ミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2 レポート

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今回は2024年4月20・21日に開催されたミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2のレポートをしていきます。

尚、本記事は大会模様を始め私個人の大会結果・マシンセッティング内容などについて触れていきます。

ミニ四駆グランプリ2024 スプリングのコース詳細内容や攻略方法を知りたい方、大会の流れや注意点などを知りたいという方は以下の記事をご参照ください。

目次

ミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2 概要

東京会場では2回目のミニ四駆グランプリ2024 スプリングということで、コースは前回と同様の「2024 TATSUDOSHI Rise up! CIRCUIT」になります。

今大会をもってミニ四駆グランプリ2024スプリングの全日程が終了ということで、東京大会2D・2が2024スプリングの締めくくりとなります。

尚、ミニ四駆グランプリ2024スプリング東京大会2のレース模様は以下のタミヤ公式チャンネルにアーカイブが残っているので、実際のレース模様が見たい方は以下のリンク先をご覧ください。

また、各セクション情報や対策方法については以下の記事にて紹介しているので、興味がある方はこちらもご参照ください。

大会模様&結果

ここではミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2の大会模様や私個人の大会結果を紹介していきます。

ドラゴンコイル ファイナル?

今回の2024 TATSUDOSHI Rise up! CIRCUIT で要警戒なのがドラゴンコイル(DragonCoil)の最内となる1コースの箇所です。

ここで数多くのマシンが散っていったわけですが、大会を追うごとにレーサー達の対応力が上がり、2024スプリング最後となる東京大会2ではドラゴンコイルを高速で難なく通過するマシンも多々見受けられました。

そして、このドラゴンコイルも今回の2024スプリングでお別れ?となり、次の公式大会となるジャパンカップでは 新たなるセクションが登場するのではないでしょうか。

ただ、2024年は辰年ということで「ドラゴン」の名が付くセクションは必ずある模様であり、ひょっとしたらジャパンカップでもドラゴンコイルは健在だったりするかもしれません。

私の大会結果

ここではミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2の私の結果を紹介していきます。

コースレイアウトは前回の東京大会1と同じであり、前大会ではドラゴンコイルの最内でコースアウトしてしまったので、リベンジするためにしっかりと対策を施して挑みました。

参加したクラスはトライアルで、初戦(1次予選)は出走台数4台で 引き当てたスタートコースは3コースということで問題となるドラゴンコイルの最内は4週目に向かえることになります。

レースがスタートし、序盤から好調な走りでトップを独走!

後続車をどんどん引き離し、あとはドラゴンコイルに集中するのみ!と思った矢先にまさかのコースアウト…

コースアウトしたセクションはノーマークだったローリングライズでした…

ローリングライズもかなり急なコーナーではあるものの「急カーブ対策は施したはずなのに何故…」と思ったら、急カーブ対策したのは左カーブだけで右カーブのことは度外視していたことに気づきました(笑)

あれだけドラゴンコイル対策を考えて自分の中での最適解の改造ができたというのに、ローリングライズでコースアウトするとは予想外すぎました…

がしかし、ドラゴンコイル最内を走らずに2024スプリングを終わらせたくない!という願いが通じたのか 前大会に続き再チャレンジ券をゲット!

前大会では再セッティングが間に合わずに泣く泣く再チャレンジレースを辞退したわけで、今回は二の舞にならないよう マシンはこのままで行くことに!

ただ、このまま出走すると決めたものの ローリングライズでコースアウトする光景が脳裏をよぎります…

コースアウトの原因を考えたところ 左フロントの軽量2段アルミローラーの向きの可能性が浮上しました。

これに気づいた時点で受付開始時間まで残り3分… ローラーの向きを変えるだけなら間に合う!ということでパーツを無くさないよう慎重に作業して セッティング変更を開始!

セッティング変更後は以下の画像のように上段13mm・下段12mmの配置になりました。

セッティング変更も無事予定時間内に終わり、 再チャレンジの受付へ!

