今回は2023年夏に開催されるミニ四駆ジャパンカップ2023(MINI4WD JAPANCUP2023)についての情報を紹介していきます。
ミニ四駆ジャパンカップ2023 開催決定!
タミヤより2023年夏にミニ四駆ジャパンカップ2023が開催されることが発表されました。
毎年恒例とも言えるミニ四駆公式大会であり、ミニ四レーサーの頂点を決める最高峰の大会と言っても過言ではないビッグタイトルとなります。
ミニ四駆ジャパンカップ2023の詳細情報は本記事でも後述していきますが、詳細内容については以下のタミヤ公式サイトでも記載がありますので こちらもご覧ください。
大会日程
ここではミニ四駆ジャパンカップ2023の大会日程(大会スケジュール)を地域ごとに紹介していきます。
【北海道】
9/9(土) 北海道大会 前日走行会
9/10(日) 北海道大会
【宮城県】
8/5(土) 仙台大会 前日走行会
8/6(日) 仙台大会
【新潟県】
8/12(土) 新潟大会 前日走行会
8/13(日) 新潟大会
【東京都】
7/22(土) 東京大会1D
7/23(日) 東京大会1
9/16(土) 東京大会2D
9/17(日) 東京大会2
10/7(土) 東京大会3D
10/8(日) 東京大会3
【静岡県】
6/24(土),25(日) プレ静岡大会 走行会
7/1(土) 静岡大会 前日走行会
7/2(日) 静岡大会
9/2(土) 掛川大会 前日走行会
9/3(日) 掛川大会
10/28(土) 静岡大会EX
10/29(日) ジャパンカップ チャンピオン決定戦(タミヤ本社)
【福井県】
8/19(土) 福井大会 前日走行会
8/20(日) 福井大会
【大阪府】
7/15(土) 大阪大会 前日走行会
7/16(日) 大阪大会
【岡山県】
10/14(土) 岡山大会 前日走行会
10/15(日) 岡山大会
【愛媛県】
7/8(土) 愛媛大会 前日走行会
7/9(日) 愛媛大会
【熊本県】
10/21(土) 熊本大会 前日走行会
10/22(日) 熊本大会
東京大会については土日で連日する大会はどちらかの日程のみの参加となり、参加クラスによっては好きな方の日程を選択することもできます。
また、東京大会以外の大会では本戦前日の土曜日に事前練習が設けられ、こちらの参加も本戦と同様に事前申し込みが必要となり本戦とは別に参加費が必要となります。
大会参加方法
ミニ四駆ジャパンカップ2023大会への参加はWEB上での事前申し込みとなり、各大会の開催日1ヶ月前ぐらいから以下のタミヤ公式サイトにて募集が始まるので参加したい方はこまめにチェックするようにしましょう。
また、開催されるクラス及び各クラスの参加費用は以下となります。
- ジュニアクラス(参加費無料)
- ファミリークラス(参加費無料)
- オープンクラス(参加費500円)
- トライアルクラス(参加費500円)
- チャンピオンズ(参加費500円)
各クラスの詳細内容については上記「ミニ四駆ジャパンカップ2023 総合案内ページ」をご参照ください。
尚、詳細は後述しますがジャパンカップ2023ではトライアルクラスの使用可能モーターが他のクラスとは異なるのでご注意ください。
大会ルール・進行
大会参加にあたり出走させるマシンについてはタミヤが定めているミニ四駆公認競技会規則に順ずる必要があり、ミニ四駆公認競技会規則については以下のタミヤ公式ページをご参照ください。
トライアルクラスはモーター制限あり
ジャパンカップ2023では、トライアルクラスで使用できるモーターがチューン系モーターのみとなり、使用できるモーターは以下となります。
- 片軸シャーシ…「ノーマル」「トルクチューン2」「レブチューン2」「アトミックチューン2」
※トルクチューン、レブチューン、アトミックチューンも使用可能
- 両軸シャーシ…「ノーマル」「トルクチューン2PRO」「レブチューン2PRO」「アトミックチューン2PRO」
これにより、これまで使用できたハイパーダッシュやマッハダッシュなどのダッシュ系モーターは使用できなくなります。
尚、モーター使用制限の対象はあくまでトライアルクラスのみとなり、その他のクラスではミニ四駆公認競技会規則で認められているモーターでの参加が可能となります。
