今回は2023年9月16・17日に開催されたミニ四駆ジャパンカップ2023 東京大会2D・東京大会2のレポートをしていきます。
本記事は大会模様もそうですが、私個人の話もちらほらあります。
ミニ四駆ジャパンカップ2023のコース詳細内容や攻略方法を知りたい方、大会の流れや注意点などを知りたいという方は以下の記事をご参照ください。
ジャパンカップ2023 東京大会2 大会概要
今回のミニ四駆ジャパンカップ2023は会場ごとにアメイジングバング角度が異なる仕様となっており、東京大会2D・2(9月16・17日)はいずれも「20度>45度」の組み合わせとなりました。
アメイジングバンクの組み合わせでは個人的に2番目に難易度が高い構成かと。
(個人的に最も難しいと思われるのが「20度>60度」の組み合わせです)
尚、ジャパンカップ東京大会2のレース模様は以下のタミヤ公式チャンネルにアーカイブが残っているので、実際のマシン走行が見たい方は以下のリンク先をご覧ください。
また、各セクション情報や対策方法については以下の記事にて紹介しているので、気になる方はこちらをご参照ください。
大会模様&結果
ここではジャパンカップ2023 東京大会2D・東京大会2の大会模様や私個人の大会結果を紹介していきます。
今回も波乱ぎみのレース展開
前回の東京大会1ではコースアウトするマシンが多数見受けられ波乱のレース展開で、東京大会2も前回を彷彿させるような波乱ぎみのレース展開となりました。
ただ、東京大会1D・1ほど荒れたかと言うとそうでもなく、前回はオープンクラスの準決勝戦を勝ち抜けた選手がいずれも1名のみで優勝決定戦なくして優勝者が決定しましたが、東京大会2D・2では準決勝の全レースで1名ずつ勝ち抜け 無事優勝決定戦が行われました。
ちなみに今回のオープンクラスの決勝進出者数は東京大会2Dが9名(東京大会1Dも9名)、東京大会2は18名(東京大会1は14名)という結果でした。
強いて波乱があったと言えば東京大会2Dオープンクラスの優勝決定戦で、出走者3名全員がコースアウトになり 再レースをおこなったことでしょうか。
尚、優勝決定戦の再レースは、万が一全員がコースアウトした場合は最後まで走行していたマシンが優勝扱いという特別ルールが設けられました。
東京大会1D・1では時間帯によって直射日光を浴びる箇所があり、その影響でコース間にギャップが生じ 特定のセクションでコースアウトが多発したのでは?という噂がありました。
そして、東京大会2D・2ではその直射日光を考慮したのか、Nコースのコース配置が変更されていました。
以下の2つの画像の左側がNコースとなりまして、よーく見てみるとコース配置が約180度回転した状態となっています。
この配置変更による恩恵があったかどうかは定かではないのですが、前回ほどの荒れるレース展開にはならなかったのかと。
レース直前にトラブル発生…
※ここでの内容は私個人の話となりますが、誰にでも起こりうるトラブルでもあるので、今後 公式大会などのレースに参加予定の方は目を通して頂ければと思います。
これは私個人の話となりますが、レース当日の受付直前に思わぬトラブルが発生しました。
それはマシンの電源オフができなくなってしまったことです…
厳密には電源オフが極端にしづらくなり完全に電源オフにできなくなったわけではありませんが、オフにするにも非常に手こずる状態でした。
原因は電源スイッチパーツを少し加工したためで、実際のものが以下となります。
シャーシはMSシャーシで電源スイッチならびセンターシャーシは軽量センターシャーシのものを使用しています。
軽量センターシャーシを採用している理由としては、通常のシャーシの電源スイッチよりも こちらの方が個人的にはオンオフしやすかったからです。
未加工の状態であれば どちらの電源スイッチもオンオフのしやすさは変わりないんですが、MSフレキ可動を考慮して電源スイッチの出っ張りを削ると 私の場合ノーマルのMSシャーシだと かなりやりづらくなります。
軽量センターシャーシも電源スイッチ部分が出っ張るので多少削る必要があるんですが、ノーマルのものと比べるとこちらの方がオンオフしやすいと感じています。
※簡易スパナを使って無理やりオフにしようとした結果さらにスイッチの状態が悪化しました…
この症状が判明したのが受付に行く直前で、まだパーツ交換する猶予があったわけですが、電源スイッチのスペアは用意しておらず…
