今回は2024年の4月と11月に開催されるフルカウル限定コンクールデレガンスを紹介していきます。
フルカウル限定コンデレの詳細情報からコンデレで入賞するためのコツ・テクニックなどを解説していきます。
フルカウル限定コンデレ 詳細情報
ここではフルカウル限定コンクールデレガンスの詳細情報を紹介していきます。
フルカウルミニ四駆とは
ここでは「フルカウルミニ四駆」について説明していきますが、「ミニ四駆」という単語については本記事を読んでいる人であればご存じかと思うので省略します。
まずは「ミニ四駆」の前についている単語の「フルカウル」を説明していきます。
ミニ四駆で言うカウルとはタイヤを覆っている部分を示し、タイヤ全体を覆っていることからフルカウルと名付けられています。
また、カウルは走行風を受け流すことで空気抵抗を減らして走りやすくする目的がありますが、ミニ四駆のサイズ・スピードでは空気抵抗の影響が非常に少ないので カウルの恩恵は ほぼ無いとも言えます。
ただ、カウルが全く無意味というわけではなくタイヤを覆うボディ形状から必然的にホイールが小径化し、それによって低重心・加速力アップという間接的な恩恵があります。
そして、フルカウルミニ四駆とはタイヤを覆うカウルのパーツがあるボディのマシンのことを示し、このフルカウルのボディデザインがミニ四駆 第二次ブームを起こした要因の一つとも言われています。
それと、フルカウルミニ四駆を紹介したついでに、類似するエアロミニ四駆シリーズについても簡単に紹介していきます。
「エアロミニ四駆」はフルカウルミニ四駆の後に発売されたミニ四駆シリーズであり、フルカウルミニ四駆の後継機種とも言われています。
エアロという単語が使われていることから空気抵抗を意識したボディがシリーズコンセプトであり、ボディ形状はフルカウルミニ四駆と似ています。
フルカウルミニ四駆との決定的な違いはカウル部分であり、エアロミニ四駆はタイヤ剥き出しのボディ形状が多い傾向で 大半は前輪が剥き出しに近い状態となっています。
尚、エアロミニ四駆も今回のフルカウル限定コンデレの対象シリーズとして含まれており、詳しいことは後述する『参加条件』にて解説していきます。
フルカウル限定コンデレ開催決定
コンクールデレガンス(略してコンデレ)はマシンの美しさやドレスアップのアイデアを競い合うデザインコンテストです。
そして、この度 フルカウルミニ四駆が登場して30周年を記念にしてフルカウルマシン限定のミニ四駆コンクールデレガンスをX(旧 Twitter)にて開催することが決定しました。
尚、本件に関する詳細情報は本記事にてお伝えしますが、以下のタミヤ公式 特設サイトもあるので こちらもご参照ください。
応募期間・応募方法
フルカウル限定コンデレは2024年4月と11月の2回開催を予定しており、作品の応募期間・応募方法は以下となります。
第1回…2024年4/29(月)から 5/5(日)まで
第2回…11月予定
応募期間内にX(旧 Twitter)にて コンデレ応募の専用タグ #FC30コンデレ を付けて写真(最大4枚まで)を投稿
※作品の応募は1人1台まで
応募期間については、具体的は時間の告知はありませんが、第1回であれば4月29日に日付が変わった直後から5月5日の23時59分と見るのが妥当でしょう。
応募期間はもとより、コンデレ参加に必要な専用タグ『#FC30コンデレ』と付けて投稿することをお忘れなく。
参加条件
参加条件は、フルカウルミニ四駆を使用した『新作』の作品であることで、過去のコンデレで応募済みの作品は対象外となります。
また、フルカウル限定コンデレということではありますが、レッツ&ゴー作品に関連するマシンであれば参加可能となっており、以下のミニ四駆シリーズが参加条件に該当します。
- フルカウルミニ四駆シリーズ全般
- エアロミニ四駆シリーズ
- ミニ四駆PROシリーズ
- リアルミニ四駆シリーズ
上記対象シリーズの注意点として、あくまでレッツ&ゴー作品に関連するマシンであることが大前提であり、上記シリーズに該当していてもレッツ&ゴー作品に該当しないマシンはNGとなります。
記念アイテムも販売
フルカウルミニ四駆30周年を記念して、コンデレだけでなく記念アイテムも販売されます。
特に注目されているのが、ハリケーンソニック ポリカボディスペシャルです。
ハリケーンソニック 初のポリカボディということで売り切れ必至なのではないでしょうか。
これ以外にもフルカウルミニ四駆30周年記念アイテムが多数販売され、詳しい情報については以下の記事にまとめているで、気になる方はこちらもご参照ください。
ミニ四駆と同サイズの自由操縦ホビー
小さなスペースでも遊べる インドア派ラジコン
ミニ四駆の兄貴分でRCカーの超定番
迫力満点の走りを楽しむならこれ!
