ミニ四駆 家庭用コース(サーキット) 比較・選び方<どれを購入すべきか>

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今回は現在市販されている家庭用のミニ四駆のコース(サーキット)の各特徴を説明し比較しながら どれを買うのが適切なのかを紹介していきます。

尚、今回はタミヤから販売されている家庭用ミニ四駆コースを紹介していきますので、現在ミニ四駆コースの購入を検討している・ミニ四駆コースに興味がある方は本記事を参考にして頂ければと思います。

目次

コースの必要性

ここではミニ四駆コースの必要性について解説していきます。

※すぐにミニ四駆コースの情報を知りたい方は次の『コース・サーキット紹介』へお進みください。

ミニ四駆はモーターを搭載し走行できることから走らせることが遊び方の主体となっているホビーです。

ミニ四駆の遊び方は走らせるだけでなく、マシンを作り・改造を楽しむことも遊び方の一つですし、塗装・デコレーションしてお気に入りマシンを作って飾ったりするのも遊び方の一つです。

走らせるにしてもスピードを競ったり、外で走らせたり、マシン同士で激突させたりするなど様々な遊び方があります。

※過去に「クラッシュレスリング」というマシン同士を衝突させてパワーを競う競技もあり、公式大会はなかったもののタミヤ公認競技の一つとしてありました。

そうした様々なミニ四駆の遊び方がある中で、ミニ四駆にはグレードアップパーツというマシンをより速く走らせるためのアイテムが多数販売されています。

せっかくならそれらのパーツを使用してより速いマシンを作り走らせることが よりミニ四駆を楽しむ方法ではないでしょうか。

そして、マシンが速くなったかどうかを実感するためにはコースが必須となるわけですが、コースを所持していない人でもミニ四駆コース設置店舗に行ければ マシンをコースで走らせることができます。

ただ、コース設置店舗が家の近くになかったり・近くにあってもコース利用者が沢山いて利用しづらい・天候・気候が悪い日などはそこに行くまで大変などと、皆が皆 店舗設置のコースを気軽に使えるわけではありません。

特にミニ四駆を始めたばかりの人であれば「遅いマシンを人前で走らせるのが恥ずかしい」「コースアウトばかりしたら恥ずかしい」「セッティング用の道具・パーツを用意して持っていくのが大変」と思う方もいるかしれません。

実際のところ 無改造のマシンを走らせたり・頻繁にコースアウトしても全然問題ありませんが、それでも心配・不安に思う方も少なくないと思われます。

そんな時に重宝するのが自宅に設置できる家庭用のミニ四駆コースです。

自宅であればどんなに遅かろうが何度もコースアウトしようが周囲の目も気にせずに、天候・気候が悪かろうが好きな時にマシン走行を楽しむことができます。

もちろん初心者に限らず中・上級者でも自宅にミニ四駆コースがあれば今以上にミニ四駆を楽しむことができるようになります。

そんな自宅でミニ四駆をより楽しむ手段でもある家庭用ミニ四駆コースについて、次の項目から 各コースを比較しながら最適な選び方を紹介していきます。

コース・サーキット紹介

ここでは、今回比較していくミニ四駆コース(サーキット)を紹介していきます。

オーバルホームサーキット


タミヤから発売されている2レーンのコースです。

正式名称はオーバルホームサーキットとなりますが、これ以降本記事では名称を少し省略して「オーバルサーキット」と呼んでいきます。

比較的大きな店舗でミニ四駆を取り扱っているところだと以下の画像の箱をよく見かけるかと思います。

コース全体のサイズのコンパクトさから家にも設置しやすく価格的にも手軽に購入しやすいコースでもあります。

ただ2レーンということもあり基本的に2台までの走行となるため、一人で走らせる機会の方が多いかもしれません。

レーン数のこともあり各大会で使用されることも滅多になく、実物をあまりみかけないコースでもあります。

ただし、ここ近年ジャパンカップの公式コースの一部にこのオーバルサーキットが使用されており、そのレース対策として購入する人も増え 再び脚光を浴びているとか。

また、オーバルホームサーキットは定期的に新商品がリリースされており、2023年12月頃に特別色(ストレートとレーンチェンジ部分がスカイブルー)を採用したコースが発売されています。

