今回は2025年上半期(1~6月)にミニ四駆界隈で起きた出来事を振り返りつつ、下半期(2025年7月~12月)の展開を予想していきます。
2025年上半期の主な出来事
ここでは2025年の1月~6月にミニ四駆界隈で起きた出来事を振り返っていきます。
ミニ四駆グランプリ2025開催
まず、ミニ四駆界隈での2025年上半期の最初の出来事と言えばミニ四駆グランプリ2025の開催なのではないでしょうか。

ウィンター>スプリングという流れで 約4カ月間に渡り熱いレースが繰り広げられました。
本大会のレース模様については当サイトにて私が実際に参加した東京大会のレポート記事を書いているので、気になる方はこちらをご覧ください。
個人的にミニ四駆グランプリ2025で最も気になったのは、大会終盤から待機スペース位置が変更になったことです。

偶発的な変更なのか永続的な変更なのかが気になるところで、次の公式大会であるジャパンカップ2025の待機スペース位置がどうなるかが注目ポイントでもあります。

TAMIYA MODELERS STORE 新規オープン
2025年1月25日(土)に東京の新橋・虎ノ門エリアにて、既存のTAMIYA PLAMODEL FACTORY TOKYOの はす向かいにTAMIYA MODELERS STOREが新規オープンしました。

TAMIYA MODELERS STOREはその名のごとくタミヤ製品を取り扱うタミヤ直営店舗となっており、その中でもカスタマーパーツに特化した特殊な店舗となります。
私も実際にオープン2日目に訪問したわけですが、オープン直後ということもあってかミニ四駆関連のパーツは在庫切れが多い印象でした。
そして、オープンから約半年経過したということで店の混雑具合や在庫状況も落ち着きを見せていることでしょうから、久々に行ってみようとも思っています。
ちなみに、TAMIYA MODELERS STOREはミニ四駆公認競技会の東京大会の会場である品川シーサイドフォレストから比較的近い場所でもあるので、東京大会ついでに寄ってみるのもありかもしれません。
尚、TAMIYA MODELERS STOREに関する情報は以下の記事にて紹介しているので、興味がある方はこちらをご参照ください。
新充電器 登場
2025年上半期のミニ四駆界隈で最も注目を集めたアイテムはHitecから販売された「X4 Advanced EX Pro」 ではないでしょうか。
本製品は充電器ということでミニ四駆のアイテムではありませんが、充電器はミニ四駆とは切っても切れない関係でもあるので これも立派なミニ四駆関連アイテムと言えます。
久々のハイエンドクラス充電器の発売ということもあってミニ四駆界隈では注目度が高い製品であり、購入した方も多かったのではないでしょうか。
尚、X4 Advanced EX Proに関する詳細情報については以下の記事にて詳しく解説しているので気になる方はこちらをご参照ください。
※NC3000 ProのOEM品となるのがX4 Advanced EX Proであり、X4 Advanced EX ProとNC3000 Proは基本的に同じ仕様・機能の製品となります。
ミニカーコラボ継続中
2024年1月から本格的にトミカプレミアムunlimited ミニ四駆シリーズが展開され、第1弾コラボマシンとして「アバンテJr.」「アバンテJr. ブラックスペシャル」が登場しました。
これを皮切りにこれ以降も続々とミニカー化したミニ四駆マシンが多種発売され、2025年上半期にも以下のミニ四駆コラボ ミニカーが発売されました。
そして、2025年5月に開催された静岡ホビーショーでは、新たなるトミカプレミアムunlimited ミニ四駆シリーズである「ダッシュ0号 ホライゾン」の発売が発表されました。

ホライゾンの発売時期は未定ですが、2025年中には発売されるのではないでしょうか。
ミニ四駆コラボマシンも限りがあって そろそろネタ切れの時期に差し掛かって来ているようにも思えますが、できる限り長く続けて欲しいものです。


トレイルミニ四駆 発売
2025年5月24日にミニ四駆の新ジャンルとも言えるトレイルミニ四駆 第1弾マシン「ファンブルン」が発売されました。
新ジャンル&新シャーシ(EZシャーシ)ということもあって この話題は2025年上半期 最大の関心事項であり、ミニ四駆の歴史の中でも大きな出来事なのかと。
一見するとワイルドミニ四駆と違いがないようにも思えますが、従来のミニ四駆シリーズとは仕様が大きく異なり、最大の特徴は電池1本で駆動するという点ではないでしょうか。
電池1本で駆動するということで、従来のミニ四駆よりも速度が落ちてしまうわけですが、その遅い速度に魅力を詰め込めたマシンと言えます。
ゆっくり走行することで じっくりと走りを鑑賞することができますし、何より安全性が高く 子供でも安心して遊べます。
まだ発売したばかりということで、今後の展開に期待したいところです。
ちなみに2025年7月現在 Amazonでは30%引きで販売されているので、購入を検討している方は今が買い時かもしれません。
ジャパンカップ2025開催
ミニ四駆界隈での2025年上半期の最後の出来事と言えばジャパンカップ2025開催にほかなりません。
まずは 2025年もミニ四駆ジャパンカップを開催してくれたタミヤに感謝です。
2025年上半期(6月まで)の段階では、プレ静岡大会のみの開催であり まだまだ序章にすぎず、7月からの下半期がジャパンカップ2025の本番と言えます。
とりわけ、上半期におけるジャパンカップ2025関連で最も話題となったのは超速ガイド2025の発売ではないでしょうか。
ミニ四駆バイブル本であると同時に、ジャパンカップの最新情報が掲載されており、ミニ四駆ファンなら必読の一冊となっています。
2024年はAmazonのKindle版サンプルで本誌初公開となるジャパンカップシークレットセクションが無料で見れてしまうという珍事がありました。
そのシークレットセクションが超速ガイド2024の目玉記事であり、それが誰にでも見れてしまったということで多少なりとも売り上げに影響したのではないでしょうか。
そして、今年は昨年の反省を活かしたのか、冒頭のページに別コーナーの記事を差し込むことでAmazonのKindle版サンプルでジャパンカップ記事の無料漏洩を防ぐことができました。
ということで今年は何も問題なく超速ガイドが発売され、物議をかもすことなくジャパンカップ開催に漕ぎつけて一安心です。
そんな超速ガイド2025については以下の記事でレビューしているので、興味がある方はこちらもご覧ください。
尚、ジャパンカップ2025に関する情報については以下の記事にて紹介しているので、気になる方はこちらをご参照ください。

