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引っ掛かり防止ステー作成方法の紹介

以前紹介した各ATバンパー作成方法の中で、引っ掛かり防止ステーとしてアンダーガードを取り付ける方法を紹介してきました。

このアンダーガードを使用する方法であれば簡単に引っ掛かり防止対策はできるものの、アンダーガードは結構厚みがあり、薄いところで約3.1mm、厚いところで約3.6mm程あり、これだけ厚いとタイヤ径が小さい時に地上高に干渉してしまうこともあります。

ということで今回はこんな形になるように、アンダーガードを使用せずに引っ掛かり防止ステーを作成するための各ビスに適した穴の大きさ及び穴のあけ方、そしてステーの加工方法を説明していきます。

必要工具

まずは引っ掛かり防止ステーを作るにあたって必要となる工具の紹介ですが、基本的に下記で紹介するビスの直径以上のドリル刃があればOKです。

ただ丁度いいサイズのドリル刃ともなると、実際に手元にないというケースも多いかと思いますので、適切なドリル刃がないという前提で工具を紹介していきます。

ドリル以外を使用した場合のメインとなる工具はリューターになります。


そのリューターで使用するリュータービットはタミヤから販売されているリューター用ビット5本セット皿ビス穴加工ビットとなります。



それと、以下の物は必須ではありませんが100均のダイソーで買えるダイヤモンドカッターや円筒ビットもあると便利です。



もしリューターがないということでしたら、これを機会にリューター及びビットの購入をお勧めします。
これがあるのとないのでは他の作業効率もかなり変わってきますので持っておいて損がない工具です。

そしてリューター以外にはヤスリ接着剤が必要になります。




ヤスリはプレート同士の接着効果を高めるために使用しますが100均で売っている紙ヤスリでも十分で、紙ヤスリの細目は400~600ぐらいが適切と言ったところでしょうか。

接着剤はプレート同士の結合で使います。
使用する接着剤は特に指定はありませんがなるべくであれば乾燥まで少し時間がかかる接着剤の方がプレート結合作業で慌てることがないのでお勧めです。

各ビスの直径 及び 穴あけ方法

続いては各ビスの頭部分の直径とそれに適した穴のあけ方について説明しますが、いちいち各ビス毎に穴の大きさを変えるよりも一番頭が大きいビス用の穴を空けておけば、どのサイズにも対応できるのでは?と思う方もいると思います。

しかしながら無駄に穴が大きいと、穴をあける場所によっては引っ掛かり防止ステーとしての効果が薄れてしまうケースも出てきます。




こんな感じでどのビスにも対応できるように一番大きい穴をギリギリあけれたんですが、最終加工したら外側の部分が今にも欠けてしまいそうで壁に乗り上げたら一発で破損してしまいそうです…

このことを踏まえて、念のため各ビス毎に説明していきます。

鍋ビス 頭直径:約3.22mm


ミニ四駆において最も見かけるビスではないでしょうか。
ステンレス素材のものも販売しており利用している方も多いと思います。

鍋ビスの頭に対応した大きさの穴のあけ方は、既存のビス穴にドリル状ビットを貫通させます。


穴が拡張したところに円柱状の太い方のビットで貫通させます。


ただし円柱状ビットを貫通させた時点ではギリギリ穴が小さいので、円柱状ビットを穴に通した状態でリューターをグルグル回して少しだけ穴を拡張させて完了です。


最初から円柱状ビットで貫通させた方がいいのでは?と思うんですが、穴が小さいと円柱状ビットを真ん中に当てづらく、ドリル状ビットで穴を拡張してからの方が 幾分か真ん中を狙いやすくなるので上記の順番を紹介しました。

このやり方が面倒くさければ穴は少し大きくなりますが、後述するキャップスクリューと同じやり方で穴を空けるのもありです。

ただし鍋ビスについてはこれ単体で使う機会は少なくワッシャーと併用して使うことになると思うので、小ワッシャーを使用した場合の加工方法も説明していきます。

小ワッシャー直径:約4.22mm


小ワッシャーに対応した大きさの穴のあけ方は皿ビス加工用ビットを使います。

本来は皿ビス穴用のビットですが、今回は皿ビス穴加工ではなく皿ビス加工ビットが貫通するまでビットを当て続けプレートを貫通させます。
そうすることにより小ワッシャーがピッタリ入るサイズになります。

キャップスクリュー 頭直径:3.82mm


結構こちらを使用する人が多いのではないでしょうか。

キャップスクリューに対応した大きさの穴のあけ方は球体ビットの大きい方を使います。

ビットを当てそのまま貫通させ穴あけて完了です。


穴あけはこれで完了ですがキャップスクリューについては1点注意することがあります。
それはキャップスクリューの頭は他のビスと比べて高さがあり 短い方で約1.9mm、長い方で約2.0mmとなります。