また、大会の進行方法については最近では主流となっている「ワンウェイ方式」となり、詳しい大会の流れについては以下の記事にて解説しています。
ジャパンカップ2023 攻略&対策方法
ここではジャパンカップ2023のコースレイアウトを紹介しながら、攻略・対策方法を解説していきます。
コースレイアウト
ジャパンカップ2023のコース名は「バニーホップ アメイジング サーキット 2023(BUNNY HOP AMAZING CIRCUIT 2023)」となりコースレイアウトは以下となります。
バニーホップという名称が付いていることから2023年1月~4月に開催されたグランプリ2023の「バニーホップサーキット」のセクションを一部引き継いだ形のコースレイアウトとなります。
バニーホップ アメイジング サーキット2023の目玉は何と言っても 新たに実装された『カルーセルチェンジャー』ではないでしょうか。
ただ、カルーセルチェンジャーが注目されるコースではありますが、実のところ 本当に注目すべきは別のセクションではないかと思っており、その話は次の項目で詳しく解説していきます。
各セクション対策方法
ここではバニーホップ アメイジング サーキット2023において、個人的に注意すべきセクションをピックアップして対策方法を解説していきます。
今回取り上げるセクションは以下となります。
次から上記セクションの対策方法を個別で解説していきます。
アイガーEVO.上り
ミニ四駆グランプリ2023「バニーホップサーキット」で多くのレーサーを苦しめてきたセクションであり、今回のジャパンカップ2023でも要警戒セクションとなります。
まずはこのセクション攻略を第一に考えてマシンセッティングすべきであると思っています。
具体的なアイガーEVO.上り・アイガーステップ下りの対策方法については別記事『ミニ四駆グランプリ2023 開催!』にて解説しているので、そちらをご参照ください。
また、今回は取り上げていませんが アイガーステップ下りも注意すべきセクションであり、こちらの対策方法についても上記記事にて解説しております。
アメイジングバンク
個人的にはジャパンカップ2023において最重要セクションだと思っています。
アメイジングバンクセクション自体の難易度は低いのですが、重要なのはアメイジングバンクが他のセクションに影響を及ぼすことです。
何故、他のセクションに影響を及ぼすかは順を追って説明していきますが、まず アメイジングバンクはコース上2カ所に設置され、バンク角度は「20度」「30度」「45度」「60度」のいずれかになります。
このバンク角度は会場ごとに異なり、1コースで使用される2カ所のバンク角度は必ず異なる仕様となっています。
例として1つ目のバンク角度が20°の場合、2つ目のバンク角度は30°45°60°のいずれかとなり、60°60°といった同じバンク角度の組み合わせは存在しません。
このことからアメイジングバンクの組み合わせは全12通りとなり、大会数が12~14ぐらいなので各大会毎に毎回違う組み合わせになるのではないでしょうか。
さて ここからが本題となるわけですが、注意すべきは1つ目のアメイジングバンクの角度です。
というのも、1つ目のアメイジングバンク直後にアイガーEVO.上りが控えており、この1つ目のアメイジングバンクの角度によってアイガーEVO.上りの難易度が変わってきます。
1つ目のアメイジングバンクの角度が大きい程、アメイジングバンク上りでの減速が度合いが大きくなり、直後に迎えるアイガーEVO.上りでマシンが飛びにくくなります。
逆に1つ目のアメイジングバンクの角度が小さい程、アメイジングバンク上りでの減速が度合いが小さくなるため、スピードが乗った状態でアイガーEVO.上りに進入することになります。
実際にプレ静岡大会にて1つ目のアメイジングバンクの角度が午前(30°)と午後(45°)で異なっており、午前の30°の時よりも午後の45°の方がアイガーEVO.上りでコースアウトするマシンが減っていました。
このことから、1つ目のアメイジングバンクの角度によってアイガーEVO.上り対策のマシンセッティングを変えていく必要があります。
