【書籍】ミニ四駆 パッケージアートコレクション レビュー

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今回はタミヤ公式 ミニ四駆 パッケージアートコレクションの内容を紹介しながらレビューをしていきます。

本誌は、これまでに発売されたマシンが掲載されているミニ四駆の集大成的な本でもあり、ミニ四駆40周年を象徴するとも言える書籍となります。

そんなミニ四駆 パッケージアートコレクションを各コンテンツごと紹介していきます。

目次

本誌の仕様

ここではミニ四駆 パッケージアートコレクションの外観や本の作りなどを紹介していきます。

本誌はB5サイズ(182mm×257mm)となっており比較的コンパクトな印象を受けます。

以下の画像はミニ四駆パッケージと並べたものになりますが、大きさもそれほど違いはありません。

自分の中では勝手にA3サイズを想像したので実物を見た時は「意外と小さい」という印象でした。

また、ページ数は上・下巻いずれも176ページ構成となっており、本の厚みは12mm程となります。

尚、本誌の表紙カバーを外した状態は以下のようになります。

購入方法によっては「付け替えカバー」が付属される

タミヤオンラインショップにて本誌を購入すると上巻・下巻それぞれに「付け替えカバー」が付属されます。

以下の画像は実際の付け替えカバーとなります。

本の表紙を着せ替えさせる感覚で使うもので、特に黒系のマシンが好きという方は この表紙の方がテンションがあがるかもしれません。

ちなみに裏側にもマシンイラストが描かれています。

個人的にはデフォルトの表紙の方が好きで、私はてっきり以下のような厚紙のカバーと思っていたので少しだけ損した気持ちになりました…(笑)

ただ、公式からしっかりと事前に「付け替えカバー」と告知されていたので、単なる私の勘違いだったわけで…

ちなみに、この付け替えカバーはタミヤオンラインショップ以外でも「ヨドバシカメラ」「ビックカメラ」のオンラインショップで購入しても付属します。

とにかく「付け替えカバーも欲しい!」という人は購入先で付属しているかどうかを確認することをお忘れなく。

本誌内容紹介

ここではミニ四駆 パッケージアートコレクションの掲載内容を紹介していきます。

パッケージアート集

本誌のメインとも言えるコーナーで、ミニ四駆製品であるマシンパッケージのマシン部分を抽出したイラストが掲載されています。

上巻ではミニ四駆誕生から第2次ブーム直前までのマシン下巻では第2次ブーム直前から現在までのマシンの構成となっています。

掲載内容は各マシンのイラストを中心に「実際の製品写真」「各マシンの豆知識情報」「発売日・価格・シャーシ・描いたアーティスト名などの情報」が掲載されています。

ミニ四駆誕生から今に至るまでの全マシンを網羅しており(一部の特別モデルを除く)、すでに生産終了・販売終了となったマシンイラストが見れるのは本誌ならではの魅力かと。

とにかくマシンの多さに圧巻され、「ミニ四駆のマシンはこんな数あったのか!?」と驚きを隠せません。

それと上巻は昔のマシンしか載っていないと思いきや、昔のマシンと関連性があるマシンについては上巻に記載されており、最近発売されたマシンもちらほらあります。

そして、巻末にはパッケージイラストを手掛けたアーティストが紹介されています。

第1次ブーム世代の私としては大西將美氏のイラストが一番ぐっとくるかと。

パッケージカタログ

こちらは先ほど紹介したパッケージアート集に収録されているマシンの外箱(製品版)のパッケージを掲載しています。

各マシンの掲載情報の中にパッケージアート集のページ数も記載されているので、このパッケージカタログを索引替わりとして使用することも可能です。

外箱のパッケージ画像ということで、これを見ているだけでミニ四駆売り場にいるような気分になり、何故か心がソワソワしてきます(笑)

スペシャルギャラリー

スペシャルギャラリーでは歴代モーター・シャーシを始め、過去の宣伝チラシやカスタムアドバイスブックなどのミニ四駆の過去の資料を掲載しています。

シャーシについては厳密に言うとスペシャルギャラリーとは別コーナーになるわけですが、上・下巻に渡って全シャーシが紹介されています。

幻?の無印シャーシも掲載されています!

1次・2次ブームにミニ四駆にハマっていた人であれば、馴染みのものが多数あり テンション上がること間違いなしです!