この製品にはMAシャーシのマシンが2台同梱されており(マシンの組み立ては必要)、これを購入するだけでマシン走行・レースを楽しむことができます。

ジャパンカップ ジュニアサーキット


タミヤから発売されている3レーンのコースです。

ジャパンカップジュニアサーキット(Japan Cup Jr. Circuit)のアルファベットの頭文字をとってJCJCとも呼ばれます。
(本記事もこれ以降ジャパンカップジュニアサーキットをJCJCと呼んでいきます)

こちらもオーバルサーキット同様に、比較的大きな店舗でミニ四駆を取り扱っているところだと以下の画像の箱を見かけると思います。

個人的にJCJCの箱を見る度にいつもワクワクするのと同時に「家におけるスペースがあればなー」と落胆しています(笑)

タミヤ公式大会の5レーンには及ばないものの、3レーンでも十分レースを楽しめるので様々なミニ四駆レース大会で使用される人気のコースでもあります。

ミニ四駆コース設置店ではこのJCJCが設置されていることが多く、よく見かけるコースでもあります。

ミニ四レーサーなら誰しもがJCJCを自宅に設置する理想を頂き、金銭的な問題をクリアできても、設置するスペースがなく購入を断念してしまう、そんなコースではないでしょうか(笑)

限定カラーのコースもある

こちらは限定品となりますが、以下の色違いのスペシャルカラーJCJCもあります。

このイエロー・ブラックのスペシャルカラーのコースは2009年に販売されており、15年ぶりに再販される製品で 2024年8月10日に発売されました。

この機会を逃すと、次に購入できる機会が また10年以上先になるかもしれないので、イエロー・ブラックの色合いに惹かれた方は今が絶好のチャンスです!

コース比較

ここでは上記で紹介したオーバルサーキットJCJCをそれぞれの項目で比較していきます。

レーンサイズ

まずは肝心のコースのレーンサイズですが、いずれのコースも同じ仕様でコース幅:11.5cmフェンス高さ:5cm となります。

このレーンサイズはタミヤ公式大会で使用している5レーンコースと同様になりますので、オーバルサーキット・JCJCいずれを購入しても公式大会コースと同様のレーンサイズでマシンを走らせることができます。

コースレイアウト・全長・サイズ

続いてはコースレイアウトと全体のサイズを比較していきます。

オーバルサーキット

コース全長は2週で約10mとなり、1セットのコースを組み立てた場合のコースサイズは縦1.2m x 横2.16mとなります。

下の画像はオーバルサーキットのコースレイアウトと6畳(縦2.7m x 横3.6m)にコースを設置したイメージ図です。

コースの位置をずらせば6畳にギリギリ3セットのコースも設置できそうです。

JCJC

コース全長は3週で約20mとなり、1セットのコースを組み立てた場合のコースサイズは縦1.44m x 横3.06mとなります。

下の画像はJCJCのコースレイアウトと6畳(縦2.7m x 横3.6m)に設置したイメージ図です。

3レーンということもありますがオーバルサーキットに比べて倍のコース全長となり、コース全体のサイズも一回りと言わず二回りぐらい大きい気もします。

マシンを走らせるならやっぱり大きいコースがいいということで人気のJCJCですが、それなりに広い設置スペースが必要になるというネックも…

材質・形状

コースの材質についてはオーバルサーキットは「走行音が静かな軟質プラスチック製JCJCは「丈夫なABS樹脂製となり、「走行が静かな軟質」とか「丈夫な」という形容詞で材質がどんな感じか何となく分かるような分からないような(笑)

実際私も両方のコースを触ったこともありますが、両者ともに要はプラスチック製で、オーバルサーキットはやや柔らかい感じJCJCはそれよりちょっ硬めの感じで、実際にマシンを走らせて何か違いあるかというと、それほど差はないというのが私の見解です。

オーバルサーキットの「走行音が静かな軟質プラスチック製」ということでJCJCと比べて静かかというと言われてみればそんな気もしないでもないんですが、如何せんマシンの走行音が大きくそっちの方が気になります。

それとコースが柔らかい軟質なプラスチックを使っているオーバルサーキットの方がマシンがコーナーに接触した際にコースが歪んでコースアウトしやすいと思われるかもしれませんがそれについてはJCJCと大差はないと思われます。

