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ローラー角度調整プレートセット 使い方 解説

今回はローラー角度調整プレートセットの基本的な使い方から応用的な使い方を解説していきます。

ローラー角度調整プレートセットとは

ローラー角度調整プレートセットとはタミヤから販売されているミニ四駆のグレードアップパーツの1つで、商品名の通りローラーの角度を調整するためのプレートセットとなります。

このパーツを使用してフロントローラーにスラスト角をつけることにより、コーナーリング時にコースアウト率を下げることができます。

決して知名度の高いパーツとは言えませんが、地味に活躍してくれる重要なパーツでもあります。

基本的な使い方

まずは本製品に付属している取扱説明書を交えてローラー角度調整プレートセットの付け方などの基本的な使い方を説明していきます。

プレート タイプ


まずは棒状のプレートタイプの使い方を説明してきます。

プレートタイプについては以下の取扱説明書を見れば直感的に使える仕様となっています。



念のため補足で説明すると各プレートの出っ張りの数が傾斜の角度を示していて、出っ張り1個で1度2個で2度3個で3度となります。

また、プレートの厚さについては出っ張りがある方にいくにつれて厚くなるため、基本的には出っ張りがある方をリヤ側に設置する形となります。

そして以下の画像が実物のシャーシにプレートを取り付けた例となります。

最近のVZシャーシにも適応できる形となっています。

チップ タイプ


続いてはチップタイプの使い方を説明していきます。

まずは取扱説明書の内容を見ていきたいと思います。

取手(とって)部分に記されている丸の数が傾斜の角度を示していて、丸が1個で1度2個で2度3個で3度となります。

チップの厚さについては取手がある方が厚みがある形となります。

チップの厚みについては「わざわざ説明しなくても現物を目視して傾斜を確認すればいいのでは?」と思っている方もいるかもしれませんが、傾斜3度ならともかく傾斜1度になると本当に傾斜になっているのか疑うレベルでどこが傾斜になっているか分かりません(私だけかもしれませんが…)

このことからチップの傾斜の構造も予め把握しておいたほうが、以下の取扱説明書の画像も混乱せずに解釈できるかと思います。

この取扱説明書の画像を見て「これが正しい付け方?」と思った方もいるのではないでしょうか。

正しい取付方法は上の画像のチップを90°回転させて設置するわけですが、この取扱説明書が上記の表記になっている理由として私が思うにローラーの下と上に設置するチップの形を分かりやすく見せるために敢えてチップの向きを90°変えたのか、一旦この形で各パーツを組み合わせて最後に取手を押して本来の位置にしてくださいという意図なのかと。

チップの正しい向きを表現するとしたら以下の画像の形となります。

ただ矢印を追記しただけですが、これであればチップの向きを誤解されないかと。

ちなみにタミヤ公式ガイドブックの超速ガイドでもローラー角度調整プレートセットの取付例が載っているのですが、この取扱説明書を鵜呑みにしてしまったのか本来の位置とは90°違う向きで取り付けられているのでこちらにも惑わされないように注意してください。

そして以下の画像が実物のシャーシにチップを取り付けた例となります。

取扱説明書にも記載されていますがローラーの下と上のチップの向きを変えて設置するのがポイントとなります。

ちなみにチップを設置する場合は取手の向きさが合っていればOKなので、チップを裏返して説明書の番号とは異なる組み合わせで使用しても問題ありません。



裏面には傾斜の角度を示す丸がありませんが、チップの形が丸のものは1度四角形は2度六角形は3度と覚えておけばチップを裏返した状態で使用しても傾斜の角度を間違えることがないかと。

応用的な使い方

ローラー角度調整プレートセットの本来の使い方はローラーをダウンスラストするためのものではありますが、最新のVZシャーシを筆頭に大半のシャーシは無加工の状態でもバンパーに傾斜が付いているのでローラー角度調整プレートセットがなくてもダウンスラストの状態になっています。

こうしたシャーシの実情から 存在自体を忘れがちなパーツになりつつありますが、個人的には現状でも十分活躍できるパーツかと思い、そんな活用方法を紹介していきます。

スラスト角を緩くする

「応用的な使い方」の冒頭で話したように基本的に現在販売されているシャーシの大半は無加工の状態でもダウンスラストになっていて各シャーシのスラスト角は以下となります。

タイプ1~4シャーシに関してはスラスト角がついていないのでローラー角度調整プレートセットの恩恵も大きいと思いますが、現状タイプ1~4シャーシを使用している方は非常に少ないのが現状かと。

大半のシャーシにスラスト角が最初から付いているわけですが、ローラー角度調整プレートセットを「基本的な使い方」とは逆向きで使用し 敢えてローラーのスラスト角を緩くすることでコーナーリングをより早く走行できることになります。

実際の使用例として、VZシャーシの場合はデフォルトで5°のダウンスラスト角になっているので、1°のプレートセットを逆向きに付ければ 4°のダウンスラスト角にすることが可能でスラスト角の微調整が可能となります。

