今回は2025年夏に開催されるミニ四駆ジャパンカップ2025(MINI4WD JAPANCUP2025)についての情報を紹介していきます。

ミニ四駆ジャパンカップ2025 開催決定!

タミヤより2025年夏にミニ四駆ジャパンカップ2025が開催されることが発表されました。
毎年恒例とも言えるミニ四駆公式大会であり、ミニ四レーサーの頂点を決める最高峰の大会と言っても過言ではないビッグタイトルとなります。
ミニ四駆ジャパンカップ2025の詳細情報は本記事でも後述していきますが、詳細内容については以下のタミヤ公式サイトでも記載がありますので こちらもご覧ください。
大会日程
ここではミニ四駆ジャパンカップ2025の大会日程(大会スケジュール)を地域ごとに紹介していきます。
【北海道】
8/23(土) 北海道大会 前日走行会
8/24(日) 北海道大会
【宮城県】
8/2(土) 仙台大会 前日走行会
8/3(日) 仙台大会
【新潟県】
7/19(土) 新潟大会 前日走行会
7/20(日) 新潟大会
【東京都】
7/26(土) 東京大会1D
7/27(日) 東京大会1
9/20(土) 東京大会2D
9/21(日) 東京大会2
10/25(土) 東京大会3D
10/26日) 東京大会3
【静岡県】
6/21(土),22(日) プレ静岡大会 走行会(タミヤ本社)
7/5(土) 静岡大会 前日走行会(ツインメッセ静岡)
7/6(日) 静岡大会(ツインメッセ静岡)
9/6(土) 掛川大会 前日走行会(つま恋リゾート)
9/7(日) 掛川大会(つま恋リゾート)
11/1(土) 静岡大会EX(タミヤ本社)
11/2(日) ジャパンカップ チャンピオン決定戦(タミヤ本社)
【大阪府】
7/12(土) 大阪大会 前日走行会
7/13(日) 大阪大会
【岡山県】
10/4(土) 岡山大会 前日走行会
10/5(日) 岡山大会
【愛媛県】
8/9(土) 愛媛大会 前日走行会
8/10(日) 愛媛大会
【熊本県】
10/4(土) 熊本大会 前日走行会
10/5(日) 熊本大会
東京大会については土日で連日する大会はどちらかの日程のみ参加可能となります。
また、東京大会・静岡大会EX 以外の大会では本戦前日の土曜日に事前練習が設けられ、こちらの参加も本戦と同様に事前申し込みが必要となり本戦とは別に参加費が必要となります。
大会参加方法
ミニ四駆ジャパンカップ2025大会への参加はWEB上での事前申し込みとなり、各大会の開催日1ヶ月前ぐらいから以下のタミヤ公式サイトにて募集が始まるので参加したい方はこまめにチェックするようにしましょう。
また、開催されるクラス及び各クラスの参加費用は以下となります。
- ジュニアクラス(参加費無料)
- ファミリークラス(参加費無料)
- オープンクラス(参加費500円)
- トライアルクラス(参加費500円)
- チャンピオンズ(参加費500円)
各大会ごとにエントリーできるクラスは1クラスのみとなっており、同大会で複数のクラスにエントリーすることはできません。
具体例として、東京大会1でトライアルクラスにエントリーした場合は、同日に開催されるオープンクラスにエントリーすることはできません。
ただし、大会名が違えば複数の大会へのエントリーは可能で、東京在住の方であれば「東京大会1D・1」「東京大会2D・2」「東京大会3D・3」の3大会すべて参加することは可能です。
また、各クラスの詳細内容については上記「ミニ四駆ジャパンカップ2025 総合案内ページ」をご参照ください。
尚、詳細は後述しますがジャパンカップ2025ではトライアルクラス・ジュニアクラスの使用可能モーターが他のクラスとは異なるのでご注意ください。
大会ルール・進行
大会参加にあたり出走させるマシンについてはタミヤが定めているミニ四駆公認競技会規則に順ずる必要があり、ミニ四駆公認競技会規則については以下のタミヤ公式ページをご参照ください。
トライアルクラス・ジュニアクラスはモーター制限あり
ジャパンカップ2025では、トライアルクラス・ジュニアクラスで使用できるモーターがチューン系モーターのみとなり、使用できるモーターは以下となります。
- 片軸シャーシ…「ノーマル」「トルクチューン2」「レブチューン2」「アトミックチューン2」
※トルクチューン、レブチューン、アトミックチューンも使用可能
- 両軸シャーシ…「ノーマル」「トルクチューン2PRO」「レブチューン2PRO」「アトミックチューン2PRO」