結論としてオーバルサーキットとJCJCの材質の違いによってマシンセッティングを特別変える必要はなく、コース購入の判断材料として「材質」の要素は軽視して良いかと思います。

むしろマシンセッティングを変えるべきなのは今回紹介した2種類のコース(プラスチック材質)からタミヤ公式大会で使用される5レーンコースに変更した時です。

今回は詳しく説明はしませんがタミヤ公式大会の5レーンコースは材質がとても硬く、コースの継ぎ目の段差も大きくオーバルサーキット・JCJCとは別物と言っても過言ではないぐらい走行感が変わってきます。

あとコースの形状についてオーバルサーキットとJCJCはレーン数が違うので当然 形は異なりますが、それ以外にも違いがあり、オーバルサーキットは以下の画像のように各コースパーツの中央に穴が開いています。

平面を走る分には何も影響がありませんが、立体箇所(レーンチェンジ前やスロープなど)でブレーキをかける際にコース中央部はブレーキ効果が落ちます。

もし、コース中央部ドンピシャでブレーキスポンジを付けたりするとブレーキ効果激減してしまうので、オーバルサーキット用のブレーキセッティングをする場合は多少注意が必要となります。

拡張性

ここでは、それぞれのコースの拡張のしやすさ追加パーツの豊富さについて解説していきます。

先に結論を言うと拡張性は圧倒的にJCJCに軍配が上がります。

それほどJCJCはコース拡張パーツが多く、逆にオーバルサーキットは現状ほぼないといった実状です。

オーバルサーキット

2レーンタイプのストレート・コーナーのバラ売りがないため、コースを拡張する際は基本的にオーバルサーキットコース一式を追加で買わなくてはいけません。

過去にはタミヤからバンクウェーブの追加のコースパーツも発売されていましたが現在は販売されていません。

過去に販売されていたコースパーツについてはメルカリやヤフオクなどを探せばタイミングによっては見つかるかもしれません。

ただ、拡張パーツが現状ないわけではなくタミヤから発売されているウォッシュボードやAOパーツのジャンプ台はオーバルサーキットでも使用でき、これにより立体的なコースにすることが可能となります。

あとは多少不格好になってはしまいますが、このあと紹介するJCJC用の拡張コースパーツもレーンサイズが同一なことから1レーン分余ってはしまいますが、それらを使って立体やウェーブなどを再現することが可能です。

(ただし、オーバルサーキットとJCJCを接続する際はコース接続部分を多少加工する必要があるのでご注意ください)

今後オーバルサーキット需要が増えてきたら、もしかしたら過去パーツの再販やオーバルサーキット用の新たな追加コースパーツも発売されるかもしれません。

そのためにもオーバルサーキットがより多く売れる必要があるとは思いますが…

JCJC

こちらはオーバルサーキットとは対称的にタミヤ公式サイトを見て頂けば分かりますが、様々な追加コースパーツがあり、拡張性が非常に高くなっており、これらのコースパーツを追加するだけで様々なバリエーションのコースを楽しむことができます。

欠点を上げるとしたら、各追加コースパーツの値段がそこそこすると言ったところでしょうか。

魅力的な追加コースパーツが多々あるので、これもこれもと買っていく内にとんでもない金額になっていた ということにもなりかねないのでコースパーツの購入は計画的に。

レーンチェンジ

コース購入の判断材料として個人的に重要だと思う要素その1です。

まずはそれぞれのコースのレーンチェンジ画像から紹介します。

上の画像を見てお気づきかもしれませんが、オーバルサーキットはJCJCに比べてレーンチェンジの全体の距離が短いため、オーバルサーキットはJCJCよりもレーンチェンジの傾斜角度が高くなっています。

その傾斜角度が高いことからオーバルサーキットの方がマシンが跳ねやすくなり、JCJCのレーンチェンジでは問題なく走れているマシンでもオーバルサーキットのレーンチェンジではたちまちコースアウトするという現象が起きてしまいます。

ちなみに進行方向を逆にして走らせた場合は、改善するどころか逆にもっと酷くなります。

そんな跳ねやすいことも考慮して、オーバルサーキットのレーンチェンジにはフタが付属しており、このフタがマシンのコースアウトを防いでくれます。

ただこのフタがあるので一安心かと言えばそうでもなく、それなりにマシン速度が上がってくると「フロント部分がフタと衝突してしまったり」「フタに収まっても毎回ボディ部分がフタに接触しボディが破損したり」「フタに当たる衝撃が強すきてフタがズレてきたり」と色々と厄介なことが起こります。