そして、再チャレンジレースはスタートコースは2コースになりドラゴンコイル最内は最終周に向かえることに。

レースがスタートし、先程と同様にトップを快走!

再セッティングが功を奏したのか、先程コースアウトしたローリングライズ最内も無事突破!

残るは最終周のドラゴンコイル最内…

最初のコーナー直後 マシンが少し浮いたと思ったら、ちょっとどころで済まさず…

想定以上に飛びはしたものの、次のコーナーではフロント部分は何とか収まってくれました。

コース内に収まったもののマシンはやや前のめり状態に…

更に前のめりが悪化し

そのままの勢いでマシンが転倒!?

そして、コースアウト…

前大会とは違ったパターンでのコースアウトなので、ドラゴンコイル対策の改造の効果は多少あったのかもしれません。

ドラゴンコイル対策の改造内容詳細は後述しますが、自分の中での最適解の改造だっただけに「これでも駄目だったか…」という落胆を隠せずにいました。

ただ、落胆した一方で 収穫もあり、その収穫とはマシンの速度です。

トライアルクラスの使用モーターがチューン系モーターに制限されてからの大会では、速度不足に悩まされていました。

これまでのセッティングだとドラゴンコイルを突破できても遅かれ早かれ速度負けするという懸念からタイヤを新調し、 これのおかげもあってか 今回は満足行く速度域で走行できました。

※セッティング詳細については後述する『マシンセッティング』の方で解説しています。

実際にコースアウト直前までのタイムを計測し、決勝レースに進出したマシンと比較したところ 互角以上に渡り合える速度域で、1次予選で敗退したものの次回に希望が持てる走りでした。

ただ、完走できなければ どんなに速くても意味がないわけで、次のレースではこの速度域をキープしつつ 各セクションを突破するためのセッティングが重要になってくるのかと。

そして、最後に今回の参加賞のボディは前回・前々回と同じ赤メッキのデクロスでした。

デクロスボディもかなり溜まってきたので、そろそろ別のボディにして頂けると嬉しいかと。

次のジャパンカップの参加賞は久々のクリヤーボディを期待していますよ、タミヤさん!

マシンセッティング

ここではミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2で走行させた私のマシンセッティングを紹介していきます。

走行結果は『私の大会結果』でも紹介したように 完走できなかったので 参考にならないかもしれませんが、セッティングの反省点も触れていくので、反面教師としてみて頂ければと思います。

まず、マシン構成・外観が以下となります。

ミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2 マシン構成
  • MSシャーシ(フレキ加工)
  • トルクチューン2モーター
  • ギヤ比:3.5:1
  • スーパーハードタイヤ(直径 約25.3mm
  • 重量:146.5g(電池含む)
  • 当日コンディション:[天候 曇り][気温19.0℃][湿度62%]
    ※当日コンディションについては私が出走した時間帯の情報となります。

コースレイアウトは前回と同じということで、基本的な構成は前回を引き継いでおり今回もノーブレーキセッティングです。

前回との大きな変更点は2つあり、1点目はタイヤの変更です。

ベースのタイヤは従来と同様のローハイトであるものの、タイヤ径を大きくし(厚さ 約25.3mm)、且つハーフタイヤ(幅 約4mm)にしました。

ちなみに前回のローフリクションタイヤから今回スーパーハードに変更したのは、加工に割ける時間の都合上 スーパーハードの方が加工時間が短くできるという理由のみで 特別な意味はありません。

