今回は2025年9月に発売されるミニ四駆 グレードアップパーツの新製品であるN-03・T-03 バンパーレスユニット(レッド) の製品情報を紹介していきます。
製品仕様から製品の良い点・悪い点など、購入を検討している人には必見の内容となります。
製品紹介
ここでは「N-03・T-03 バンパーレスユニット(レッド)」に関する製品情報を紹介していきます。

発売日・価格
「N-03・T-03 バンパーレスユニット(レッド)」は2025年9月13日(土)に発売予定で、価格は330円(税込)となります。
製品番号は「95696」で、限定品となります。
バンパーレスユニットとは
バンパーレスユニットはMSシャーシ用のフロント・リヤ ユニットパーツで、名称通り バンパー部分が省かれたユニットで過去には色違いのタイプが発売されています。

そして、今回(2025年9月)レッドバージョンのバンパーレスユニットが限定品として発売されます。
尚、過去には以下の画像のようなLEDライト付きのタイプもありましたが、こちらは再販もされておらず 現状復刻の見通しはありません。

バンパーレスユニット 付属品
ここではバンパーレスユニットに付属する各パーツを紹介していきます。
バンパーレスユニット本体
本製品のメインとなるパーツで、フロントがN-03・リヤがT-03 という型番になります。

材質に関しては、公表されていませんがおそらく通常のMSシャーシと同様のABS樹脂製だと思われます。
520プラベアリング
バンパーレスユニット本体に取り付けるためのパーツとして520プラベアリングが4個付属しています。

使い方については後述しますが、付属の皿ビスを使ってバンパーレスユニット本体に固定して使用します。
以下の画像は本来の使い方ではありませんが、520プラベアリングということでカウンターギヤに設置することもできます。

ただ、他のキットに付属している520プラベアリングとまったく同じものかと言うと そうでもなく、バンパーレスユニットに付属してるものは他と比べて厚さが少し薄くなっています。
ちなみに このパーツは次に紹介する皿ビスで固定するわけですが、このパーツ自体には皿ビス加工はされていません。
皿ビス
520プラベアリングを固定するためのパーツとして皿ビス(6mm)が5個付属しています。

使用するのは4個で1個は予備となります。
サイズはステンレス製の皿ビス6mmと同じですが、材質は異なり鉄製となっています。

鉄製ということで強度はステンレス製と比べて落ちるものの、ビスにくっつくことからこちらの方が作業しやすいかと。
ちなみに本製品の6mm皿ビスの重量は0.14gで、ステンレス製6mm皿ビスの重量は0.13gと ほぼ同じ重量となります。
バンパーレスユニットの使い方
バンパーレスユニットの以下のように組み立てます。

プラベアリングは取り付けなくても使用することができますが、取り付けることでスパーギヤのブレを軽減することができるので 基本的には取り付けが推奨されています。
ただし、既存の色違いのバンパーレスユニットについてはプラベアリングを取り付けると、プラベアリングがギヤに干渉して駆動が悪くなる現象がみられました。

私が持っている個体がたまたま そうだった、もしくは既存の製品はそうだがレッド仕様の製品は そうならない可能性もあるので こればっかりは実物を触ってみないことには何とも言えません。
尚、本製品はあくまでMSシャーシのフロントとリヤ部分のみの付属なので、使用するためには別途MSシャーシ用のセンターシャーシが必要となります。
バンパーレスユニットについてもっと知りたい方は、以下の記事にて詳しく解説しているのでこちらをご参照ください。
製品の良い点
ここでは本製品が既存(色違い)のバンパーレスユニットと色以外はまったく同じ仕様であるという前提で、本製品の良い点を紹介していきます。
若干軽い
バンパーレスユニットはバンパー部分がないということで、当然 強化ユニット(通常のユニット)よりも軽いわけですが、バンパーのハンデを差し引いたとしてもバンパーレスユニットの方が若干軽い仕様となっています。
実際に強化ユニットのバンパー部分をカットした状態で重量を比較しても、フロントユニットは約0.25g・リヤユニットは約0.5g程 バンパーレスユニットの方が軽くなります。
バンパーレスユニットと強化ユニットの重量については以下の記事にて詳しく解説しているので、もっと知りたい方はこちらをご参照ください。
軸受けが固定しやすい
これはシャフト軸受け部分に「HG 丸穴ボールベアリング」を取り付けた場合の良い点となりますが、バンパーレスユニットは強化ユニットに比べてベアリングがしっかりとフィットしてくれます。