このレーンチェンジがオーバルサーキット最大の欠点でもあります。

オーバルサーキットを走らせる上でこのレーンチェンジが最大の難所であり、これを通過させるためにレーンチェンジ対策用のセッティングが必要になります。

レーンチェンジ対策のセッティングは千差万別ではありますが、最初からフタに当たることを考慮したセッティングをする方が多いと思います。

ただ、各ミニ四駆大会では基本的にJCJCが使用されるのでJCJCのレーンチェンジが通過できるセッティングをすればOKなわけで、わざわざオーバルサーキットのレーンチェンジを通過できるセッティングは必要なくなります。

上記のことを考慮すると、厳しい言い方ですがオーバルサーキットのレーンチェンジは実践向きではなく、レーンチェンジを省いたコース構成にして一人で楽しむ方が良かったりもします。

しかしながら、冒頭でも話しましたがここ最近のタミヤ公式大会のジャパンカップではオーバルサーキットもコースレイアウトの一部で採用されており、会場によってはオーバルサーキットのレーンチェンジを採用している所もありました。

このことから、これまで実践向けではないとされたオーバルサーキットも脚光を浴び、ジャパンカップ対策としても有用なコースと評価も変化しつつあるので一概にこのレーンチェンジが欠点というわけでもありません。

オーバルサーキットのレーンチェンジ対応策

先程「ここ最近のジャパンカップでオーバルサーキットが使用されている」という話をしましたが、今後はまたしばらく使用されなくなり、公式大会対策として不要になるかもしれません。

そうなった時のために、オーバルサーキットのレーンチェンジ対策をしていないマシンでもレーンチェンジを通過できようにする私の案を紹介します。

「すでにオーバルサーキットを持っていてレーンチェンジに悩んでいる方」「レーンチェンジが不安で購入に踏み切れない方」など 参考にして頂ければと思います。

尚、ここで紹介する対応策はコース側のちょっとした加工方法であり、マシン側は特に加工・改造する必要はありません。

・フタの範囲を広げる

マシンがレーンチェンジの傾斜で跳ねるのであれば、レーンチェンジが始まる箇所(傾斜がある最初の箇所)にもフタをしてしまえばいいのです。

そうすれば確実にマシンはレーンチェンジではコースアウトせずに通過できます。

ではその追加のフタですが、手頃な物としダンボールがおすすめです。

ダンボールを既存のフタと同じようなサイズに切り取って、既存のフタの手前にテープ等を使用してダンボールを固定させて完成です。

ただ、注意して欲しいのは、この追加したフタには相当な負担がかかるためダンボールをしっかり固定してないとダンボールごとマシンが吹っ飛ぶということもあり、何度も走らせるうちにダンボールが破けるということもあります。

そのため、ダンボールのフタをしっかりと固定することはもとより、ダンボールのマシンがあたる部分にプラバン等を貼ったりして強度を上げておくことを推奨します。

・コースを継ぎ足し傾斜角度を緩くする

これは追加でコースを購入する必要があり、手間がかかる作業になってしまいますが、レーンチェンジの部分を自作で改造していきます。

以下の画像がそのイメージとなりますが、レーンチェンジ前に直線を追加し、コーナリング終了直後の段階からプラバン等でレーンチェンジへの緩い傾斜を設置します。

ただ細かいことを言うと、コーナリング終了直後の箇所に引くプラバンについては既存コースとの段差をなくすために加工が必要で、トータルの作業を考えるとかなり手間がかかってしまうかと……

