ミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会 レポート

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今回は2023年11月25・26日に開催されたミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会のレポートをしていきます。

尚、本記事は大会模様を含め私個人の話もしていきます。

ミニ四駆グランプリ2023ウインターのコース詳細内容や攻略方法を知りたい方、大会の流れや注意点などを知りたいという方は以下の記事をご参照ください。

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目次

ミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会 大会概要

数年ぶりのミニ四駆グランプリ ウインターの開催となったわけですが、実はミニ四駆グランプリ2023ウインター自体は今回の東京大会が最初で最後で、来年(2024年)からは大会名がミニ四駆グランプリ2024となります。

そして、ミニ四駆グランプリ2023ウインターのコースレイアウトは以下となりますが、これも もしかすると今回きりのコースレイアウトである可能性があります。

コースレイアウト名に使われている「フェアウェル(farewell)」とは さようなら・ご機嫌よう などの別れの挨拶を示す意味であり、「2023バニーホップ 今までありがとう」という別れとも取れます。

このことから来年初頭のコースレイアウト名は「2024ドラゴン○○〇〇 welcomeサーキット」 もしくはwelcomeではなくgreet とかになり、コースレイアウトも変更するのではないでしょうか。

尚、ミニ四駆グランプリ2023ウインター東京大会のレース模様は以下のタミヤ公式チャンネルにアーカイブが残っているので、実際のレース模様が見たい方は以下のリンク先をご覧ください。

また、各セクション情報や対策方法については以下の記事にて紹介しているので、興味がある方はこちらをご参照ください。

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大会模様&結果

ここではミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会の大会模様や私個人の大会結果を紹介していきます。

悪天候の中でのレース展開

これは2日目である26日(日曜日)の方の話となりますが、当日の朝から曇りで天気予報では一時雨となっていました。

そして、不運にも開幕前からちらほら雨が降り始めてしまいました…

会場は屋外でありながらも屋根付きで雨が降っても影響がない場所にコースが設置されていますが、小雨でやや霧状になったせいか、風に流された雨が屋根下に入り込んできました。

そうしたこともあり、会場スタッフがコースに雨が入り込んでしまわないようテントを移動させ対応していました。

しかし、それ以降も雨が止む気配はなく 結局テント設置でも雨を防ぐことができず、結果的に片側のNコースは使用中止となってしまいました…

これにより、レースは1コース(Fコースのみ)展開となりました。

ちなみに、この日は雨だけでなく気温も低く(6℃前後)東京では「冬になってから一番の寒さなのでは!?」と思わせる程 寒い日でした。

そして、この雨と寒さが、私自身の不幸を招くということを会場到着直後の私は知る由もありませんでした…

(何が不幸だったのかは後述します)

私の大会結果

ここでは私のミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会の結果を紹介していきます。

今大会の個人的目標はジャパンカップ2023で散々苦しめられてきたカルーセルチェンジャーの攻略です。

他にも注意すべきセクションはあるものの、すでに過去の大会で攻略済みであり、敗退するとしたら カールセールでハマるか速度負けするかのどちらかだと思っていました。

そして、参加するクラスは今回もトライアルクラスで、3コーススタートとなりました。

3コーススタートということで 3週目で因縁のカルーセルチェンジャーを向かえることとなり、なかなか良いコースを引き当てたのではないかと自画自賛していました(笑)

レースは出走台数5台でのスタート!

レース直後は出走した場所から待機スペースに移動するわけですが、いつもこの移動時に自分のマシンを見失い 今回もそれは例外ではありませんでした(笑)

移動しながらコースを見ているとアイガーEVO.上り直後で何台かのマシンが吹っ飛んでいるのがチラッと見えました。

この時、少しヒヤッとしましたが「まー自分のマシンは大丈夫だろう」と思いながら待機スペースに到着し、コース内のマシンを探すと自分のマシンが見つかりません…

もしや… と思いコース内のスタッフの手を見ると私のマシンが…

どうやらアイガーEVO.上り直後で吹っ飛んだマシンの中に私のマシンも含まれていたようです…

この時、現地でハッキリと分かったことは私のマシンがレース開始から数秒足らずでコースアウトしたことだけで、どうコースアウトしたかはまったく分かりませんでした。

どうコースアウトしたかは配信アーカイブ動画を元に紹介していきますが、アイガーEVO.上り直後は一旦コースに綺麗に収まっていました。

しかし、この直後のカーブでマシンが横転してフェンスからすっぽ抜けて

そのままコースに復帰できずにコースの土台にクラッシュしてしまいました…

ということで、レース開始数秒でのコースアウトとなり、カルーセルチェンジャーに挑めずに2023年最後のレースは終了です…

この展開は年始に開催されたミニ四駆グランプリ2023の時と似ており、2023年最初のレースを数秒リタイヤで迎え、2023年最後のレースを数秒リタイヤで締めくくるという 悪い意味で思い出に残る年となりました(笑)