2025年下半期の展開について
ここでは2025年上半期(7月~12月)で期待すること・起こるであろうことについて紹介していきます。
ジャパンカップ2025の結果
これは私個人の話となってしまいますが、私は7月の東京大会からジャパンカップ2025参戦予定で、何も問題なければ計3回(東京大会1・2・3)参加します。
参加するからには勝利を掴み取りたいところなんですが、もう彼是 1年近く勝利どころか完走すらしていないので、まずは完走したいところです。
ただ、その思いとは裏腹にジャパンカップ2025では ここ最近の中では最も攻略難度が高いと思われるセクションが存在しているため いつも以上に完走の難易度が上がってそうです…
とにかく今はジャパンカップ2025に向けてマシンセッティングを励むのみであり、何とか完走できるマシンを仕上げていこうと思います。
トレイルミニ四駆の人気
2025年下半期はトレイルミニ四駆の今後の命運を決めるであろう大事な時期と言っても過言ではありません。
すでにトレイルミニ四駆 第2弾となる「くまモンバージョン」の発売が決定しており、発売日は現状未定ですが おそらく2025年には発売するのではないでしょうか。

そして、トレイルミニ四駆発売から1カ月も経たないうちにトレイルミニ四駆用の第一弾グレードアップパーツが発売されており、タミヤも長期的な展開を視野に見ていると思われます。
当然、新金型であろう新シャーシを単発で終わらせるような無駄なことはしないはずですが、現状 トレイルミニ四駆が流行る可能性は低いと私は感じます。
流行りそうもないと思う理由は購入後の大きな目標がないことで、購入意欲を掻き立てるためには 遊ぶ理由が必要であり 遊び意欲を引き出すには何か大きな目標が必要かとも思っています。
現状、レーサーミニ四駆が長きに渡って続いているのは公式大会という目標があるからで、トレイルミニ四駆には今のところ そうした目標となるものがありません。
公式大会が開催されない時期もあったので一概にそれだけが人気の要因ではないとは思いますが、やはりあるのとないのでは人気度合いも変わってくるのかと。
もちろん、皆が皆 レースに勝つためだけにやっているわけではなく、レーサーミニ四駆でもレース以外の楽しみ方もあります。
トレイルミニ四駆も人と何かを競うというよりは 自分で楽しみ方を見つける部類かと思うので、どう楽しむかは購入した人次第とも言えます。
ただ、そうは言っても 何かタミヤから具体的な遊び方、欲を言えば公式でのイベントを企画してもらえると嬉しいわけで…
すでに第3弾・第4弾マシンや新たなるグレードアップパーツも水面下で動いていることでしょうし、皆の興味が薄れる前に 間髪入れずに新アイテムを追加して盛り上げていって欲しいものです。
新アイテムの発売
ミニ四レーサー達が常に期待していることと言えば新アイテムの発表&発売ではないでしょうか。
現状、2025年上半期の新アイテムに関する話題で最注目なのが、2025年7月に発売予定の以下の新形状カーボンステー・プレートと言えます。
上記アイテム以外にも「HG ボールリンクマスダンパー(JP2025ロゴ入り特別仕様)」や「JP2025仕様の各種モーター」が発売予定となっています。
上記アイテムの発売は嬉しいものの、2025年は昨年と比べて新製品が少なく感じることも否めません。
新形状カーボンを出してくれるだけでも十分ありがたいんですが、2025年前半を挽回する意味でも後半はミニ四駆界隈が盛り上がるアイテムを発売して欲しいところではあります。
ジャパンカップ2025プレ静岡大会のライブ配信中にタミヤ関係者より「カーボンブレーキステーが通常品化する(かもしれない)」という情報が暴露されました。
確定した情報ではありませんが、毎年発売されていた限定カーボンブレーキステーが今年発売されないということを考慮すると、通常品化は合点がいきます。
話しを聞く限り すぐに発売されるわけではなさそうですが、早ければ2025年下半期に間に合うかもしれません。
これ以外にもスライドダンパー用カーボンステーも同様に通常品化するようなニュアンスでしたので、今後の正式発表に期待したいところです。
最後に
今回は2025年上半期(1~6月)にミニ四駆界隈で起きた出来事を振り返る内容を中心にお届けしました。
個人的には2025年上半期はインパクトに欠ける内容になったと思っており、下半期の巻き返しに期待したいところです。
目下 私はジャパンカップ2025でより良い成績を収めるために準備を進めており、今はそのことだけで頭がいっぱいです。
そして、忘れた頃に度肝を抜く新製品が発表されたら嬉しいわけで…、期待していますよ!タミヤさん!!



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