今回のジャパンカップでは前日練習日がある場合は翌日も同じレイアウトという仕様であり、『ミニ四駆【タミヤ公式】 twitter』にて事前にアメージングバンク角度が公表されます。
※東京大会は当日発表になる可能性もあります。
ミニ四駆【タミヤ公式】twitterではこれ以外にも様々なミニ四駆情報を発信しているので、ミニ四駆をやっている方はタミヤ公式twitterをフォローしておくことをおすすめします。
「twitterはやっていない」という方はバンク角度20°を想定したブレーキセッティングにして、現地でバンク角度確認後に簡易的に対処するのが良いかと。
現地確認での対処例として、あらかじめ強めのブレーキセッティングにして バンク角度が大きさに合わせてブレーキにタミヤテープ(マルチテープ)を貼ってブレーキを弱くする方法でしたら 短時間で調整でき現地到着後でも簡単にできます。
ちなみに「バンク角度が何度なのか ぱっと見分かりづらい…」という方は コース側面にバンク角度が記載されているのでそちらを確認してみてください。
尚、最も完走率が高い組み合わせが『1つ目60°2つ目20°』、最も完走率が低い組み合わせが『1つ目20°2つ目60°』ではないかと個人的に予想しています。
最後に今後の参考になるか分かりませんが、すでに開催済みの大会のアメイジングバンクの組み合わせを紹介しておきます。
- 7/2 静岡大会 → 45度>20度
- 7/9 愛媛大会 → 60度>30度
- 7/16 大阪大会 → 20度>30度
- 7/22,23 東京大会1D,1 → 20度>45度
- 8/6 仙台大会 → 30度>60度
- 8/13 新潟大会 → 60度>20度
- 8/20 福井大会 → 20度>60度
- 9/3 掛川大会 → 60度>45度
- 9/10 北海道大会 → 45度>30度
- 9/16,17 東京大会2D,2 → 20度>45度
- 10/7,8 東京大会3D,3 → 20度>45度
- 10/15 岡山大会 → 45度>30度
- 10/22 熊本大会 → 30度>45度
- 10/27 静岡大会EX → 30度>20度
カルーセルチェンジャー
今大会から初めて採用されたセクションで、最も注目されているセクションと言っても過言ではないでしょう。
ただ、注目度は高いながらも個人的にはセクション対策の優先度は低いのではないかと思っています。
対策の優先度が低い理由は2つあり、1つ目は運要素が強いであろうセクションだからです。
カルーセルチェンジャーを5回連続でクリアできるマシンは多いと思いますが、5回すべて綺麗にクリアできるマシンは極少数で 5回中1・2回はヒヤリとした走りをするのではないでしょうか。
それぐらい絶対的な攻略法がみつけづらいセクションであり、クリアできるかどうかは運要素も絡んでくるのかと。
2つ目の理由は1レースにつき1回しか通過しないセクションだからで、コースアウト全体で見れば走行に占める割合は非常に小さくなります。
カルーセルチェンジャーは攻略しがいがあるセクションではありますが、その対策を意識すぎて他のセクション対策が疎かになってしまっては ジャパンカップ2023で勝利する可能性も減るのではないでしょうか。
徹底的にカルーセルチェンジャー対策をしたにも関わらずカルーセルチェンジャーに行く前にコースアウトしたとなってしまえば目も当てられません…
こうした2つの理由から、まずは他のセクション攻略を考えたセッティングを行い、カルーセルチェンジャーの対策は他のセクション攻略に影響がない程度にすることが最善策かと。
ただ、ジャパンカップ2023はワンチャン完走さえすれば勝ち残れる可能性があるコースレイアウトでもあるので、カルーセルチェンジャー完全攻略を目指したセッティングもありかもしれません。
尚、ここまでカルーセルチェンジャーの対策方法に一切触れていないので、私なりの対策方法を簡単に述べさせていただきます。
月並みな対策方法にはなってしまいますが、フロントにスライドダンパーかピボットバンパーを採用しセクション進入直後の衝撃を抑えるのが最も無難かと。