尚、タミヤの公認規約上タイヤの幅は最低8mmが必要であることから、足りない幅をスポンジタイヤで補っています。

※スポンジタイヤはあくまで規約を満たすための飾りであることから、路面には接しないようスーパーハードタイヤよりも直径を小さくしています。

そして、このタイヤのお陰で これまで悩んでいたスピード不足の問題が解消されたとも言えます。

しかし、良いことばかりではなくタイヤ径が大きくなるということはマシンの重心が上がってしまうわけで、これにより安定性が落ちるというデメリットもありました。

そして、前回との大きな変更点の2つ目は、ドラゴンコイル対策のローラー追加です。

全体の走行に極力影響がないようドラゴンコイル対策をしたい!ということから生み出されたのが右フロント下部のゴムリングローラーです。

ポイントは19mmローラー用ビス穴に17mmゴムリングローラーを取り付けていることで、下の画像を見てもらえると分かりますが17mmゴムリングローラーは少し内側 且つ前方に位置しています。

この内側・前方に設置されたゴムリングローラーはストレートや浅いカーブではフェンスに接触することなく、カーブが深くなったりマシンが左側に傾いた時のみフェンスに接触するようになっています。

更にゴムリングローラーの方だけ角度調整チップ(3°)を追加し、元々のスラスト角3°を6°に変更しました。

スラスト角を上げればコーナリングの速度は落ちるわけですが、ゴムリングローラーは通常時はフェンスに接触しないのでスラスト角を上げた影響も受けません。

この仕組みによって通常時はフェンスに接触することなく、カーブが深いドラゴンコイルのみで作動するという いいとこ取りのギミックのはずでした…

しかし、実際の結果は前述した『私の大会結果』で話したようにドラゴンコイル最内は攻略できませんでした…

コースアウトした具体的な原因は結局のところ分からずじまいで、実は10回中7・8回は完走できていて 今回たまたま2・3回の方を引いてしまったのではないかという意味不明な過信もあったりもします(笑)

とは言えコースアウトしたことは事実であり、これを分析しないことには今後同じセクションを向かえた時に同じ過ちを繰り返す可能性が高いわけで、原因究明しないと成長せずに終わってしまいます…

そうした中、憶測になってしまいますが、自分で導き出したコースアウトの原因の1つはタイヤ径を大きくしたことかと。

タイヤ径を大きくしたことで以前よりもマシンの重心が上がると同時にローラー全体の高さも変わりました。

各ローラーの配置は、追加したローラー以外は基本的に前回のセッティングのままなので 純粋に全体の高さが上がったことになります。

ローラーの高さについては後述しますが、タイヤ径の変更による走りの違いをあまく見すぎていたのかと。

そして、コースアウトしたもう1つの原因はローラーの高さ及びスラスト角だったのではないかと。

前述したようにタイヤ径を変更したことでローラー全体の高さが変わり、これによってコーナリングの挙動が変わったと予想しています。

全体的にローラーを下げたり、ローラーの高さのバリエーションを変えていれば 今回とは違う走りになったのではないでしょうか。

それとフロントローラーのスラスト角もコースアウトに影響した可能性があります。

スラスト角をもっときつめにしていれば以下の画像のようにマシンが飛ばなかったのかと。

ただ、そう思いつつもまったく逆の考えもあって、17mmゴムリングローラーのスラスト角を浅めにしておけば次のコーナーを曲がりきれたのでは と思ったりもしています。

というのも上画像の挙動があった直後の次のコーナーでは思いっきり前のめりになってしまっています。

これは直前のジャンプ後にフロント提灯が開き、提灯と連動しているフロントATバンパーが傾いたことによってスラスト角が更に増し、それによって上画像のようにマシンが極端に前傾してしまったのかと。