また、過去に模型店に貼り出されたポスター漫画・配布されたチラシも一部掲載されています。

掲載されている画像は縮小サイズなので文字などはギリギリ見えると言ったところでしょうか。

余談ですが、本誌の文字が見にくいという場合はスマホのカメラで拡大すれば読むことができるので、内容が気になる方はスマホを使って隅々まで楽しんでみてはいかがでしょうか。

それ以外にも、下巻には爆走兄弟レッツ&ゴー!!の宣材集があり、当時のアニメ・映画の資料が多数掲載されています。

レッツ&ゴー ファンは下巻は必見かもしれません。

Column&Extra Gallery

Column&Extra Galleryのコーナーではミニ四駆に関する様々な情報が掲載されています。

上記以外にも「過去のジャパンカップのロゴ一覧」や「幻?のミニ四駆情報誌」などメジャーなところからマニアックなところまで様々な情報が掲載されています。

トータルの掲載量は少ないものの、ちょっとした裏話などもありミニ四駆ファンには必見の内容となっています。

欲を言えば もっとコラムを増やしてくれても全然良かったかと。

ミニ四駆40年の歩み

本誌には「ミニ四駆とは:40年の歩み」というコーナーがあり、上・下巻に渡ってミニ四駆の歴史について触れています。

ページ数は少ないもののミニ四駆誕生からつい最近までの話を濃厚な内容でまとめているので、最近ミニ四駆を始めた人でもミニ四駆歴史をばっちり知ることができます。

ちなみにミニ四駆の歴史をもっと知りたいという方は「田宮模型の仕事」という書籍がおすすめです。

この書籍の中で「山あり谷ありミニ四駆の十八年間」というミニ四駆に関連する話の章があり、そこではミニ四駆の紆余曲折が事細かに綴られています。

刊行されたのが2000年ということもあり 第3次ブーム以降の話はありませんが、十分読み応えがある内容となっているのでミニ四駆ファンは必見です。

それと、ミニ四駆の歴史を知る上で もう1冊おすすめなのが「コロコロ創刊伝説 第5巻」です。

こちらはつるピカハゲ丸くんでお馴染みののむらしんぼ氏が描いた漫画で、ミニ四駆が誕生してから流行るまでの話が描かれています。

話の内容は第1次ブームに限定されますが、「田宮模型の仕事」とは別視点での話となり、この本でしか語られないダッシュ四駆郎誕生秘話などファンには必見の内容となっています。

漫画ということで読みやすく、小さいお子さんでもミニ四駆の歴史の第1歩を知るに相応しい本とも言えます。

総評

往年のミニ四駆ファンなら迷わず購入すべし!

本誌は価格的に考えると そこそこ年齢がいった人向けの書籍となり、購入層も1次ブーム・2次ブームを経験してきた人向けになるのではないでしょうか。

自分が経験した時代を懐かしみたいのであれば、1次ブームの人は上巻・2次ブームの人は下巻のみの購入でもOKですし、逆に自分が知らない方のブームを本誌で体感してみるのもありかと。

もちろん、1次・2次ブームを経験したことがない人も楽しめる内容で、歴代のマシンを通じてこれまでのミニ四駆の歴史の一部を知ることができ、新たな自分のお気にのマシンが見つかるかもしれません。

それと、本誌はミニ四駆資料集という位置づけであり、超速ガイドのようにミニ四駆を速く走らせる情報については一切載っていません。

このことからミニ四駆を純粋に速くしたいという人には向かない本となります。

逆にコンデレを重視する人・ミニ四駆の塗装にこだわる人には必須級の本になるのではないでしょうか。

全マシンのイラストは今後のコンデレのヒント及び参考資料として大いに役立つでしょうし、コンデレでなくてもマシン塗装などの参考にもなるかと。

とにかくミニ四駆好きであればもっておいて損はない本となっているので、「もっとミニ四駆のことを知りたい」という人は購入しておくべきかと。

最後に

本誌は1冊3,300円(上・下巻合わせて6,600円)ということもあり、本誌発表当初は購入するか迷った次第です。

とりあえず1次ブームを経験した身として上巻だけ買っておこうと思い、様子見で上巻を買ったんですが、予想以上に良い内容で、結果的に上・下巻 両方購入していました。

ミニ四駆の書籍といえば攻略情報中心の「超速ガイドブック」が定番でもありますが、こうした資料集的な本もミニ四駆ファンにとっては貴重なアイテムになるのではないでしょうか。

今回のパッケージアートコレクションが発売に至った経緯は分かりませんが、本誌を機にミニ四駆関連アイテム集なんかを出してくれると嬉しいかと。

ミニ四駆グレードアップパーツを始め、これまで販売されてきたミニ四駆のグッズ・アイテムを網羅した内容であれば私は絶対に購入します!

レーサーミニ四駆チョコだったり、ブーム当時多数販売されたミニ四駆攻略本など紹介してくれると当時のファンは感涙ものかと。

個人的には1次ブームの時に限定発売されたミニ四駆を収納できる白いアタッシュケースを紹介してもらえるとテンション爆上がりです(笑)

次の資料集は50周年の時は言わず、本誌を機に今年中に発売してみてはいかがでしょうか タミヤさん!

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