この使用モーター制限については、昨年開催されたジャパンカップ2024から採用されたルールであり、久々に公式大会に参加される方は十分に注意してください。
尚、モーター使用制限の対象はあくまでトライアルクラス・ジュニアクラスのみとなり、その他のクラスではミニ四駆公認競技会規則で認められているモーターでの参加が可能となります。
大会進行はセッティングスペース/ワンウェイ方式
ジャパンカップ2025では各会場内にセッティングスペースが設置しており、そこでマシンセッティングをおこなうことが可能です。
ただし、スペースには限りがあることから 利用できるのは当日参加される選手及び その選手の付き添いの方のみとなっています。
セッティングスペースは臨時的なものでもあるので、主要なマシンセッティングは会場到着前に済ませておくことをおすすめします。
東京大会には基本的にセッティングスペースの設置はなく、他会場とは異なりノーピット/ワンウェイ方式が採用されます。
このことから東京大会に参加される方は、事前にマシンセッティングをすべて完了させた状態でレースに臨むようにしてください。
ただ、セッティングスペースはないものの 会場周辺で座れる場所は多数あるので電池を交換したりすることは可能です。
尚、全体的な大会の流れについては以下の記事にて詳しく解説しているので、初めて参加される方は一読することをおすすめします。
ジャパンカップ2025 攻略&対策方法
ここではジャパンカップ2025のコースレイアウトを紹介しながら、攻略・対策方法を紹介していきます。
コースレイアウト
ジャパンカップ2025のコース名はWakening Venom CIRCUIT 2025(ウェイクニング ヴェノム サーキット ニーマルニーゴー)」となり、コースレイアウトは以下となります。

本年は巳年ということで、コース全体がヘビの態様を表したレイアウトとなっています。
一見するとシンプルなコースにも見えますが、要所要所で厄介?なセクションが配置されているようにも見え、今年も多くのミニ四レーサーを苦しめそうなレイアウトと言えるのではないでしょうか。
各セクション対策方法
ここではWakening Venom CIRCUIT 2025において、個人的に注意すべきセクションをピックアップして対策方法を解説していきます。
今回取り上げる注目セクションは以下となります。
次から上記セクションの対策方法を個別で解説していきます。
XLARGEスロープ

ここ最近ではちょくちょく見かけるセクションで、ここ数年の大会出場者であればお馴染みのセクションとも言えます。
スタート直後に迎える最初の難所であり、警戒すべきはスピードが乗ってくる2週目以降です。

ブレーキ調整がカギとなるセクションであり、ブレーキが弱すぎると次のコーナーに進入すらできないなんてことも…
ブレーキを強くすれば安全にクリアすることは可能ですが、強くしすぎるとレヴズチェンジャーの傾斜を登りきれないなんてことにもなるので適度なブレーキ調整が求められます。
開催時期が夏頃ということで屋内・屋外で気温差が大きくなる可能性も高いので、各会場の気温を考慮したブレーキセッティングも必要になります。
とにかく、このセクションを通過できないことには何も始まらないわけで、練習走行なしの一発勝負の場合は気持ち強めのブレーキが良いかもしれません。
ブルンストレート

ジャパンカップ2025において最も警戒すべきセクションとなります。
間隔狭めの3連続のこぶ(ブルン)のセクションで、ジャンプセクションの定番と言えるドラゴンバックとはまったく異なる形状となります。