傾斜の導入部分はウォッシュボードを使用すると加工の手間も減らせるかと思いますが、どのみちウォッシュボートの先の部分の加工は必須となってきます。

こうした加工が得意な方であれば この対策案を試すのもありかと思います。

・レーンチェンジ直前で減速させる

そもそもレーンチェンジでコースアウトするのはマシンが速すぎるからで、それならレーンチェンジ直前でマシンを減速させるセクションを設ければ良いということになります。

その減速させるコースの作り方は簡単で、コースの真ん中部分に気泡緩衝材(エアークッション)を入れてコースのセンターの高さを少し上げるだけです。

ネット通販など利用した際に商品を梱包している所謂プチプチというものを使ってコースセンターの高さを増し マシンを減速させる方法となります。

使用する素材は違いますが ジャパンカップ2018で採用されていた「モヒカンストレート」を参考にさせてもらった対策案です。

もし上記のようなモヒカンストレートにしたいのであれば、人工芝を用意し コースのセンター部分に合わせて切り取り適切な高さに配置すれば 再現することもできます。

人工芝は100円ショップで購入することも可能なので、低コストで作れるのも魅力的です。

一時的にマシンが減速してしまうため走行リズムは悪くなってしまうのが欠点ではありますが、今回紹介した方法の中では最もお手軽に出来る方法でもあります。

レーンチェンジで頻繁にコースアウトするようであれば とりあえずこの対策案を試してみてはいかがでしょうか。

以上がオーバルサーキット レーンチェンジ対策案でした。

これ以外にもっと適切なレーンチェンジ対策案もあると思うのでご自身にあった対策をしてみてはいかがでしょうか。

また、ジャパンカップなどのタミヤ公式レースでも2レーンのレーンチェンジが採用されることがありました。

今後も公式レースで採用された際は模擬のミニ四駆公認競技会コースとして、レーンチェンジはそのままの状態で攻略できるマシンセッティングをしてみるのもありかと思います。

コース設置方法

コース購入の判断材料として個人的に重要だと思う要素その2です。

これはコース紹介でも意外と触れられることが少なく、場合によっては購入してから知ったということもありえるので、コース購入を検討されている方は必見です。

コースの組み立て方はオーバルサーキット・JCJCのいずれもコース背面にツメがあり、これをコース同士で連結させツメを指標に正しい位置でコースを繋ぎとめてくれます。

そしてオーバルサーキットにはこのツメ以外にジョイントが付属しています。

これをコース側面に取り付け、コース間をしっかりとつなぎ止め固定させていきます。

それに対してJCJCはコース側面にジョイントを取り付ける突起がなくジョイント自体がありません。

このことからJCJCはコース背面のツメだけでコースを組み合わせることになります。

ツメだけでもそれなりにコース間は固定されているので無改造マシンとかを走らせる分には問題ありません。

しかし、改造してそれなりに速度が出てくるとマシンがコースに当たる衝撃でコースの継ぎ目が大きくなったり、場合によってはコースが分解してしまいます。

そうならないためにJCJCは別途テープを使用してコース間を繋ぎとめる必要があります。

これが地味に面倒で、コースを出しっぱなしにできない場合だと、JCJCを出す時にテープを貼って、片付ける時にテープを剥がすという手間が発生するので、JCJCを購入する場合はその点も考慮すべきです。

ちなみにコース間を固定するなら養生テープがおすすめです。

粘着力はどのテープを大して変わりないですが、養生テープは剥がしやすいので片付けも楽になりますし、何回かは貼って剥がしてと使いまわせるのでテープ代の節約も可能です。

価格

価格については各通販サイトにて定価よりも安い価格で購入可能ですが、在庫状況により価格が変動することがあるので、定価の金額を提示しておきます。

オーバルホームサーキット

定価 9,680円(税込み)

ジャパンカップジュニアサーキット

定価 27,280円(税込み)

コースを購入する上で価格は非常に大事な要素ではあるものの、どっちのコースを買うかを最終的に決めるのは価格よりも上記で解説してきた他の要素の方が判断材料になると思わます。

価格うんぬんはどっちのコースを買うか決めた上で、その欲しいコースをできるだけ安く買える店・サイトをじっくり探すのが良いと思います。

また、JCJCの購入を考えていて今後はコース拡張も視野に入れている方は追加コースパーツの価格も事前に確認しておくことをおすすめします。

JCJCコース一式自体は比較的リーズナブルではありますが 追加コースパーツはそこそこ値が張る感じがあるので、コースを継ぎ足していたらとんでもない金額になっていた ということにもなりかねないので、ご注意ください。

限定カラーのコースもある

色が特殊なスペシャルカラーバージョンのJCJCもあります。

発売日は2024年8月10日予定で、限定品ということで購入機会が限られた製品となります。

今しか購入できない製品であり、この色合いがいい!と思った方は在庫があるうちに入手しておくことをおすすめします。

ミニ四駆で遊ぶための必須アイテム

\ タミヤ公認の単3充電池/

繰り返し使える単3電池

電池収納にお困りのレーサーへ!