最後に、今回の参加賞は参加記念ステッカーとシルバーメッキのデクロスボディで、今年だけで計4個のデクロスボディを貰い デクロスな1年でもあったかもしれません(笑)

マシンセッティング

ここではミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会で走行させた私のマシンセッティングを紹介していきます。

走行結果は『私の大会結果』でも紹介したように まともに1周すらできなかったわけですが、セッティングの反省点も触れていくので、今後私と同じ目に合わないよう反面教師の材料にして頂ければと思います。

まず、マシン構成・外観が以下となります。

ミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会 マシン構成
  • MSシャーシ(フレキ加工)
  • トルクチューン2モーター
  • ギヤ比:3.7:1
  • スーパーハードタイヤ(直径 約24.0mm)
  • 重量:146.5g(電池含む)
  • 当日コンディション:[天候 小雨][気温5.5℃][湿度68%]

尚、今回からマシン走行に影響を与えるであろう気象情報も記載することにしました。

基本的な構成は前回のものを引き継いだ形となります。

前回以上に不要なパーツを無くした結果、マシン重量は自分の中では歴代最軽量であろう146.5g(電池含む)となりました。

そして、今回アイガーEVO.上り直後でのコースアウトした主な原因は以下の2つとなります。

  • ブレーキの低減
  • タイヤの変更

ブレーキの低減(減らした)理由は、ジャパンカップ2023で参加した3大会の走行を見て ブレーキは十分すぎるほど聞いていると判断したからで、これまで使用していたリヤブレーキを無くしフロントブレーキのみにしました。

これが今回コースアウトした最大の要因であり、夏頃の大会であれば上記のブレーキだけでも問題なかったかもしれません。

しかし、今回の大会はその時よりも10℃近く気温が下がっていたことも影響してブレーキの利きが激減したことが考えられ、これによってコースアウトを助長してしまったとも言えます。

そして、コースアウトのもう1つの原因として考えられるタイヤの変更についてですが、まず タイヤ変更の理由はカルーセルチェンジャー対策であり 前回のローフリクションからスーパーハードに変更しました。

厳密には対策というよりも グリップを増やすことでカルーセルチェンジャー走行時の挙動がどうなるかを試験するためにタイヤを変えてみたわけですが、結果的にそれは確認できずじまいでした…

問題だったのはタイヤ変更によりタイヤ径が変わったことであり、今回のタイヤ径が約24.0mm(前回までは約23.8mm)で前回よりも0.2mm程タイヤ径が大きくなり、これによって車高も0.2mm程高くなりました。

車高が高くなると同時にフロントブレーキの位置も高くなり、これによって以前よりもブレーキが効き始めるタイミングが遅くなるのと路面と接触するブレーキの面積が減った結果 ブレーキ効果が減少したのかと。

これらの要因が重なった結果、これまで安定して走行していたアイガーEVO.上りでコースアウトを招いてしまいました。

ちなみに、今回使用したクリヤーボディは結構際どいカットラインで、コースアウト後のボディ破損が心配でしたが意外にもボディは無傷でした。

たまたま当たり所が良かっただけなのかしれませんが、これだけの耐久力があれば 今後も同じ形のボディを量産していこうかと。

ちなみに、上記のネオVQSクリヤーボディの塗装方法や塗装に使用した塗料などについては以下の記事で紹介しているので、気になる方はご参照ください。

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大会を振り返って

ここではミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会を振り返って 気になったことや感じたことなどについて話していきます。

寒さは大敵

今回の大会で痛感したのが、気温によるマシン走行への影響です。

今回はブレーキのみの話としますが、気温によってブレーキの利き具合が変わり、気温が低くなるほどブレーキ効果が低下します。

そして、前回のジャパンカップ2023東京大会3(10月上旬)の時の気温は20℃前後でしたが、今回は6℃前後で、気温差が約14℃もありました。

これだけ気温が違えばブレーキの利きもかなり変わってくるわけで、前回大会と同様のブレーキセッティングで挑んだ人は私のように想定外の走りをしたのではないでしょうか。

実際のところブレーキセッティングが肝となるアイガーEVO.上りセクション自体は目新しくもなく、今回の大会参加者で 過去に走行し対策済みのレーサーも多かったはずです。

