニッパーだけでマシンの土台はほぼ完成し、あとはローラー等の取り付けにドライバーを少し使うぐらいで、わざわざ電動ドライバーを使うまでもないように思えます。

しかし、ミニ四駆の改造を本格的に始めると一番最初の組み立て時とは打って変わって、ビス(ネジ)を使う機会が非常に増えドライバーの使用頻度が格段に増します。

そしてこのビス止めが地味にしんどいんです…(笑)

短いビス止めならまだしも、長いビスをシャーシに固定したりロックナットを深く締める作業などは時間がかかる上に腕にも結構な負担で、長い時間続けている腕がパンパンになったりもします(笑)

そうした手動では大変な作業も電動ドライバーを使うことによって作業が格段に早くそして楽になり、ミニ四駆の改造作業の効率アップも見込めます。

そうしたことからミニ四駆改造をより効率的に進めるためにも電動ドライバーは持っておきたい工具でもあり、今回はその電動ドライバーの中でも扱いやすい小型タイプの製品を紹介していきます。

製品レビュー

まずは今回紹介するUmimile 小型 電動ドライバーの基本的な情報を紹介していきます。

Umimileとは

Umimile(ユミマイル)とは今回レビューする電動ドライバーのブランド(メーカー)名であり、家電製品・消耗品・生活雑貨・オフィス用品などを取り扱う中国のメーカーで、日本においては2017年からAmazonと楽天店舗で販売を開始しています。

現時点では日本での知名度は高くはありませんが取り扱う製品のジャンルが豊富で価格も全体的にリーズナブルなことから、今後日本でも徐々にメジャーになってくるブランドかもしれません。

電動ドライバー界隈での知名度も決して高いとは言えなく、どちらかと言えばマイナーなメーカーで脚光は当たってはいませんが、様々な電動ドライバーを検索・調査した結果 私自身が電動ドライバーに求めている要件を十二分に満たしてくれているのがこのUmimileの小型 電動ドライバーということから購入に至った次第です。

同梱品

まずはUmimile電動ドライバーの同梱品から紹介していきます。

製品は最初から収納ケースに梱包されている状態となります。

ケースの大きすぎず小さすぎずと言ったところで ミニ四駆キットの箱と比べると以下のようになります。

外出先で本製品を使いたい場合はこの収納ケースごと持ち運ぶことが可能ですが、収納ケースにデカデカと「電動ドライバー」と書かれているのが恥ずかしいということであれば収納ケースのパッケージを簡単に取り外すことができるので無地の収納ケースにすることも可能です。

収納ケース内には電動ドライバー本体・付属品一式と取扱説明書が入っています。

付属品はUSB充電ケーブル各種ビット一式があります。

付属しているビットについては以下となり、最も使用頻度が高いであろうプラスドライバービットはPH0・PH1・PH2・PH3(No.0・No.1・No.2・No.03)が付属しています。

またビットはすべて磁気付きとなっているので、作業時にビスの落下防止を防ぐことができます。


※磁力でくっつくのは鉄製のビスとなっており、ステンレス製のビスはくっつかないので注意してください。

尚、付属しているUSBケーブルは本体充電時に使用するものですが これ単体では充電はできず、充電するためには別途USBアダプタが必要となります。

外観

ここではUmimile電動ドライバー製品外観について紹介していきます。

電動ドライバー本体の表面は一部を除きゴム素材となっており、ビットホルダー(ビット差込口)・回転ボタン・スイッチ・電源ランプ、充電ポートのフタが付いています。

ビットホルダー(ビット差込口)は6.35mm六角軸に対応しており、ビットホルダーの周りにLEDライトがあります。

LEDライトは回転ボタンを押している間だけ点灯する仕様となっています。

ビットホルダー反対側のお尻部分にはストラップホールと充電ポートのフタがあります。

フタを開けるとType-Cの充電ポートがあります。

製品仕様

ここではUmimile電動ドライバー製品仕様について紹介していきます。

サイズ

電動ドライバーの本体サイズは全長約14cmでグリップ部分の最も太い箇所が約3.6cmとなります。

ミニ四駆ドライバーセットPROと比較すると以下のようになります。


電動ドライバーのサイズ感については人それぞれ感じ方も違うと思いますが、個人的にはそれほどかさばる大きさでもなく市販の手動ドライバーとさほど変わらない印象です。

スペック

Umimile電動ドライバーの製品スペックは以下となります。

それでは上記スペックを各項目ごとに補足説明を交えて解説していきます。

●モーター電圧・最大トルク・回転速度

モーター電圧とは一言で言うと電動ドライバーのパワー(回転力)を示し、この電圧が最大トルク値に反映される形となります。

その最大トルクについては値が高い程パワーが強いことになり、電動時(スイッチを押して回す時)で1.5N・手動時(スイッチを押さずに普通のドライバーとして使う時)で10Nとなっており、電動で締められない・緩められないという場合は手動で使うことで より強く締めたり緩めることができるようになります。

