今回は2025年9月20・21日に開催されたミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2D・2のレポートをしていきます。
尚、本記事は大会模様を始め私個人の大会結果・マシンセッティング内容などについて触れていきます。
ミニ四駆ジャパンカップ2025の詳細内容を知りたい方、大会の流れや注意点などを知りたいという方は以下の記事をご参照ください。
ミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2D・2 概要

東京会場での3回中2回目のジャパンカップ2025ということで、ミニ四駆ジャパンカップ2025も中盤戦に差し掛かったと言えます。
開催時期は9月下旬ということで、夏の終わりを感じさせる気候の中での大会となりました。
コースは前回(東京大会1D・1)と同じWakening Venom CIRCUIT 2025(ウェイクニング ヴェノム サーキット ニーマルニーゴー)となります。

ジャパンカップ2025中盤戦ということで、ぶっつけ本番の東京大会と言えども各セクションに慣れて来た人も増えて来たのではないでしょうか。
尚、ミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2D・2のレース模様は以下のタミヤ公式チャンネルにアーカイブが残っているので、実際のレース模様が見たい方は以下のリンク先をご覧ください。
また、各セクション情報や対策方法については以下の記事にて紹介しているので、興味がある方はこちらもご参照ください。
大会模様&結果

ここではミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2D・2の大会模様や私個人の大会結果を紹介していきます。
今回も波乱のレース展開!
ジャパンカップ2025 東京大会2も東京大会1と同様に、コースアウトするマシンが多く見受けられ今回も波乱のレース展開となりました。
その原因となったのが以下のセクションのブルンストレートです。

前回同様にブルンストレートで体勢を崩してコースアウトするマシンは数知れず、あまたのマシンが苦汁をなめる状況となりました。
そんなこともあってか全車リタイヤのレースも多く、なかなか2次予選が開始しないという事態にも…
特に東京大会のみしか参加できない人にとっては今回が2回目走行ということで、マシン調整しようにも どうするのが最適解なのか分からないという人も多いのではないでしょうか。
そんな私も今回が2回目のブルンストレートの挑戦となったわけですが、そもそも前回はブルンストレートに到達する前にコースアウトしているので今回が初のブルンストレートチャンレンジということになります。
個人的にはブルンストレートを体験できれば御の字ですが、結果はいかに…
私の大会結果

ここではミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2の私の結果を紹介していきます。
前回のジャパンカップ2025初戦はXLARGEスロープ直後にコースアウトという過去最速とも言える不名誉な記録を叩き出しました。

そんな結果を踏まえ今回はXLARGEスロープ攻略が最大の目的で、ブルンストレートを一度でも走行できたらいいなーという とんでもなく低い目標になりました(笑)
そんな私が参加したクラスはトライアルで、初戦(1次予選)は出走台数4台で スタートするコースは2コースでした。
レース開始直後は、個人的に今回最も注視しているXLARGEスロープを迎えます。
このセクションのためにブレーキを調整してきたわけですが、ジャンプの挙動は如何に!

ジャンプは少し高めか…

少しどころか結構飛んでるような…

本来であれば緑色のレーン部分に収まらなければいけないのに見事に収まっていません…
そのまま青色レーンのコーナーフェンスに衝突してマシンが回転…

回転の勢いでそのままコース外へ…

前回に続き、開始約2秒でコースアウトしました…
救いようがない走りでしたが、隣のコースに進入せずに他マシンの走行妨害をしなかったことが唯一褒められる点かと(笑)
今回はライブ配信があったため自分の走りをしっかりと確認できたわけですが、おそらく前回よりかはジャンプ飛距離は落ちていた気がします。
それでもXLARGEスロープ攻略には程遠い走りなわけで、次回の課題も引き続きXLARGEスロープ対策となります。
そして、東京大会2でも再チャレンジレースはなく、この感じだと東京大会3でも再チャレンジはなさそうなので 次のレースが私にとっての最後のジャパンカップ2025となり もう後がありません…
マシンセッティング
ここではミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2で走行させた私のマシンセッティングを紹介していきます。
走行結果は『私の大会結果』でも紹介したように 開始約2秒で終了したので まったく参考にはなりませんが、セッティングの反省点も触れていくので、反面教師としてみて頂ければと思います。
まず、マシン構成・外観が以下となります。
- MSシャーシ(フレキ加工)
- トルクチューン2モーター
- ギヤ比:3.5:1
- スーパーハードタイヤ(直径 約25.3mm)
- 重量:146.2g(電池含む)
- 当日コンディション:[天候 晴れ][気温28.5℃][湿度54%]
※当日コンディションについては私が出走した時間帯の情報となります。


フロントブレーキ以外は前回とまったく同じセッティングとなります。
変更したフロントブレーキに関しては XLARGEスロープでのジャンプ飛距離を抑えるために、前回よりもかなり強めにしました。

※ブレーキは3mm厚の物をアイロンで圧縮し、さらにブレーキ形状を調整するために火であぶったために黒ずんだ状態となっています。
XLARGEスロープ進入時にコースと最も強く接触するであろう部分がフロント前部になるであろうことから、フロント前部を覆うようにブレーキスポンジを貼り付けています。