基本的にブレーキでジャンプ挙動を調整するわけですが、最適解なブレーキ具合はマシンの重量・タイヤ径・モーター・ギヤ比によっても変わります。
このため、ブルンストレートに適したブレーキセッティングは個々で変わってきます。
前日走行できる場合は 様々なセッティングパターンで検証できますが、東京大会などの一発勝負では運の要素も大きくなるとも言えます。
一発勝負で挑む場合は一旦ブルンストレートのことは忘れて、前述したXLARGEスロープを安全に突破できるマシンセッティングを意識するのが吉かと。
FDK バリアブル トグロ

最近の公式大会ではお馴染みと言える傾斜付きのカーブセクションで、今回は4つのカーブパーツで構成されています。

本セクションの最大の特徴は各会場ごとに上記のカーブパーツの構成が異なる点で、上記写真では下り→水平→水平→下りという組み合わせになっています。

この組み合わせが会場によっては水平→下り→下り→水平といった別のパターンになることがあります。
尚、②と③のコーナーパーツについては2つで1セットの可能性もあり、水平パートが分割することはないのかもしれません。
ストレート直後の急カーブセクションということで注意すべきセクションではあるんですが、その直前のブルンストレートのインパクトが強すぎるせいで 注目度が低くなっています。
厳密にはブルンストレートで減速することによって本セクションの難易度が下がっている模様です。
このことから、組み合わせによって特別マシンセッティングを変える必要はない模様で、安定してコーナリングできるセッティングにしておけば問題ないかと。
ジャパンカップ2025 関連商品
ジャパンカップ2025開催を記念して、ミニ四駆の限定キット・グレードアップパーツが販売されます。
毎年お馴染みのカーボンステー・プレートを始め限定キットなどが発売されます。
ただし、これらのアイテムは発売日以降の販売となるので、会場の開催日によっては未発売で販売されないこともあるのでご注意ください。
※上記製品の詳細情報については以下の記事で詳しく紹介しているので、興味がある方は こちらをご参照ください。
上記アイテムは各ネットショップでも購入可能ですが、これ以外にも開催会場でしか購入できないイベント会場限定アイテムもあります。


イベント会場でのみ購入できる製品ということで、欲しと思った方は 各会場の販売コーナーでの購入をお忘れなく。
※イベント会場オリジナル製品の詳細内容については以下の記事で詳しく紹介しているので、興味がある方はこちらをご参照ください。
また、今年もミニ四駆ジャパンカップ開催に合わせて6月17日に超速ガイドが発売されました。

本誌にはジャパンカップ2025のコース攻略記事を始め ミニ四駆に役立つ情報が多数掲載されています。
ジャパンカップ2025に参加予定の方はもとより、ミニ四駆をもっと楽しみたい!と思う方にもおすすめなミニ四駆バイブル本となります。
※超速ガイド2025に関する情報は以下の記事で紹介しているので、気になる方はこちらをご参照ください。
全会場でライブ配信

ジャパンカップ2025では開催されるすべての会場から、以下のYoutubeタミヤ公式チャンネルにてライブ配信されます。
ライブ配信では会場のレースの模様を中継し、リアルタイムで見逃してもアーカイブとして配信動画は残るので後から観ることもできます。
ライブカメラはコースの数カ所に設置され レース展開に合わせて適切なカメラワークに切り替わるので 各マシンの走りを間近で観ることができます。
※2面同時展開の場合は、1面は1箇所の定点カメラ動画のみとなる可能性があります。
配信ライブでレースの臨場感を味わうのも良し、各マシンの走行を参考にしてレース対策するのも良し と楽しみ方は無限大です。
特に、このライブ配信はレースを参加される方にはおすすめです。
昨今では自分のレースを撮影する方も多く見かけるようになりましたが、自分で撮影をするとカメラの位置調整が難しかったり、カメラを意識しすぎる余りに生のレースをしっかりと見れなかった…などのデメリットもあります。
しかし、このライブ配信のアーカイブがあることで、自分で撮影せずとも後から自分の走りも確認することができます。
しかも、ライブ配信カメラはコースの数カ所に設置されているため自分が撮影する以上に分かりやすいレース展開を観ることが可能になります。
ライブ配信の撮影機材のトラブル等がなければ後から自分レースの走りも確認できるので、普段からカメラ撮影している方も敢えて撮影せずに生のレースに全集中してみてはいかがでしょうか。
冒頭で「全会場でライブ配信」とお伝えしましたが、新潟大会以降はライブ配信が無いことが突如決定しました。
本件については以下の記事にて詳しく解説しているので、気になる方はこちらをご参照ください。
ジャパンカップ2025 コンクールデレガンス