\ 電池をスマートに収納/

単3・単4 収納可能

ケースの色はクリア・ブルー・ブラックの3種類

\ 2段構造でたっぷり収納/

単3電池 x 24本 収納可能

ケースの色はクリア・ブルーの2種類

コース使用の注意点

どちらのコースも共通となりますが、コース使用の際は周囲への騒音に注意しましょう。

とにかく家でミニ四駆をコースに走らせると音が凄いです。

ミニ四駆キットを組み立てたばかりのノーマルモーターとかであればそれほど音は気になりません。

しかし、上位モーターに変えてマシンが速くなった途端にマシンの音・マシンがコースに当たる音などかなりの音が出て、騒音と言っても過言ではないぐらいの音になることもあります。

どのくらいの騒音になるかは、ミニ四駆コース設置店で実際にマシンを走らせると体感できるんですが、設置店の場合コースの周りの雑多な音が混じっていて余りコースを走らせている音に気付きづらいのが難点でもあります。

家に同居人がいる方は事前に音が出る事の告知は必須ですし、マンション住まいの方なら左右上下の部屋への騒音は免れないので早朝・深夜のコース使用は極力控えるべきかと。

また一軒家の方でもコース設置場所によっては周囲の家への騒音もありえますので走行させる時間帯には注意しましょう。

余談ですが、一軒家に住む友人がミニ四駆コースを買って屋上にコースを設置して走らせたところ想像以上の音で、その時は特に周りから苦情はなかったものの、日中の時間帯でも苦情が来るのではという心配から、それ以降は家の中にコースを設置するようにしたとのことです。

また、ジャンプセクションなどの立体コースした際はマシン着地時の騒音プラス振動とさらにうるさくなるので、気休め程度の効果かもしれませんが100均でも買えるジョイントマットをコースの下に引いておくといいかもしれません。

あと、これはそんなに気にすることでもないんですが、オーバルサーキットでマシンを走行させているとコースが動きます。

「動く?」と思われる方もいると思いますがコースが動くんです(笑)

オーバルサーキット1セットで、コースを設置している床が滑りやすい環境でそれなりに速度が出るマシンを走らせると、マシンがコーナーに当たる衝撃でコース全体が動きます。

コースが動くことで特にデメリットもないんですが、徐々にコースが動いて気づいたら設置した場所と違うところにコースがあった なんてことも無きにしもあらずなので注意しましょう。

防止策としては先程紹介したジョイントマットなどのプラスチックが滑りにくそうな材質の物の上にコースを置いたり、コースのすぐ脇に重たい物を置くかオーバルサーキットを増設してコース総重量を上げるなどが良いかと。

まとめ

最後にこれまで比較してきた内容をふまえてどちらのコースがおすすめなのか紹介していきます。

まず、オーバルホームサーキットは以下のような人におすすめです。

オーバルホームサーキットはこんな人におすすめ
  • ミニ四駆を始めたての人
  • ミニ四駆設置スペースがあまり広くない人
  • 頻繁にコースの出し入れを行う人
  • 一人でミニ四駆を遊ぶことが多い人

『安い価格』『コンパクトなコース面積』『簡単に組み立てられ気軽に遊べるコース』それがオーバルサーキットの特徴です。

レーンチェンジの問題はあるものの初心者であれば十分楽しめるコースで、ミニ四駆を始めたけど近くに走らせるコースがないという方はオーバルサーキット購入を検討してみてはいかがでしょうか。

万が一 コースを使用することがなくなってしまったり、JCJCへ変更したいということになったとしても、メルカリなどのオークションに出品すればすぐに買い手も見つかりコース(サーキット)を処分する手間もなくなります。

「ミニ四駆を走らせたい!」と思ったら まずはオーバルサーキットを買うことをおすすめします。

次に、ジャパンカップJr.サーキット(JCJC)は以下のような人におすすめです。

ジャパンカップJr.サーキット(JCJC)はこんな人におすすめ
  • 広いスペースがある人
  • コース専用の設置スペースを確保できる人
  • 多人数で遊びたい人
  • より速いマシンを作りたい人
  • 公式大会以外の小中規模の大会にもどんどん参加したい人

JCJCは全体サイズが大きいことから広い設置スペースが必要となりますが、設置場所が確保できるのであれば初心者の方でも問答無用でJCJC一択です!