このままだと仮に1次予選突破したら電源オンのまま2次予選に挑むなんて事態も…
というか2次予選開始まで電源オンのまま待機が認めらているかどうかも怪しいもので、電源オフにできない時点で失格になりそうな気も…
ただ、冷静に考えれば電源オフしづらくて困るのは自分だけであって、他のレーサーには迷惑がかかるわけではなく、レース勝利後の心配よりも勝利した後の喜びの方が遥かに勝るので どうでもいい問題かと自己解決させました(笑)
その後のレース結果は後述しますが、レース後のマシンは会場スタッフの人に回収してもらい、電源オンの状態のままでマシンを渡されて「電源オフしづらかったのは自分だけではなかったんだと」何故か安心しました(笑)
今回の私のマシンみたいに会場スタッフの人が電源オフできないというのはレアケースかと思いますが、誰にでも起こりうることなので、くれぐれも電源スイッチの加工しすぎにはご注意ください。
余談ですが、オフにしづらかった原因はターミナルに小さなゴミが溜まっていたことのようで、ターミナルのゴミを除去して電源スイッチのターミナル接触部分をヤスリで少し削ることで直りました。
私の大会結果
ここでは私のジャパンカップ2023 東京大会2の結果を紹介していきます。
今回の東京大会2で私の中での最重要事項はカルーセルチェンジャーの攻略です。
前回の東京大会1ではカールセルチェンジャーを突破し1次予選を通過したものの、2次予選ではカルーセルチェンジャーにハマって敗退という結果に。
カルーセルチェンジャー以外のセクションでは安定して走れていたので、カルーセルチェンジャーさえ攻略できれば完走率の大幅アップが見込めます。
そんな、カルーセルチェンジャー対策として、フロントバンパーをスライドダンパーに変更しました。
これまで公式大会はリジットバンパーオンリーでしたが、今回初めて実戦でのスライドダンパー導入です。
これが万全の対策ということにはならないんですが、レースまでの限られた加工時間を考慮すると 最大限の対策はできたかと。
そして肝心のレースですが、参加したクラスはトライアルで、初戦(1次予選)は出走台数4台で4コーススタート。
スタートからしばらくして2位を走行する展開となったのですが、1位のマシンとの距離が徐々に開く状況に…
そんな不安な状況の中、カルーセルチェンジャーを迎えるわけですが、ここを無事通過すれば まだワンチャンある!と信じて いざ!
結果、カルーセルチェンジャー出口でマシンが横になりハマるといういわゆるカルーセルロックで1次予選敗退となりました…
これで東京大会2は終わってしまったわけですが、敗者復活シールを引き当てればリベンジできる可能性も。
しかし、今回も敗者復活権利は引き当てられず…
もしかすると今回も前回と同様に敗者復活はないかと思ったんですが、前の人が敗者復活用紙らしきものを貰っていたような。
それと敗者復活以外にも特定の番号を引き当てるとグレードアップパーツが貰えるような福引的要素があったっぽいみたいです。
私はどれも当てれらなかったので真偽は不明ですが、こうした要素は嬉しいので今後も続ければもらえたらと。
そして、大会後帰宅して次戦のためにアーカイブでカルーセルチェンジャーの挙動の復習しようと思ったら、スタッフの方が被ってしまって一番見たかった部分が見れませんでした…
この手を差し出しているのは、カルーセルチェンジャーでの逆走を防ぐための動きであり、スタッフとマシンが被ってしまうのはFコースの宿命とも言わざるを得ません。
Nコースであればカメラワークの切り替えがあり、カルーセルチェンジャー内のすべての動きが確認できたはずなんですが、こればっかりはFコースになった自分のくじ運を恨むしかないかと(笑)
そして、今回の参加賞はシール2種とライトブルーメッキのデクロスボディでした。
ボディは前回の東京大会1と同じもので、欲を言えば違うボディを用意してもらいたかったなーと。
これだと東京大会1とまったく同じ参加賞!?と思ったのですが右下のジャパンカップステッカーは少しデザインが異なるもので、しばらくしてから違いに気づきました。
東京大会3の参加賞はクリヤーボディにして頂けると嬉しく、できればサンダードラゴンあたりを用意して頂ける非常に助かるわけですが…(笑)
マシンセッティング