このことから、あと数度スラスト角が浅かったら前転せずにギリギリ曲がれていたかもしれません。

という具合にあれこれ考えてみたわけですが、結局のところ いろんなセッティングで走行させて試すのがセクション攻略への一番の近道かと。

そう考えると常に一発勝負の東京大会のみでは厳しいわけで、次のジャパンカップでは前日走行会がある別の会場にも参戦してみようかなーという気持ちもあります。

そして、最後に今回のコース攻略には ほぼ関係ない 私のマシンのボディを簡単に紹介しておきます。

このボディは昨今の公式大会会場で購入できるネオVQSクリヤーボディを加工・塗装したものとなります。

ボディの塗装方法や塗装に使用した塗料などについては以下の記事で紹介しているので、気になる方はご参照ください。

以上が私のマシンセッティングとなります。

正直、参考にならないデータかと思いますが、何かのヒントになれば幸いです。

また、ここでのセッティング紹介は自分のためのものでもあり、こうしてデータを残しておければ過去のセッティングを振り返ることができます。

そして、同じようなレイアウト・セクションがあった際に あの時はどんなセッティングでどんな走りをしたかということが確認でき同じ過ちを防げるかもしれません。

レース後にマシン画像や改造に関するメモを残しておくと 今後のレースの役に立つかもしれないので、これを機に皆さんも自分のマシンセッティングを記録してみてはいかがでしょうか。

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大会を振り返って

ここではミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2を振り返って 気になったことや感じたことなどについて触れていきます。

より強調されたマシンキャッチエリア

前回の大会レポートでマシンキャッチエリア外でマシンをキャッチして失格になる事案が多発したという話をしましたが、その対策として今大会ではマシンキャッチエリアをより分かりやすくする施しがなされていました。

キャッチエリアの横幅には変更がないものの、奥行きが増し 枠内のガムテープの量が増えよりキャッチエリアが強調されています。

こうした対策の効果もあって今回はエリア外でのマシンキャッチはなかった?のかと。

注目商品が販売!

販売コーナーでは イベント会場でしか買えない注目商品であるフェスタジョーヌL オレンジスペシャル (MAシャーシ/ポリカボディ)が販売されていました。

フェスタジョーヌL オレンジスペシャルは3月23・24日開催の「ミニ四駆GP 2024スプリング掛川大会」から販売されており、2024スプリングの超目玉商品とも言えます。

超目玉商品なだけあって、1人1台の購入制限は当然のこと エントリーシート(公式大会の参加証明)を提示しない購入できないという特殊な購入条件が設けられていました。

人気が故に結構な混雑を予想していたのですが、購入条件があったためか デュアルリッジJrネオVQSクリヤーボディが初めて発売された時のような長蛇の列になることはありませんでした。

そして、私も当然購入しました!

シャーシ周りのパーツ及びタイヤが蛍光オレンジという特殊な色となっており、タイヤもスーパーハードということで 余すことなく実践で使用できるキット構成になっています。

極めつけは何と言ってもカーボンパターンプリントが施されたポリカボディではないでしょうか。

神々しいボディで使うのが勿体ないぐらいです。

すでにプリント済みということで、追加で塗装する場合は表側からすべき?などと悩みにつきなく、希少なボディなだけにボディカットから慎重に慎重を重ねて挑む必要があります(笑)

それと、毎度のことながらデュアルリッジJrネオVQSクリヤーボディも健在で、今回はネオVQSの方を3個まとめ買いしました。

ネオVQS クリヤーボディの購入はここ最近の私の公式大会恒例となっており、そろそろ販売も終了するのでは?という不安から 今回は3個購入しました。

購入する際は3個は多すぎるかなーと思っていたんですが、帰宅してから やっぱりもっと多めに買っておけば良かったと少し後悔しました(笑)

とは言え、クリヤーボディが初めて販売されてから毎回 大会に出るたびに購入していたのでストックも大分増え、カット・塗装に失敗しても気にならないぐらいの数は確保できたのかと。

それでも、次の大会で販売していたら また購入してしまうでしょうけど(笑)

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最後に

ミニ四駆グランプリ2024 スプリング東京大会2の模様をお伝えしました。

今大会をもってミニ四駆グランプリ2024スプリングの全日程が終了となり少々寂しい感じもします。

しかし、数か月後にはジャパンカップ2024開催もあり すでにワクワクしている自分がいます。

目下 気になるのはジャパンカップ2024のコースレイアウトで、今年は果たしてどんなセクションが出てくるのやら。

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