逆向きでチップを取り付けた例が以下の画像となります。

コースレイアウトも然り各マシンのセッティングによって適時 最適なスラスト角は変わってくるので、基本的な使い方と応用的な使い方を駆使して要所要所でスラスト角を増やしたり減らしたりと変えてみてはいかがでしょうか。

ただし、コースレイアウトも然り各マシンのセッティングによって適切なスラスト角は変わってくるので、各場面に応じて正しい向きで使ったり 逆向きで使ったりと使い分けていきましょう。

別の使い方でスラスト角を調整する

ここでは本来の使い方とは異なる使い方でスラスト角を調整する方法を紹介していきます。

ここで紹介する別の使い方でのスラスト角の調整方法は主にフロントATバンパーで活用できるのではないかと思っているわけですが、フロントATバンパーであってもプレートタイプとチップタイプいずれでも本来の使い方でスラスト角を変更することが可能です。

ただし本来の使い方をした場合、プレートタイプの場合だと使用するバンパープレートに形が適合しなかったり 仮にプレートが適合したとしても僅かではありますがバンパープレート全体の厚みが増えてしまうといったことがあります。

一方、チップタイプの場合は使用するバンパープレートとの相性は関係ないものの、片側にローラーを2個付けたり 2段ローラーを使用するとチップではカバーしづらくなってきます。

こうしたフロントATバンパーを使用した際のイレギュラーな状況にも対応できるようにしたローラー角度調整プレートセットの使い方が以下となります。

まずATバンパーの土台となるプレートにローラー角度調整チップ(プレート)を接着剤等で固定します。

その上にATバンパーを載せます。

プレートに載せたローラー角度調整チップの傾斜がいい具合にATバンパーにスラスト角を付けてくれます。

ただしこの方法はプレート・チップを置く位置によっては想定しているスラスト角にならないこともあるので注意してください。

具体的な使用方法や使用のコツについてはフロントATバンパー作成方法記事の「スラスト角の調整」をご参照ください。

フロントATバンパー 作り方 解説 - 作成編 -今回はVZ・MA・MSシャーシに対応した2軸のフロントATバンパーの作成方法を解説します。 (尚、上記以外のシャーシでもフロントのビス...

このような感じでローラー角度調整プレートセットを活用することが可能です。

特にローラー角度調整プレートセットのチップは小さいので比較的スペースが狭い場所で設置することが可能で取手部分を切断して使えばより狭いスペースにも対応可能です。
(取手を切断する際はどちら側が厚みがあるか分かるようにしておきましょう)

その他の使い方

ローラー角度調整プレートセットは「別の使い方でスラスト角を調整する」の所でも解説したようにローラーやバンパーに傾斜を付けたい際に本来の使い方とは違う方法でも使用することができますが傾斜の形状から使う場面が限定されてしまう欠点もあります。

そうした傾斜の形状の欠点を解消する使い方として 同じ傾斜角度のチップを以下のように重ねることによって 厚さが均等な傾斜がないチップとして使うことができます。

取手の部分は邪魔になることの方が多いと思うので、上記のようにチップを重ねて接着した後に取手部分を切り落とせば 高さを調整するためのチップとして使用可能です。

また、スペーサーにはない厚さを再現できるのでスペーサーで微妙に高さが合わないシーンでもローラー角度調整プレートセットのチップでピッタリ合ったということもあるかもしれません。
(わざわざローラー角度調整プレートセットのチップを使わずとも、プラスペーサーをヤスリなどで削って加工すれば自在に高さの調整も可能ではありますが…)

これ以外でも、ローラー角度調整プレートセットの薄さの特性を利用して他のシーンでも何かしら使えるのではないかと思っており、目的なしにわざわざ購入する必要はないと思いますが、すでに購入済みでパーツが余ったり・結局使っていなかったという方は本来の使い方とは別の使用方法を探してみてはいかがでしょうか。

最後に

ローラー角度調整プレートセットは私がミニ四駆を復帰した直後に色々グレードアップパーツを買う中で購入したパーツの一つではあったのですが、いざ使おうとした時に取扱説明書を紛失していて現物を直接見て使おうと思ったものの どこのが傾斜になっているかよくわからず、本当に傾斜になっているかを疑ったまま使わずじまいでしばらく放置してました(笑)

そうした取扱説明書を無くした・取扱説明書の内容が解釈しづらいといった自分のような方向けに本記事を書いた次第であります。

ローラー角度調整プレートセットの売り上げがどのくらいか分かりませんが、他のグレードアップパーツに比べてマイナーな部類に入るのではないかと思っています。

しかしながら本記事で紹介したように、本来の使用方法はもちろんのこと 別の使い方もあり個人的に長期間放置していたこのパーツも意外な形で脚光を浴びることになったわけで、ローラー角度調整プレートセットの存在を忘れなくてよかったと思っています(笑)

この記事を読んで「もしかしたらこんなことに使えるのでは?」と思ったら、お値段もリーズナブルなので実際に購入して試してみるのもいいかもしれません。

この記事がきっかけでローラー角度調整プレートセットが在庫切れになるぐらいの大人気パーツになってくれれば これ幸いです。

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