また、グリップ力が強いタイヤを採用し マシンを滑りにくくすることでカルーセルチェンジャー内でのブレを無くすという対策もありますが、これはコース全体の走りに影響するのであまりおすすめはできません。
私自身は、まずはカルーセルチェンジャーの入り口まで到達できるセッティングを目指し、カルーセルチェンジャー内の挙動は当日のお楽しみということにしておきます(笑)
ちなみにカルーセルチェンジャー攻略に関する情報は超速ガイドブックにて特集されているので、対策方法でお悩みの方はこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。
超速ガイドブックはカルーセルチェンジャーに関する記事を抜きにしても、ミニ四駆をやっている方であれば十分読み応えがある内容となっており おすすめの一冊です。
全会場でライブ配信
ジャパンカップ2023では開催されるすべての会場から、以下のYoutubeタミヤ公式チャンネルにてライブ配信されます。
ライブ配信では会場のレースの模様を中継し、リアルタイムで見逃してもアーカイブとして配信動画は残るので後から観ることもできます。
ライブカメラは各コース 3箇所に設置され レース展開に合わせて適切なカメラワークに切り替わるので 各マシンの走りを間近で観ることができます。
※2面同時展開の場合は、1面は1箇所の定点カメラ動画のみとなります。
配信ライブでレースの臨場感を味わうのも良し、各マシンの走行を参考にしてレース対策するのも良し と楽しみ方は無限大です。
また、このライブ配信はレースを参加される方には特におすすめです。
昨今では自分のレースを撮影する方も多く見かけるようになりましたが、自分で撮影をするとカメラの位置調整が難しかったり、カメラを意識しすぎる余りに生のレースをしっかりと見れなかった…などのデメリットもあります。
しかし、このライブ配信のアーカイブがあることで、自分で撮影せずとも後から自分の走りも確認することができます。
しかも、ライブ配信カメラはコースの3箇所に設置されているため自分が撮影する以上に分かりやすいレース展開を観ることが可能になります。
ライブ配信の撮影機材のトラブル等がなければ後から自分レースの走りも確認できるので、普段からカメラ撮影している方も今回は撮影せずに生のレースに全集中してみてはいかがでしょうか。
ジャパンカップ2023 コンクールデレガンス
ミニ四駆ジャパンカップ2023開催に合わせてジャパンカップ2023 コンクールデレガンス ONLINE(JC2023コンデレ)の開催も決定しました。
こちらは会場に行かずともtwitterアカウントをお持ちの方なら誰でも参加でき、指定のハッシュタグを付けて撮影した画像をtwitterに投稿することでエントリーでき、以下の募集期間で全4回の開催となります。
第1回:2023年6月26日(月)開始ツイート以降~2023年7月17日(月)
第2回:2023年7月24日(月)~2023年8月20日(日)
第3回:2023年8月28日(月)~2023年9月24日(日)
第4回:2023年10月2日(月)~2023年10月22日(日)
また、今回は第1回・2回・3回・4回の各コンデレの入賞作品の中から2023コンクールデレガンスNo.1の称号である【大賞】も決めるとのことです。
ジャパンカップ2023参加する方はもちろんのこと、予定や地理的な理由でレースの方には参加できない方はジャパンカップ2023 コンクールデレガンス ONLINEに参加してみてはいかがでしょうか。
尚、JC2023コンデレの受賞作品は以下のリンク先から閲覧することが可能です。
コンデレ受賞作品を観て楽しむのも良し・今後のコンデレマシン作成の参考にするのも良しです。
※JC2023コンデレの詳細内容については以下のタミヤ公式ページをご確認ください。
最後に
今年もジャパンカップ開催と言うことで熱い夏になりそうです。
私自身は東京大会に参加予定で、東京大会は全3回あるので どれかで良い結果を残せればと思います。
ミニ四駆グランプリ2023では4回中3回はコースアウトという結果なので、ジャパンカップでは何とか完走できればと。
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