ただ、この状態でブレーキスポンジを貼り付けると デフォルトの粘着力では剥がれてしまうので、以下の画像のようにマルチテープで固定しています。

そして、このブレーキでXLARGEスロープ攻略できるかと思われましたが、結果は『私の大会結果』でもお伝えしたように駄目だったわけで、ブレーキを踏まえた反省点を次に紹介していきます。
セッティングの反省点
私が思う、XLARGEスロープを攻略できなかった要因はブレーキ・タイヤ径・マシン重量の3点です。
まず、ブレーキについてですが 反省点として挙げておきながらも、実のところ 私のマシンでは これ以上 施しようがない状態という判断です。
リヤ側のブレーキスポンジを白に変えたり・位置を車高1mmギリギリのところまで下げるという方法があるわけですが、正直なところリヤ側を調整したところでブレーキ効果は超微弱だと思っています。
そもそも今回とほぼ同じブレーキ構成で 過去にはアイガーEVO.上り(XLARGEスロープ)を5レース連続で通過しています。
さらにアイガーEVO.上りを攻略した時はスロープ後のストレート(直線)も若干短く、モーターもマッハダッシュモーターという厳しい条件で挑んでいたことを考慮すると、ブレーキに関してはやりつくした感があります。
まだブレーキも若干の修正余地はあるので、次のレースまでに調整していきますが、過去の事例を考慮するにブレーキ以外で調整すべき点があるという結論です。
次にタイヤ径についてですが、前述したアイガーEVO.上りを攻略した時はタイヤ径 約23.8mmで、今回は約25.3mmと かなり大きくなっています。
このタイヤ径が大きくなったことがXLARGEスロープを攻略できなかった大きな原因と思われ、タイヤ径を以前のように小さくすれば万事解決な気もしています。
ただ、タイヤ径を大きくしたおかげで今の速度を出せているということと この速度域で完走したいという思いがあることから、タイヤ径を変えずにXLARGEスロープを攻略したいというのが本音です。
正直なところ、次の大会までに24mm未満のタイヤを作るのが間に合わないという事情もあったりするわけで、タイヤ径については改善すべきと分かっていながらも次回も変更なしで挑もうかと…
最後にマシン重量ついて、これが最大の原因なのでは?と思っています。
今回のマシン重量は146.2g(電池含む)で、過去にアイガーEVO.上り(XLARGEスロープ)を攻略した時は166.3gと約20gも差がありました。
アイガーEVO.上りをマッハダッシュモーター攻略できたのも166gという高重量だった おかげなわけで、重量を上げるだけでXLARGEスロープ直後の挙動もだいぶ変わるのかと。
流石に20g増はやりすぎなので、増やすとしても最大10gに留めておく予定ですが、どのくらいの重量が適切なのか迷うところです。
こうしたマシン重量を考えたときに気になるのが他のマシンの重量です。
マシンセッティングについては写真などで把握できるのですが、写真だけは重量の詳細は分かりません。
ミニ四駆の造詣が深い方ならマシンの写真だけである程度の重量を把握できるかもしれませんが、私にはどのくらいの重量なのかはさっぱり分かりません。
唯一マシン重量が分かる手段であった超速ガイドも、最近の入賞者マシン紹介ではマシン重量を公表していないので、皆がどのくらいの重量で走行しているのかが分からない状況です…
とにかく他の人のマシンのことを言っても何も始まらないので、次の東京大会3ではセッティングに応じた重量で挑もうかと。
以上が今回の反省点となります。
本記事を投稿した時点で、全クラス参加できるジャパンカップ2025は岡山大会と東京大会3D・3のみとなってしまうわけで今更な情報とも言えます…
そんな需要がない情報だと思いますが、私のようにXLARGEスロープを未だに攻略できないという方へ少しでも役に立てればこれ幸いです。
大会を振り返って

ここではミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2D・2を振り返って 気になったことや感じたことなどについて触れていきます。
ライブ配信復活!
7/19・7/20開催の新潟大会から突如 ミニ四駆公式ライブ配信が停止となり、このまま未来永劫ライブ配信がないのでは?と思われたさなか 8/23・8/24開催の北海道大会よりライブ配信が再開されました!
ライブ配信再開1回目の北海道大会については試験的な配信のためか音声無での配信となり、次の掛川大会も まだ調整中だったためか 一部音声ありの試験的?な配信という形での提供となりました。
そして、9/20・9/21の東京大会2D・2からは普段通りの配信となり、これ以降のジャパンカップ2025の各会場もライブ配信が提供される模様です。
ライブ配信停止が発表された時はライブ配信再開までに それなりの期間を要すると思ってましたが、約2カ月でライブ配信が再開されたのは嬉しい誤算とも言えます。
ライブ配信が再開した理由については明らかになっていませんが、ライブ配信に要する費用削減を理由にタミヤ社内のライブ配信反対派が譲歩したといったところでしょうか。
もしくはライブ配信を辞めてしまうとスポンサー絡みで諸問題が発生することが発覚したとか…
理由はどうであれ、いちミニ四レーサーからすればライブ配信再開は喜ばしいことで、ジャパンカップ2025以降も公式大会が続く限りはライブ配信をしてもらえると嬉しい限りです。
そんな嬉しいライブ配信再開ですが、1つ気になったのは 以前までのライブ配信とはオーバーレイ?の仕様が変わったことです。
オーバーレイとは配信画面上に表示させる画像・文字などの装飾のことで、これらの表示方法が変わってました。
※私自身 動画配信についてはまったく無知なのでオーバーレイという表現は間違っている可能性があることをご了承ください。
変わったといっても配信内容自体は今までと変わらないので何ら問題もないわけですが、この仕様変更がライブ配信再開と少し関係がある気もします。
これは私の憶測となりますが、これまではハイパーダッシュ基地の協力?のもと おこなっていましたが、ライブ配信再開後は全てタミヤ側でおこなうようになったのではないでしょうか。
というのもこれまで前日練習はハイパーダッシュ基地チェンネルで配信していましたが、ライブ配信再開後はタミヤ公式チャンネル上で配信されるようになりました。
これらのことから一部機材は引き続きハイパーダッシュ基地から借りているのかもしれませんが、それ以外の設営などについては全てタミヤ側で負担するようになったのではないかと。
これによって、これまでハイパーダッシュ基地に支払っていた経費の削減が可能となり、以前よりもライブ配信にかかるコストが削減できるようになったのではないでしょうか。
尚、過去に起きたミニ四駆公式ライブ配信終了に関する詳細内容については以下の記事にて解説しているので、気になる方はこちらをご参照ください。
新MC登場!?
ミニ四駆 公式大会のレースと言えばレース実況をしてくれるMCの方の存在が欠かせないわけですが、今回から?新たなMCの方が実況をしていました。
Fコースは ここ最近の公式大会ではお馴染みの(敬称略)MC GUY、MCゆこ の2人が担当し、Nコースは新MCの方が担当していました。
ここ最近の公式大会ではお馴染みの(敬称略)MC GUY、MCゆこ の2人がFコースを担当し、新MCの方がNコースのレース実況を担当していました。
私はFコースでの走行だったため新MCの実況を生で体験できなかったわけですが、帰宅してからライブ配信のアーカイブにて新MC実況を聞くことができました。
※新MCの方はオープンクラスの準決勝の4レースを担当しており、以下の動画を再生すると新MCの実況場面から開始します。
上の動画で新MCの方のレース実況を聞いたところ、多少の緊張は感じられたものの 熱い実況で声も聞きやすく非常に好感が持てました。
レース実況の慣れっぷりから、今回が初実況ではなく以前からミニ四駆レース実況をやっていのではないかとも思いました。
今後もMCを継続されるのであれば、是非私も同じコースで走行させレース実況を堪能したいものです。
レース実況を堪能するためにも、私も完走できるマシン作りも頑張らねばいけないわけですが…(笑)
閑散としていた販売コーナー
東京大会2の販売コーナーは過去一とも言えるほど閑散としていました。

上の画像はオープン直後・閉店間際でもなくオープンからしばらく経った時の風景で、ここまで空いてるのも珍しいと言えます。
理由は、現在取り扱っている商品のラインナップに皆が飽きてしまったからではないでしょうか。
販売コーナーで取り扱っているアイテムは直近の公式大会(東京大会1D・1)から ほぼ変わっていません。
唯一アウトレットパーツが前回とは異なっているかもしれませんが、アウトレットパーツも一通り出し尽くした感があって最近は目新しさを感じることはありません。
公式大会の販売コーナーの最大の魅力と言えばイベント会場オリジナル製品なんですが、グレードアップパーツに関しては去年のジャパンカップ2024の後半ぐらいからラインナップがまったく変わってないと言えます。
次回の東京大会3D・3の頃には新作の限定カーボン・アバンテMk.IIIネロ アドバンスパックが並ぶ可能性があるので、今回みたいな光景にはならないと思われます。
公式大会は初戦で敗退する人が圧倒的に多いわけで、そうした速攻でレースが終わってしまった人の思い出作りとして販売コーナーのラインナップも常にワクワクさせるものであって欲しいのかと。
次回の東京大会は超サプライズで「MEシャーシ ライザンを先行販売します!」なんてことがあろうものなら、過去一販売コナーが賑わいをみせることでしょう。
まー大行列ができたらできたで購入する身からすれば困るわけですが(笑)
最後に

今回はミニ四駆ジャパンカップ2025 東京大会2D・2の模様をお伝えしました。
私自身は前回に続き開始数秒で終わるという結果で、ジャパンカップ2025のコースレイアウトを未だ走行させたという実感がありません…
次回の東京大会3が私のラストのジャパンカップ2025となるわけで、何としてでもWakening Venom CIRCUIT 2025を堪能したいかと。
そのためにも、悔いのないマシンセッティングをせねばなりません。


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