ここではミニ四駆ジャパンカップ2023 東京大会2で走行させた私のマシンセッティングを紹介していくわけですが、1週ちょっとしか走行してないマシンなので前回以上に参考にならないかと…
ただ、カルーセルチェンジャー以外のセクションについては安定して走行できていたので(たかだか1週ちょっとですが…)何か参考にして頂ければ幸いです。
まずマシン構成・外観が以下となります。
- MSシャーシ(フレキ加工)
- トルクチューン2モーター
- ギヤ比:3.7:1
- ローフリクションタイヤ(直径 約23.8mm)
- 重量:153.4g(電池含む)
前回の東京大会1との大きな違いはフロントをリジットバンパーからスライドダンパーに変えたことです。
スライドダンパーについては当サイトで紹介したものと同じ構造であり、バンパーのベースは純正のフロントスライドダンパー用カーボンステー(2mm厚)を使用しています。
上の記事で紹介しているスライドダンパーは左右同時可動の一体型のタイプとなりますが、とある工夫によって左右のスライド幅を変更しています。
左右のスライド幅の変更方法については上記リンク記事にて、後日内容を更新して紹介したいと思います。
また、ブレーキも一新し、3mm厚ブレーキをアイロンで2mm厚ぐらいに圧縮し、さらにスチロールカッターで溝を作っています。
フロントブレーキ自体の利きはほとんど変わっていないのですが、今回はリヤブレーキもフロントと同じ加工状態のものを採用しました。
そのリヤブレーキが効きすぎたせいなのかアイガーEVO.上り直後も驚くぐらい安定していて、ジャンプの最高到達点が以下のようになりました。
ちょっとブレーキは効かせすぎたかなーと思いつつも、これなら絶対にアイガーEVO.上り直後にコースアウトしないという安心感はあります。
モーターがトルクチューン2モーターということを加味すると ものすごくブレーキが効いているとは言えないかもしれませんが、前回と比べてもジャンプ飛距離が明らかに短くなったのでブレーキ性能はかなりアップしたのかと。
ただ、このブレーキのせいで2個目のアメイジングバンク(45度)で あわや登れない という状況になったので、次戦はもう少しブレーキを弱くした方がよいかもしれません。
今大会の一番の収穫はこのブレーキセッティングであり、このブレーキがどこまでの効果があるのかマッハダッシュモーターで試してみたい気もしてきます。
ただ、次回の東京大会3はすでにトライアルクラスで申し込み済みなので、同じセクションでブレーキを試せるのもだいぶ先になりそうです…
それと前回からボディを一新して、今回更なるボディチェンジをもくろみ 大会前の時点でボディ加工も完成していました。
新たに作成したボディは前回の東京大会1の販売コーナーで購入したネオVQSのクリヤーボディです。
本来であればこのボディで参加する予定だったんですが、一部 ボディとシャーシが干渉する箇所が見つかり、結局それを修正する時間がなかったので 前回と同じボディを採用することになりました。
ネオVQSクリヤーボディの方がボディ全体が低重心になって より安定する走りができそうだったんですが、サンダードラゴンも1大会だけで終わらせるのは勿体なかったので これはこれでよかったのかと(笑)
大会を振り返って
ここではジャパンカップ2023 東京大会2を振り返って 気になったことや感じたことなどについて話していきます。
落ち着きを取り戻した販売コーナー
今回も販売コーナーは盛況でしたが、前回の東京大会1の時のような行列ができるほどではありませんでした。
※上の画像は東京大会1の時のものです。
会場限定アイテムの目玉とも言えるデュアルリッジJrとネオVQSのクリヤーボディも前回大会で購入して満足した人が多かったのでしょうか。
とは言え、個人的にはネオVQSのクリヤーボディはなんぼあっても困らないので今回もネオVQS一点狙いで販売コーナーに並びました。
他に副産物的な商品にも期待しましたが、前回と同様のラインナップだったため今回もネオVQSのみの購入となりました。
東京大会2の前の週に行われた北海道大会では『エンペラー MSシャーシ ブラックスペシャル』が販売されていたということで、東京大会2も同じように販売されたいたら とんでもない行列が出来ていたかもしれません。
個人的にエンペラーブラックスペシャルの購入意志はなかったので、販売されなくて助かった部分もあります。
東京大会3もバンクは20度>45度?