そしてFRP・カーボンプレートの厚さが1.5mmなので、数値だけ見ると0.4~0.5mm程 はみ出てしまい、わずかながらの出っ張りができてしまいます。

※FRP・カーボンプレートの厚さは厳密には1.5mmではなく約1.5mm~1.6mm程の厚さのブレがありますが、どのみちキャップスクリューの頭がはみ出ることには変わりないのでプレート厚の詳細説明については省略します。

わずかな出っ張りはあるものの、実際に壁を想定したプラスチックの上をすべらせても若干引っ掛かる感じはありますが、引っ掛かり防止ステーとしてはしっかり機能してくれるのであまり気にするところではないかもしれません。
ただこのわずかな引っ掛かりでコースアウトするかもしれないと考えるとやはり解消していきたい要素になるのでキャップスクリューの頭の削り方も紹介していきます。

まずスペーサーとプレートを用意します。
(ビス穴があればどのプレートでもOKです)


その用意したプレートにキャップスクリューを通し、スペーサーを取り付けナットで固定します。


あとはプレートを手に持った状態でリューターのダイヤモンドカッターの側面を使い、キャップスクリューの頭を削っていきます。


これでキャップスクリューの頭出っ張り問題も解消です。


トラスビス 頭直径:約4.34mm

こちらは小ワッシャーよりも約0.1mm程大きくなりますが、小ワッシャー同様 皿ビス加工ビットを貫通させて完了です。


ただ、かなりピッタリなのでうまく入らない場合は皿ビス加工ビットを穴に通した状態で回りを少し削って穴を広げていきます。

皿ビス


これについては皿ビス加工用ビットを説明書通り使ってもらえば綺麗に収まります。

以上が各ビスの頭の直径とリューターを使用した場合の適した穴のあけ方の紹介となります。

どのビスにでも対応できるようにするのであれば皿ビス加工ビットで貫通させればOKです。

引っ掛かり防止ステーの作成方法

続いては引っ掛かり防止ステーの作成方法を紹介していきます。
まず使用したいプレートとステー加工用プレートの計2つ用意します。


今回私は余ったパーツを流用しているため、ステー加工する側のプレートは1部分しかありませんが、プレートの強度を考慮した場合はステー加工用のプレートも丸々1個用意するのが望ましいと思われます。

プレートを用意したら使用したいローラーサイズとビスを決めて、先程紹介した各ビスにあった穴をステー加工用プレートにあけていきます。

端材を用意した場合はタイヤよりも外側の部分にプレートがあれば引っ掛かり防止ステーの役割を担ってくれるので、タイヤよりも内側に該当する部分は削っても問題ないです。


※今回は19mmローラーと鍋ビス・小ワッシャーに対応する穴を加工しています。

次に加工したプレートと未加工のプレートの2枚を結合させるための接着をよくするために、それぞれの結合させる面にヤスリがけをしていきます。


紙ヤスリの細目は400~600ぐらいが適切と言ったところでしょうか。

ヤスリがけが終わったら、布等で細かな削りカスをふき取り、片方のプレートにビスを通し、もう片方のプレートに接着剤をつけます。


写真では穴を拡張している方(ステー加工用プレート)にビスをつけていますが、実際のところ穴を拡張していない方にビスを通して、穴を拡張している方(ステー加工用プレート)に接着剤をつけて接着した方がやりやすいです。

プレートを接着したらできるだけプレート間の隙間を無くすようにビスでがっちり固定して接着剤が乾くまで放置しておきます。

接着が完全に完了したら、ビスとナットを外しプレートが壁に乗り上げた際スムーズにコースに戻れるよう、ビス穴加工した側のプレート(地面側のプレート)の側面を傾斜をつけるように斜めにリューターで削っていきます。





この際に使用するリュータービットは、上記でも紹介したタミヤ製の円柱状ビットが適してますが100均の円筒ビットだとよりサイズが大きく作業がやりやすくなるのでお勧めです。

削り終わったら布等で細かな削りカスをふき取り、プレートの結合箇所とリューターで削った箇所に接着剤をつけプレートの強度をあげていきます。

この接着剤でプレートの強度があがるものそうなんですがプレートの側面をリューターで削った後、FRP素材だと特に削った面がザラザラしており、接着剤をつけることでザラザラからツルツルに変わり、より引っ掛かり防止ステーとしての効果が高まると思われます。

あとはビスとローラーを取り付けて完成です。

最後に

以上が引っ掛かり防止ステーの作成方法となります。
作業自体もATバンパーを作るよりも遥かに楽なので、ATバンパーは作るの面倒くさいけど壁乗り上げ対策はしておきたいという方は、まずは引っ掛かり防止ステーを作成してみてはいかがでしょうか。

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