ミニ四駆ジャパンカップ2025開催に合わせてコンクールデレガンスがSNS上(公式X)にて開催されます。
ネット上での開催ということで、用事や地理的な理由でジャパンカップ2025に参加できない方でも気軽に参加できるイベントとなっています。
X(旧Twitter)アカウントをお持ちの方なら誰でも参加でき、指定のハッシュタグを付けて撮影した画像をXに投稿することでエントリーでき、以下の投稿期間で全4回の開催となります。
第1回:2025年7月21日(月)~2025年7月28日(月) 指定ハッシュタグ→ #JC2025コンデレ1
第2回:2025年8月8日(金)~2025年8月18日(月) 指定ハッシュタグ→ #JC2025コンデレ2
第3回:2025年9月8日(月)~2025年9月15日(月) 指定ハッシュタグ→ #JC2025コンデレ3
第4回:2025年10月6日(月)~2025年10月13日(月) 指定ハッシュタグ→ #JC2025コンデレ4
その他詳細情報は以下のジャパンカップ2025総合案内ページをご参照ください。
また、以下のタミヤ公式ページから過去の受賞作品を閲覧することが可能です。
コンデレ受賞作品を観て楽しむのも良し・今後のコンデレマシン作成の参考にするのも良しです。
最後に
今年もジャパンカップ開催ということで熱い夏になりそうです。
ミニ四駆ジャパンカップはレースを楽しむことはもとより、会場に販売されている各種アイテムを購入するという楽しもあります。
ジャパンカップにて販売される各種アイテムについては以下の記事でも紹介しており、今後も追加情報があれば紹介していきますので、当サイトを定期的に覗いて頂ければ幸いです。




コメント
コメント一覧 (4件)
僕もジャパンカップは、静岡と掛川は参加します。マシンを1から見直しフルギミックマシンで参加したいと思っています。
今回の肝となるところですが、レヴズチェンジャー、XLスロープからの1着カーブやバリアブルトグロに目が行きがちですが、僕はスロープ下りからのローリングフォールが危険だと思っています。特に最内は、着地をしっかりと決めないと。アウトロールしてコースアウトするのではないでしょうか。
壁ブレーキを付ける、つけないの選択も難しいかもしれませんね
>>匿名希望さん
コメントありがとうございます。
壁ブレーキ必要性の有無については現状 判断難しいですよねー。
これについては最初のプレ静岡大会に参加される方の走行を見て判断していこうかと思っています。
ローリングフォールが下りしかないのを見ると、やはり壁ブレーキは必要だと考えています。去年の、静岡大会EXのコースは、ハリケーンコイルを反対から走るというものでした。入賞者は全員壁ブレーキを付けていたことがこの結論に至りました
静岡大会EXの存在は盲点でした…
確かに進行方向が変わってローリングライズがローリングフォールになっていましたね。
ただ、静岡大会EXは途中ストレートを挟んでいる形状で、ジャパンカップ2025のローリングフォールとは若干形状が異なっています。
このためローリングフォールの部分だけを見ると壁ブレーキなくても通過できそうな気もします。
しかし、ヴェノムコイルの箇所は静岡大会EXのようにストレートを挟む形状であり、上りカーブ→ストレート→下りカーブとなっているので結果的には壁ブレーキは必須になりそうですね。