それでいながらも、チューンモーター限定であるトライアルクラスでもアイガーEVO.上り直後でコースアウトするマシンが多々見受けられたのも気温が原因だったのではないでしょうか。

ミニ四駆グランプリ2024のコースレイアウトが今回と同じかどうかは現状不明ですが、もしもアイガーEVO.上りがあるようでしたら、くれぐれもブレーキセッティングにはご注意ください。

特に 事前走行がない・事前走行できない場合は前大会との気温差には十分ご注意ください。

過去に体験済みのセクションでも気象が違えばブレーキの利き具合も変わってくるので、過去の気温を把握した上で当日の天気予報で気温をチェックして、適切なセッティングをすることをおすすめします。

また、前日走行がある場合でも屋外の会場は注意が必要で、前日走行日と大会当日の寒暖差が激しい時なども前日は違った走りになってしまうので気温の確認は怠らないようにしましょう。

何度も言いますが、くれぐれも私のように「前回のブレーキセッティングで問題なかったから今回もそのままでいいだろう」と油断せずに、しっかりと気温も考慮した上で準備していきましょう。

念願叶うも空回り…

ここので話は 特に役立つ情報でもなく私個人の話となり、大会の雰囲気?を味わいたい方は読んで損はないかと思います。

まず、本題を話す前に再チャレンジについて簡単に説明しておきます。

再チャレンジとは敗者復活戦のことを示し、対象者は1次予選・2次予選のどちらかで敗退した選手で、敗退後にもらえる参加賞ステッカーの裏に印があれば再チャレンジレースに参加することができます。

この再チャレンジは事前に対象クラスが決まっており、大会によっては再チャレンジ自体が開催されないこともあります。

そして、今回は上記のように当選メール内で再チャレンジの開催が告知されていました。

私はこれを事前に把握した上で大会に挑んだわけですが、敗退して参加記念ステッカーを貰う際に普段ならスタッフさんがステッカーを渡す時にステッカーをめくって裏面を確認するのですが、今回はその確認がありませんでした。

スタッフの人から再チャレンジはありませんという告知はなかったものの この確認動作がなかったことから、今回は再チャレンジがないことを察し、私も黙って参加賞を貰って その場を去りました。

その後 ステッカーをバッグにしまう際に念のために裏面を確認したら、なんか印らしきシールが貼ってあるじゃないですかー!

「これってどう見ても再チャレンジ当選の印だよね… でもスタッフさんの動作がどう考えても再チャレンジがない感じだったし、でも ひょっとすると自分の時だけステッカーめくるのを忘れていただけなのでは…」と心のモヤモヤが消えません。

もしこれで、実は再チャレンジが実施されていました なんてことであろうものなら一生後悔しそうな気がしたので、スタッフさんに恥を忍んで尋ねてみました。

すると 今回は雨で1コース展開のこともあり再チャレンジは中止になったことと、ステッカー裏面のシールは本来であれば当選の目印だったことを教えてもらいました。

なんということでしょう… せっかく念願の再チャレンジ当選の参加賞ステッカーを引き当てられたのに無効になってしまうとは…

雨さえ降っていなければこんなことには…、でも雨降ってなくて2コース展開だったら参加賞ステッカーもらう順番もまた変わってきていたから どうあがいても当選しない運命だったかもしれません(笑)

そもそも、2次予選を突破されしていれば こうしたことで悔しがる必要もないわけで、運に頼るのでは無く実力で勝ち抜けるマシン作りをするべきだと痛感した一日でもありました。

最後に

今回はミニ四駆グランプリ2023ウインター 東京大会の模様をお伝えしました。

ミニ四駆グランプリ2023ウインターは今回で終了となりますが、年始にはミニ四駆グランプリ2024が控えており、次の公認競技会レースもすぐに開催されます。

今年は数秒でコースアウトすることも多々ありコースアウト率がとんでもないことになりましたが、幸いにも入賞することができ思い出深い年となりました。

来年は今年よりも上位に入賞できるよう、ミニ四駆カスタマイズを引き続き頑張っていこうと思います。

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