また、回転速度については何も負荷を与えてない状態で1分間に回転する値となり、回転速度が高いほどドライバーが回るスピードが早くなります。

●充電時間・連続使用時間・電源容量

電池周りについては基本的に電源容量に依存する形なり、電源容量が高ければ それだけ連続使用時間も長くなり、最大容量が増えることで充電にかかる時間も長くなります。

連続使用時間が25分~40分とあるのは、比較的硬めのビスを締めたり緩めたりした際は内部モーターに負担がかかり電池の消費が激しくなることで使用時間も減ることから記載時間がブレているのかと思われます。

仮に使用時間が25分だと考えても それだけの時間連続で使う必要もまずないでしょうし、仮に使い切っても充電すればいいだけの話で あまり電源容量や使用時間は気にしなくても良いかもしれません。

尚、充電時間については3A(アンペア)以上出力ができる充電アダプタを使用した場合となり、3A未満の充電アダプタを使用した場合の充電時間は1~2時間となります。

●充電方式

充電時に使用するポートの形状タイプとなり、現在主流となっているType-Cを採用しています。

尚、本製品に付属しているUSBケーブル以外のUSBケーブルでも充電可能であることを確認済みで、より長いケーブルで充電したいということであれば他のType-Cケーブルで代用することも可能です。

●重量

メーカーが公表している重量は145gとなっていますが、私の方で本体のみの重量を計測したところ163gと、公表されている数値よりも少し重い結果となりました。
ただ公表されている数値よりも重いと言っても 20gほどの差であり 145gも163gも使っていて違いに気付かないレベルの重さでしょうから これが購入の判断材料になることはないかと。

対応ビット

基本的には6.35mm六角軸のビットであればどれでも装着可能で、ナットの固定で使用するボックスドライバービットも装着可能です。

使い方

ここではUmimile電動ドライバーの基本的な使用方法を紹介していきます。

ビットの装着

まずは使用したいビットを電動ドライバー本体に以下の方法で固定します。

①使用したいビットをビットホルダーに差し込みます。

②ビットを奥まで差し込むと「カチッ」と音が鳴り磁力でビットが固定されるので、ビットを軽く引っ張り 抜けないことを確認して完了です。


非常にシンプル且つ簡単なビット装着手順で、説明不要というぐらい直感でできる手順となります。

付属している短いビットは直接ビットホルダーに装着しない

付属しているビットで短いタイプのものがありますが、これらは付属しているソケットビットに取り付けてからスリーブに装着します。

短いビットを直接ビットホルダーに装着することも可能ですが、装着してしまうとビットホルダーから取り外すのが大変になるのでくれぐれも短いビットを直接装着させないよう注意しましょう。

操作方法

ビットを装着させたら使用したい回転方向にスイッチをスライドさせます。

スイッチをスライドさせたら回転ボタンを押すとビットが回転し、同時にLEDランプが点灯します。

ビットの回転は回転ボタンを押している間だけなので、回転を止めたいときは回転ボタンを離すだけでOKです。

尚、スイッチがニュートラル状態の時に回転ボタンを押してもビットは回転せず、LEDランプが点灯するのみとなります。

使用感

ここでは実際に使用してみて感じたことを紹介していきます。

電動時

まずは電動時の使用感について、umimile電動ドライバーはスイッチを押した瞬間に回転し・スイッチを離した瞬間に回転が停止するためタイムラグなく違和感なしで使える印象です。

他社の電動ドライバーだとスイッチを押してから回転するまでに少しラグがあったり・スイッチを離してから回転が停止するまで僅かに時間がかかるということもあるみたいですが、umimile電動ドライバーではそうしたストレスは感じません。

回転ボタンの設置位置・ボタンの押しやすさについても、快適に使用できる印象です。

手動時

続いては手動時の使用感について、電動ドライバーでありながら通常の手動ドライバーとしても使用でき、ビスを回す時の抵抗が比較的少ない状態だと空回りせずに普通の手動ドライバーとまったく同じ感じで使用できますが、ビスを回す時の抵抗が少し強い時は締める時・緩める時いずれも回し始めの最初だけ僅かに空回りする感じでした。