コンデレ攻略方法
ここではコンデレに入賞するためのコツやテクニックなどを紹介していきます。
コンデレで入賞するためには素晴らしい作品(マシン)を作ることが最も重要となります。
しかし、いくら素晴らしい作品を作ったとしても それらをうまくアピールできないと審査員からの評価も下がってしまい入賞できるポテンシャルを持った作品も落選してしまいます。
その審査員からの評価を上げるためのポイントは以下となります。
次から上記のコンデレ評価アップポイントについて個別で解説していきます。
撮影方法
昨今のコンデレはSNSにて画像投稿するということで、撮影テクニックが非常に重要になってきます。
X(旧 Twitter)は1つのポスト(投稿)に対して添付できる画像が4枚となっているので、撮影テクニックを駆使して 4枚の画像でご自身のマシンを最大限アピールする必要があります。
撮影テクニックにも様々あって「撮影する箇所・角度」「背景の選定」「照明の当て具合」など、マシンの見せ方は多岐にわたります。
具体的な撮影テクニックについての言及は本記事では控えますが、以下のタミヤ公式ページにてコンデレ受賞者の貴重なアドバイスがあるので こちらを参照して頂ければと思います。
Xの1つポスト(投稿)で添付できる上限の画像数は4枚となっていますが、必ずしも4枚添付する必要はありません。
以下の画像はXのサムネイル画像となりますが、画像を3枚投稿した場合は以下のように1枚目がやや縦長で大きめに表示されます。
審査はサムネイル画像のみで決まる訳ではなく、当然 各画像がクリックされ より細かい箇所も閲覧されるので、サムネイルがよければ入賞できるというわけではありません。
しかし、サムネイル画像で「お!これは!」と関心を持たせるのも1つのアピールテクニックであり、こうしたサムネイルの見栄えを考慮した配置も重要なのではないでしょうか。
このサムネイルでのアピールは3枚投稿に限らず4枚投稿でも使えるわけで、よりアピールできるようサムネイルの配置(画像を投稿する順番)も考慮してみてはいかがでしょうか。
※サムネイル画像の投稿テクニックについては上記の『コンデレ入賞者インタビュー【第3回】』にて解説しているので 詳しくはそちらをご参照ください。
文章構成
SNS上でのコンデレは画像以外にも、その投稿画像をアピールするための文章も重要になってきます。
作品をアピールするための文章構成として「題名・作品名」「作品の説明文・アピールポイント」を入れるのが基本とも言えます。
必ずしも上記の文章構成どおりにする必要はありませんが、文章が奇抜すぎて誰にも魅力が伝わらない…ということだけはご注意ください。
とにかく、第三者が読んでも分かりやすい・伝わりやすい文章構成にすることだけは必須とも言えます。
尚、具体的な文章アピール方法については、以下のタミヤ公式ページにて詳しく解説しているので こちらを参照して頂ければと思います。
熱い思い
これに関しては今回のフルカウル限定コンデレに限った話となりますが、ミニ四駆【タミヤ公式】アカウントから攻略のカギとなるかもしれない情報を出していました。
その攻略のカギとなる情報とは『推しマシンで”フルカウル愛“を表現してください!』というコメントです。
カウルについては前述したようにタイヤを覆っている部分を示し、フルカウルミニ四駆は基本的にボディがタイヤを覆う形状となります。
そして、フルカウル愛を強調するためにはタイヤを覆っているボディであることが必須となるのではないでしょうか。
フルカウルミニ四駆の中にはタイヤの一部しか覆っていないマシンもありますが、これらをタイヤ全体を覆うように加工すれば評価が上がるかもしれません。
特にエアロミニ四駆はタイヤが剥き出しになっているボディが多く、これらをフルカウル化すると見た目の変化も一目瞭然なのでアピールするには持ってこいかと。
逆に、ボディのカウル部分がないとフルカウルの本質から外れてしまうので、カウルを除去する加工は控えた方が良いかもしれません。
あくまで カウルに関する見解は私の憶測に過ぎませんが、フルカウル限定というからにはカウル部分を強調することがポイントの1つになるのではないでしょうか。
【番外編】参考書籍
今回のフルカウル限定のコンデレを含め各種コンデレのマシン作成のヒントになるであろうお勧めの書籍があります。
それが『ミニ四駆 GRAPHICS』という本です。
こちらは2019年11月に発売された本で、昨今のミニ四駆本には珍しく カッコイイ・美しいマシンを作ることに特化した内容となっています。
様々なカッコイイ・美しいマシンの掲載から 塗装テクニックの紹介もしており、コンデレ入賞を目指す人にとってのバイブルとも言える一冊となっています。
「マシンにもう一工夫欲しい」「アイデアが今一 浮かばない」という方は参考にしてみてはいかがでしょうか。
尚、ミニ四駆 GRAPHICSについては以下の記事にて紹介しているので、購入を検討している方はこちらもご参照ください。
最後に
今回はフルカウル限定コンクールデレガンスについての内容を紹介してきました。
普段、コンデレはミニ四駆公認競技会と合わせて開催されますが、今回のような特別企画は久々なのではないでしょうか。
コンデレはマシンのデザインを競う大会であり、ミニ四駆の速さは一切関係ないので、普段まったくミニ四駆をしない方でも入賞するチャンスは十二分にあります。
かつて第二次ブームでフルカウルミニ四駆にハマっていたという方も これを機に参加してフルカウル愛を存分にアピールしてみてはいかがでしょうか。
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