今回はタミヤの電動ハンディリューターの紹介です。
最初に私自身がリューターという名前の工具がどんなものか知らなかったので簡単にリューターの説明から。
リューターとはビットと呼ばれる小さな工具をつけて金属や木材など削ることを得意とする小型の電動工具で、ヤスリの電動版といったところでしょうか。
これまでミニ四駆の細かい加工では棒ヤスリや紙ヤスリを使用してきたんですが、リューターだとかなり作業が楽になるということで購入しようと思い買うのであればやっぱりタミヤ製ということで、タミヤの電動ハンディリューターを購入しました。
電動ハンディリューター キット紹介

ということで早速開封。
タミヤ製品あるあるですが、完成品かと思ったら組立かーい。
ちゃんと箱にも「組立キット」と書いているので何も文句言えませんが(笑)
組み立てないことには使用できないので各パーツを開封していると、見たことあるようなパーツが…
これはミニ四駆のターミナル!?
ミニ四駆復帰後はMAシャーシのみ触ってきて、MAシャーシはこのターミナルの形ではないんですが、これは遥か昔に嫌というほど見てきたターミナルに間違いない(笑)
そしてこれはノーマルモーター?!
何もラベルがないためにノーマルモーターだと思っていたんですが、どうやらラベルが貼っていないだけであって中身はノーマルよりも高回転・高トルクのモーターみたいです。
細かい組立の工程は省略させてもらって所々苦戦するところもあり、トータルで1時間ほどかかってしまったものの無事完成させることができました。
(特につまづくことがなければ30分程で完成すると思います)

ちなみに取説で必要な工具を紹介しているのですが
ドライバーは小だけでも力業でなんとかなり、カッターはどこで使う必要があった?ってな具合に使用しませんでした。
むしろ細かい部品があるので個人的にはピンセットも必須かと。
ラジオペンチは一見すると これって必要?と思ったんですが、シャフトにEリングをはめる時に必須となります。

ラジオペンチがない場合に何か代用できるものがないか探したんですが、結構な力が必要になるのでピンセットでやるのはかなり至難の業になりそうです。
私は最初ピンセットで試したんですが「Eリングが弾かれて吹っ飛ぶ」→「落ちたEリングを探すのに苦戦する」コンボを繰り返し、結局断念してラジオペンチを探すことにしました(笑)
あとグリスを塗る箇所があり、グリスは付属しているのですが、せっかくなのでミニ四駆用に購入したFグリスとオイルペンを使用しました。
それとこちらが標準で付いているリュータービット。
いろんな加工に対応できるようにと「電動リューター用 ビット5本」も購入しました。

こちらにも球体タイプのものがありますが標準で付いているものと比較すると小さめですね。

さらに追加で「皿ビス穴加工ビット」も購入しました。

そして更には100均のダイソーで販売しているビットも購入しました。

これだけあれば様々なケースに対応できるかと。
電動ハンディリューター レビュー
実際に使用しての感想ですが、棒ヤスリに比べて段違いにスピードがあがります。
標準キットに付属している先端が大きめの球体タイプは細かい操作が出来るようになるには少し慣れが必要になりそうですが、この圧倒的な作業効率を考えると今までどうしてリューターを使ってこなかったのかが悔やまれます。
ただこの電動リューターには一つ致命的な欠点があって稼働音が結構うるさいです…
リューターの一部パーツの変更や改造をすると、それなりに音を抑える事でできるみたいですが、幸いにも私は他のリューターがどれほど静かなのか知らなくリューターはこのぐらいうるさいと勝手に解釈して、このまま行くことに腹をくくりました。
ただパーツ購入や改造が面倒くさいってのもありますが(笑)
それともう一つの欠点は、削る箇所によっては このリューターの形がやりづらくなることです。
使っていると気づくんですが、削っていく中でこれは棒状タイプのリューターの方がやりやすいんだろうなーと思う事もこともありますし、リューターの起動はON OFFボタンではなく常にトリガーを握っていないといけません。
そんな不満もあってか、これを購入した後に他社製の棒状タイプ リューターを購入しました。
値段は3000円ぐらいのもので回転数も数段階ありON OFFボタンもあり、これならより快適に作業が出来る!と思いきや使ってみるとリューター回転時の軸がブレて、ダイヤモンドカッターなんてまともに使えたものじゃありません…
たまたま私が購入したものだけがそうだったのかもしれませんが、ちゃんと使えるものはもっと出費をする必要があるかもしれません。
そう考えるとこのタミヤ リューターは軸ブレもまったくなく、すばらしいコストパフォーマンスだと思います。
最後に、いくつかの欠点はあるものの肝心なリューターとして機能は十分満たしていて、手ごろな値段で買えるので初心者の方はまずこのリューターで作業するのをお勧めします!