コース組立に多少手間がかかるのでコース設置専用スペースがあると尚良しですが、毎回片づけが必要という方でもJCJCを設置できるスペースがあるならJCJCの購入に踏み切っても問題ないぐらい魅力的なコースです。

拡張パーツを追加購入すれば店舗さながらのコースも再現でき、自宅で練習・研究しながらミニ四駆の技術力アップの貢献間違いなしで、本格的に速いマシンを作りたい方には必須とも言えるコースです!

初心者・上級者 問わずどのレーサーにもおすすめしたいコースでもあります。

仮にミニ四駆ブームが到来したら、JCJCを持っていればクラスの人気者間違いなし!と断言できる そんなコースです(笑)

最後に

まだ一度もミニ四駆をコースで走らせたことがない方はミニ四駆コース設置店舗でも構わないので、まずはどこかのコースでマシンを走行させてみることをおすすめします。

初めてミニ四駆をコースで走らせる感動はひとしおで、設置店舗でミニ四駆を走らせて楽しい!と感じたならコース購入を検討してみてはいかがでしょうか。

自宅にコースがあれば店に行く手間・店に行く準備なども不要になり、その短縮した時間を改造・セッティングにも回すことができるので時間の有効活用ができます。

さらにコースが家にあればマシンの走行具合も簡単にチェックでき ライバル達へのアドバンテージにもなります。

少しでもコース興味をもったら まずはコース設置店舗で実際にマシンを走らせ、更に「もっとコースでマシンを走らせたい!」と思ったら、本記事を参考にして頂き 自分の環境に合ったコースを選んでみてはいかがでしょうか。

そして、これらのコースで練習した先にはミニ四駆レースの集大成とも言えるタミヤ公認競技会のジャパンカップをはじめとした公式レースがあります。

公式レースは巨大な5レーンコースとなり2レーン・3レーンコースよりも更に楽しめるので機会があれば参加してみてはいかがでしょうか。

タミヤ公認競技会の5レーンコースは今回紹介してきた家庭用コースとは一味違った特徴・魅力があり それらの特性などについては以下の記事にて紹介しているので、公認競技会に興味がある方は一読頂ければと思います。

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コメント

コメント一覧 (8件)

  • 自分もミニ四駆をやっていてコースは欲しいです。でもあまりにも部屋のスペースが無いので悩んでいましたが、これを見て参考になりました、ありがとうございました。

  • >>リュピーさん
    コメントありがとうございます。
    本記事を参考にして頂き、リュピーさんのお役に立てて何よりです。

    • >>カム猫さん
      コメントありがとうございます。

      ご質問頂いた「コースの購入時期」は ミニ四駆をやっている環境次第で変わると思うので一概にいつが良いというのは回答しづらいところでもあります。

      私個人の見解で言うと、近所にコースがあり、通う頻度が多く そこへ行くのが面倒くさいと感じたタイミングが買い時ではないかと思います。

      ただ、ミニ四駆コース設置店のコース規模じゃないと満足できないということもあるので、自分の家にどのくらいの規模のコースが置けるかを事前に調べて、本当にその規模で満足できるかを吟味した上で買うか否かを検討してみてください。

      そして、近所にコースがない場合「改造だけでは満足できない!」と感じているのであれば今すぐに購入しても良いかと思います。

      最後に購入前の注意点として、コースを走行させると結構な音がでるので周りの家族や近隣への迷惑にならないかを考えた上で最終的に買うべきかどうかを判断して頂ければと思います。

      • ありがとうございます!!
        また、親に相談して許可が下れば買ってみようと思います(3レーンで)

        • >>カム猫さん
          親御さんの許可が下りることを祈っています!

          もし許可が下りた場合は、購入する前に設置予定場所に3レーンコースが設置可能か再度確認をお忘れなく。

    • >>hamさん
      コメントありがとうございます。

      コース購入後、より一層ミニ四駆の面白さを堪能してください!

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