パーツによる個体差もあるので全てがそうであると言いきれませんが、強化ユニットはシャフト軸受け部分の幅が微妙に広い模様で、そのままHG 丸穴ボールベアリングを取り付けた際は外れやすかったりします。
それに対してバンパーレスユニットは軸受け部分が強化ユニットに比べてやや狭いので いい具合にHG 丸穴ボールベアリングを固定してくれます。
些細なことかもしれませんが地味に嬉しい仕様と言えます。
ただ、これはあくまで既存のバンパーレスユニットの話であり、レッドバージョンの方はもしかするとサイズが若干異なる可能性もあるのでご注意ください。
製品の悪い点
ここではバンパーレスユニットの今一だと思う点について紹介していきますが、製品の仕様というよりは 製品の販売事情についての内容となります。
限定品である
バンパーレスユニット(レッド)の製品番号は「95696」と、9から始まる番号であることから限定品となります。
限定品ということで今回の機会を逃すと今後 購入するのが困難となることは必至と言えます。
発売前の現時点(2025年8月)では、各ネットショップで予約もしやすい状況の模様で 発売直後は簡単に入手できると思います。
しかし、しばらく経つと各店舗の在庫もなくなり いずれは入手困難となり、購入できたとしても定価より高値になってしまう可能性が高いと言えます。
仮にバンパーレスユニット(レッド)を買い逃した場合、色にこだわりがなければ通常品のバンパーレスユニットで代用することが可能です。
ところが、上のバンパーレスユニットは通常品でありながらも、現状 店舗・ネットショップでは軒並み在庫切れで入手が困難な状況となっています。
ほぼ全ての通常パーツを取り扱っているであろう公式大会の販売コーナーですらバンパーレスユニットは販売されていないので、現在は製造中止している可能性もあります。
こうしたことから今回のレッドバージョンを買い逃すと、当面の間はバンパーレスユニットは購入できなくなるかと。
本製品だけでは完結しない
バンパーレスユニットを使用するためにはMSシャーシ用のセンターシャーシが別途必要となります。
普段からMSシャーシを使っている人にとっては言うまでもない当たり前のことであるわけですが、問題は色にあると私は思っています。
というのも本製品の色はレッドで、シャーシ全体の色を統一するためにはセンターシャーシもレッドである必要があります。
しかし、現時点で赤色のセンターシャーシを入手することが非常に困難となっています。
レッドのセンターシャーシ自体は存在しているのですが、これを入手するためには 販売終了となった限定キットを購入しなければいけません。
シャーシが分割式の場合 シャーシの色を統一するというルールはないので、バンパーレスユニットが赤だからといってセンターシャーシを赤にする必要はありません。
私自身、シャーシの色にはあまりこだわらないので 色がバラバラでも気になりませんが、色を統一したい!という人にとっては 致命的な欠点とも言えます。
理想なのは、これを機に赤色の軽量センターシャーシも発売してくれると嬉しいわけで、これを機に軽量センターシャーシ(レッド)の発売も検討して頂けると幸いです タミヤさん!
まとめ
バンパーレスユニットはMSシャーシの根幹をなすパーツの1つであり、昨今のMSシャーシ使用率を考慮すると より重要度が高いパーツなのではないでしょうか。
特に現在はバンパーレスユニット自体が購入できず、次に新たなバンパーレスユニットが いつ発売されるかは不明なため貴重なパーツとも言えます。
発売直後(2025年9月)は購入しやすい状況が続くと思われるので、普段からMSシャーシを使用する人は 発売直後にできるだけ多めに購入することをおすすめします。
特に既存のバンパーレスユニットを所持していない方は色の好み云々は置いといて、とりあえず購入しておいた方が良いかもしれません。

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