手動ドライバーとして握りやすさについては本体表面素材が一部を除き全面的にゴムとなっているため、手にフィットしやすく使い勝手は良好です。

また、手動時には当然回転ボタンを使用する必要がないわけで手動時にその回転ボタンに触れる可能性もありますが手動時にも特に触れることもないボタン配置となっており、仮に回転ボタンに触れる持ち方をしていたとしてもスイッチをニュートラルにしておけば誤作動する心配もないので、このスイッチの仕様は助かります。

トルク(ドライバーとしての力)

トルク力については電動で使用した場合は強すぎず弱すぎず適度な力で回転する印象で、手動で硬く締めた箇所も電動のパワーでも緩めることが可能でした。

手動で使用した場合は かなり硬めに締めたり・硬く固定されているものも緩められたりと通常のドライバーに匹敵するトルク力を感じました。

電動ドリルとしての利用

本製品は6.35mm六角軸ビットであれでどれでも装着可能でドリルビットも例外ではなく、ドリルとしての使用もでき、カーボンステー等の穴あけ・穴拡張も可能です。

ただし、本製品はあくまでドライバーとしての利用に特化したものであり、インパクトドリルのように押し当てての使用は本来の使用用途とは異なり、そういった使い方はモーターにも負担がかかり故障に繋がることもあるので押し当てて使用するのは極力控えた方が良いです。

仮にドリルとしてドライバー本体を押し当てて使用するとモーターも早い段階で熱を帯びてくるので、本体が熱くなってきたと感じたら一旦作業を止めてモーターを冷ますことをおすすめします。

製品保証

Umimile電動ドライバーには製品保証があり、保証期間は購入から半年間となります。

正規の使用用途で使用し保証期間内に故障した場合には無料交換もしくは返金対応が施されます。

問い合わせ方法は保証書に記載しているメールアドレスへ連絡する形となり、対応日時は祝祭日を除く月~金の10:00~12:00、14:00~18:00となります。

※連絡手段はメールとなるので上記の時間外でもメール送信は可能で、こちらからのメールを確認したり返信したりする時間が上記の時間帯となります。

良い点・悪い点

ここではUmimile電動ドライバーを実際に使用してみて良かった点・悪かった点を紹介していきます。

尚、ミニ四駆の加工などの比較的規模が小さい作業においてどうかというところに重きをおいて評価していきます。

良い点

まずはUmimile電動ドライバーの良い点を紹介していきます。

Umimile電動ドライバーの良い点
  • USB端子がTypeC
  • ミニ四駆ビスに適したビットが付属している
  • 表面がゴム素材
  • スイッチのおかげで誤作動しない

・USB端子がType-C

最近のOA機器のUSB端子の多くはType-Cを採用しており、同じType-Cの機器であれば充電ケーブルも使いまわすことが可能で、Umimile電動ドライバーの充電に際しても 他のType-C充電ケーブルを流用できるところは大いに評価できる点となります。

・ミニ四駆ビスに適したビットが付属している

Umimile電動ドライバーの付属品にはミニ四駆ビスに対応したドライバーサイズPH1(No.01)が付属しているので、ミニ四駆用のドライバーを所持していない方でもUmimile電動ドライバーを購入すれば対応ドライバービットも同時に手に入れることができます。

ちなみに付属ビットは多数あり使用用途によっては他のビットも役立つことがあるかもしれませんが、ミニ四駆で利用ということを考えると他のビットはまず使用することがまずないかと。

それでもビットの種類が豊富に越したことはありませんが。

・表面がゴム素材

製品外観の項目でも紹介したように本体の表面は一部を除き基本的にゴム素材となっており、ミニ四駆工具のボックスドライバーの黒い部分で使用されているエラストマー樹脂製となっています。

これによりグリップ力が増し電動ドライバーとしてもそうですし手動ドライバーとしての使いやすく形となっています。

唯一 エラストマー樹脂製の欠点として、長期間放置すると表面がベトベトになる現象があり この機器でもそれが起きるのかどうかが心配でもありますが、本当にそうなるかも確定しているわけではありませんし、付属の収納ケースに入れて保管しておけばまず問題ないかと。

まー5年とか10年放置していたら表面がベトベトになってしまうかもしれませんが、それぐらい使っていないのであれば廃棄時なのかもしれません。

・スイッチのおかげで誤作動しない

本製品はスイッチをニュートラル状態にしておくことで回転ボタンを誤って押してしまっても誤作動を防ぐことができます。

付属している収納ケースはプラスチック製でこれにしまっておけば回転ボタン自体押されることはないのでそれほど重要な仕様でないと思われがちですが、収納ケースを使わずに持ち歩く際には重宝される仕様となります。