東京大会2のアメイジングバンク角度の組み合わせは20度>45度で、これは東京大会1と同じ組み合わせとなっています。
アメイジングバンク角度の組み合わせが2大会とも同じ組み合わせになったのは以下の2つの理由があるのではないかと個人的に予想しています。
1つ目の理由は、東京大会は他会場とは違って前日走行会がないということで、東京大会はぶっつけ本番で挑む必要があり毎回角度を変えてしまうと対策がしづらくなることを考慮しているのかと。
2つ目の理由は開催会場数とアメイジングバンクの組み合わせパターン数が一致することです。
まずアメイジングバンクの角度は4種類(20度・30度・45度・60度)で、同じコースに同じバンク角度が重複する構成はないとのことなので、組み合わせは全部で12通りとなります。
そして、少し特殊なプレ静岡大会・チャンピオン決定戦の大会を除いて「東京大会1・2・3」を1つの会場と換算した場合 開催会場数が12となりアメイジングバンクの12通りと一致します。
この2つの理由から、東京大会3のアメイジングバンク角度は1・2と同様の20度>45度になる可能性が高いのではないでしょうか。
絶対にそう!と断言はできませんが、東京大会3に参加予定でアメイジングバンク対策に悩んでいる方はとりあえず20度>45度を想定してセッティングしてみてはいかがでしょうか。
【10/13 追記内容】
岡山大会の角度が「45度>30度」という組み合わせで北海道大会と同じ組み合わせとなり、開催会場ごとに異なる組み合わせと言う仮説が崩れました。
敢えて北海道と岡山を同じ角度にしたのは、チャンピオン決定戦の公平性を保つために どの会場にも採用していない角度組み合わせを残すためかもしれません。
次回に向けての準備
今回もそうでしたが、次回も対策すべきはカルーセルチェンジャーなわけで これを攻略しないと私の夏も終わらない気がします(笑)
ここまでカルーセルチェンジャーに3回挑んで1勝2敗という結果で突破率は33%なわけですが、突破できた1回もあわや逆走という走りだったので、未だ未攻略と言っても過言ではありません。
自分の中でカルーセル攻略のためのセッティング案は複数あるのですが、いろんなパターンを組み合わせて試したいので1回の走行だとほとんど意味を成しません…
それらを試すの最適なのは前日走行会なわけなんですが、前日走行会を残す会場も岡山・熊本で 物理的に行くことができません…
ということで次の東京大会3がカルーセルチェンジャーに挑めるラストチャンスとなるわけで、前回・今回と同じでは駄目な気もするので 更なる新たなセッティングで最後の悪あがきをしようと思います(笑)
最後に
今回はジャパンカップ2023 東京大会2の模様をお伝えしました。
前回(7月下旬)は夏らしい気候の大会で、今回は流石に涼しくなっていると思いきや前回とほぼ変わらぬ気候で、まだまだ夏を感じる大会となりました。
そして、次回の東京大会3が私にとってのジャパンカップ2023の最後であると同時に 今年最後の公式大会になりそうです。
とにかく全力で楽しんで今年最後の公式大会を終われればと思います。
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