ただスイッチが何かの拍子でスライドしてしまうと誤作動の原因となるので、絶対に誤作動しないとは言い切れませんが、スイッチも簡単にスライドするものでもなく ある程度の力が加わらないとスライドしないので誤作動することもそうそうないかと思われます。

悪い点

続いてはUmimile電動ドライバーの点を紹介していきます。

Umimile電動ドライバーの悪い点
  • やや軸ブレする
  • スリーブ式のため対応できないビットがある
  • 保証が半年しかない

・やや軸ブレする

六角軸ビットが装着できるスリーブ式の差し込み口は、六角軸ビットを差し込む際にきつくならないようスリーブと六角軸ビットの間に若干のスペースを設けており、このスペースがあることによりビット回転時に僅かなブレが生じます。

このビット・スリーブ間のスペースから生じるブレにプラスして スリーブ自身も回転時にブレがある場合は、これらが相まって回転時にビットが大きくブレることがあります。

本機についてもそれらの事象は例外ではなくビット回転時にはブレが生じますが、それほどブレが激しいということはなく個人的に本機のブレは許容範囲ではないかと思っています。

この現象は価格が安めの小型電動ドライバーでは多々見られ、それらの商品説明動画などを見ると本機以上にビットが大きくブレているものも多々見受けられます。

ただ、軸ブレする電動ドライバーは使い物にならないかと言うとそうでもなく、ドライバーとして使用する分には軸ブレが激しかろうがさほど影響はありません。

影響が出るとすればドリルとして使用する場合であって その際は穴の精度が悪くなってしまうことはあるので、ドリルをメインで使用されることを考えている方はなるべく軸ブレが小さいものを選びたいところではあります。
(ただしドリルとして使用は本来の使用目的ではないので注意してください)

・スリーブ式のため対応できないビットがある

まず電動ドライバーのビットを差し込み箇所の構造は「スリーブ式」「ドリルチャック式」の2種類があります。

そしてumimile電動ドライバーはスリーブ式であり、スリーブ式の場合は以下のベーシックドリル刃セットなどのドリルチャックに対応したものは使用できません。

この点についてはumimile電動ドライバーに限らずスリーブ式の差込口の電動ドライバーすべてに共通することとなり、小型 電動ドライバーは基本的にスリーブ式となります。

ただ、スリーブ式でも以下のような別売りのドリルチャックビットを取り付ければ上記のビットも装着することができます。

上のドリルチャックビットを使用する際の注意点として、スリーブとドリルチャックビットの僅かな隙間による軸ブレとドリルチャックビット自体の精度による軸ブレが合わさった場合に軸ブレが酷くなる可能性も高くなります。

そうしたことを考慮するとドリルとして使用したいのであれば、わざわざドリルチャックビットを購入せずに、最初からタミヤ製の電動ドライバーや比較的大きめの電動ドライバーを購入した方がよいかもしれません。

・保証が半年しかない

本製品の保証期間は半年(6ヶ月)となります。

これは見方によっては良い点としても捉えらるわけで、保証が付いていること自体は良いことでわざわざ悪い点として取り上げることもなかったのですが、以前購入した電動ドライバーの保証が1年ということもあり 敢えて悪い点としてリストアップさせてもらいました。

私個人的には悪い点としましたが、これが理由で購入を留める必要もないですし、この保証期間が適切かどうかも自分が手にした機体次第なところもあり運要素でもあるので どう捉えるかはあなた次第かもしれません。

他社製品との比較

今回はUmimile電動ドライバーを紹介してきたわけですが、他社製の電動ドライバーと比較することで本製品の特徴がより分かってくるのかと思い、他社製の電動ドライバーと比較した場合にどう違うのかを紹介していきます。

比較対象とするのは小型 電動ドライバーの中で最も販売数が多く、ミニ四駆界でも使用している人が多いであろう「ベッセル(VESSEL)電ドラボール」としました。

このベッセル(VESSEL)電ドラボールと今回レビューしてきたUmimile電動ドライバーを各項目ごとに比較した表が以下となります。

次からは上の表の各項目詳細内容を補足説明も交えて解説していきます。

価格

価格については2022年5月現在のAmazon価格を表示しており、いずれも大差はなく小型電動ドライバーでは標準的な価格でお求めやすくなっています。

モーター電圧・最大トルク・回転速度

モーター電圧・回転速度は同じ値ではありますがトルク値についてはベッセル製の方が電動時に関しては高めとなっているので、パワーが必要とする作業についてはベッセル製の方が向いているかもしれません。

充電時間・連続使用時間・電源容量

電池容量が同一なことから連続使用時間も大差がないと思われますが、充電に要する時間に関してはumimile製の方が優れています。

これは後述する充電方式の違いによるものかと思われますが、充電時間については別途購入が必要な充電アダプタにも依存してくるので 充電アダプタの性能によっては両製品の充電時間もほぼ同じになる可能性があります。

充電方式

umimile製は比較的新しめの製品ということでtype-C充電となり、結構前から販売されているベッセル製の充電方式はtype-Bとなります。

どちらの充電方式が優れているということはないと思いますが、昨今の充電方式の事情を考慮すると今後type-Bは更に減少し充電ケーブルも不要になってくるので、個人的にはtype-Cの方が良いかと思います。

ちなみに値段は少々高くなりますがベッセルからも2022年4月にtype-cに対応した電ドラボールプラス 220USB-P1という製品が販売されました。

LEDライト

ビットの先をライトで照らす機能で、いずれの製品にもLEDライトが搭載されています。

サイズ・重量

全長はどちらも14cmということと重量もほぼ同一のため、使用感もほぼ同じと考えて良いかと思います。

付属品

umimile製については同梱品のところで紹介したように多数のビットが付属しておりミニ四駆のビスにも対応するPH1(No.1)のビットも付属しています。

それに対してベッセル製はPH2(No.2)のドライバービットのみで、ミニ四駆においては最適なビットサイズではありませんがミニ四駆以外の利用シーンで考えるとPH2が最もメジャーなビットサイズでもあります。

本体表面素材

いずれの製品も本体表面はゴム製となっています。

同じゴムでもベッセル製の方がやや厚みがある感じなので、持ちやすさで言えばベッセル製の方が少し優れているかもしれません。

保証期間

いずれの製品も保証期間は半年間となっています。

その他の項目

比較表に記載していない事項として、軸ブレについても少し話をしていこうと思いますが、ベッセル電ドラボールは小型電動ドライバーの中での比較的軸ブレが激しい部類にはいるかと思われます。

他のレビューサイトやレビュー動画ではベッセル電ドラボールの軸ブレについてスルーしていることが多々見受けられますが、軸ブレ
(まー元々重要な要素ではないのかもしれませんが…)

それに対してumimile製も軸ブレはあるもののベッセル製と比較すると軸ブレは小さく、その点に関してはumimile製が優れているとも言えます。

軸ブレについて重視するか否かは使用用途にもよるので、必ずしも軸ブレが大きい製品が駄目ということでもありませんが、ベッセル電ドラボールを含めそれなりにパワーがある製品は多数あるもののドリルビットを使用する際はそのブレによって穴の精度が悪くなる可能性もあり、パワーがあるということだけで購入するのは注意した方が良いかもしれません。

まとめ

以上が2製品の比較となりますが、使用用途によって互いに優れている点も異なり、今回紹介した2品以外にも小型電動ドライバーは多数あるので、購入候補製品が複数あった場合は上の比較表のように項目ごとに特徴をピックアップし ご自身の使用用途に一番適したものを選んで頂ければと思います。

まとめ

最後にUmimile電動ドライバーの個人的に評価の結論を述べていきますが、本製品を一言でいうと

電動ドライバー界の隠れた名品、自信をもっておすすめできる一品!

以前、別の電動ドライバー(WeaArco 小型 電動ドライバー)をレビューし、そちらも本製品と同様に大いに評価できる機器であり それで満足していたんですが、たまたま本製品を見つけ調べるうちにこちらも魅力的な機器であることが分かり、特に複数電動ドライバーを持つ必要もなかったものの気になって購入した次第です。
(決して WeaArco製の電動ドライバーがイマイチだったということではないので悪しからず)

実際に購入してみて、いい意味で予想通りの製品で購入して大正解だったかと。

当然すべてにおいて優れているというわけでもなく悪い点でも記載したような不満点もありますが、使い勝手の良さやミニ四駆加工との相性の良さもあり値段相応もしくは値段以上の価値がある製品だと思っています。

知名度の低い製品ということもあり他所でのレビューもほぼ見かけない製品でもあるので、この製品が気になるという方は本記事を参考に購入するか否かを決めて頂ければ幸いです。

また、今回紹介した製品に負けず劣らずの性能を持つWeaArco 小型 電動ドライバーという製品があり、そちらのレビューも書いているので 両方を見比べた上で自分にあった電動ドライバーを見つけて頂ければこれ幸いです。

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