ジャパンカップ2024 回想(振り返り)【ミニ四駆 JapanCup2024】

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今回は2024年夏頃に開催されたミニ四駆ジャパンカップ2024を振り返っていきます。

あんなことからこんなことまで 私の印象に残っている事柄を紹介していきます。

目次

ミニ四駆ジャパンカップとは

ミニ四駆ジャパンカップとは毎年夏にタミヤ主催で開催されるミニ四駆公認競技会レース いわば公式レースとなります。

ミニ四駆の公式レースはジャパンカップ以外の大会もありますが、ジャパンカップは特別でミニ四レーサーの頂点を決める最高峰の大会と言っても過言ではないビッグタイトルとなります。

ビッグタイトルということだけあり開催される会場も多く、北は北海道 南の九州までの全国各地で開催されました。

尚、ジャパンカップ2024に関する各種情報について以下の記事にて紹介しているので、興味がある方はこちらをご参照ください。

ジャパンカップ2024の出来事

ここではジャパンカップ2024での私が印象に残った出来事を紹介していきます。

ジュニアクラス モーター変更

ジャパンカップ2024からジュニアクラスで使用できるモーターがチューン系モーターのみへと変更になりました。

トライアルクラスではジャパンカップ2023から上記モーターの制限が入りましたが、ジャパンカップ2024からはジュニアクラスも同様の規約が設けられることになりました。

この使用モーターに関する規約改定は個人的には良い判断だったのではないかと思っています。

良い判断と思った理由は2つあり、1つ目は「親父マシン(オヤジマシン)対策」です。

極一部ではありますがジュニアクラスでは親がマシンを全て作り それを子供に渡して大会に参加するというケースがあります。

作成を1から全て親が行うというケースは極めて稀としても、大半の加工を親がやっているというジュニアマシンはちょくちょくあるのではないでしょうか。

極論、親がオープンクラスで参加予定のマシンを そのまま子供に渡してジュニアクラスに参加することも可能なわけで、そうした行為は 真面目に自分で作っている子供たちにとってはたまったものではありません。

そうした問題も今回の使用モーター制限により、少し対策できたのではないでしょうか。

オープンクラスでは基本的にダッシュ系モーターを使用し マシンセッティングもそれに合わせるわけですが、ジュニアクラスで使用できるモーターが異なることで同じセッティングが通用しにくくなります。

モーターが異なることで完全に別のマシンになるというわけではありませんが、クラスによる使用モーターに違いがあることで昔よりも親が作ったマシンをそのまま渡すという行為がやりづらくなったのではないでしょうか。

子供からしても親がほぼ全て加工したマシンで勝利しても嬉しくないでしょうか、どちらかいうと親が無理やり子供にマシンを与えている気もしますが…

使用モーターの規約改定で良いと思った2つ目の理由は「マシンキャッチの負担軽減」です。

ミニ四駆公認競技会レースで勝利した場合は自分でマシンをキャッチする必要があるわけですが、ダッシュ系モーターとなると このマシンキャッチが地味に痛いんです…

レース動画を見ていると皆 涼しい顔でマシンキャッチしていて全然痛そうに見えませんが 現実は結構痛い思いをしているはずで、勝利した喜びで その痛さを忘れているだけなんです(笑)

もちろんマシンキャッチが痛ければミニ四駆キャッチャーを持参して使うこともでき、実際にそうしている人も多く見かけます。

とは言え、ミニ四駆キャッチャーは結構かさばるわけで 持つのを嫌がる子もいるでしょうし、いざ勝利したもののミニ四駆キャッチャーを出し忘れるなんてことも多いのではないでしょうか。

そして、チューン系モーターであれば素手でキャッチしてもそれほど痛くないので、ダッシュ系モーターに比べれば安全性はかなり増すとも言えます。

実のところ こうしたキャッチの配慮が タミヤの最大の狙いだったのではないかと勝手に解釈しています(笑)

グランピーチェンジャー流出事件

これはミニ四駆のバイブル本である「タミヤ公式ガイドブック ミニ四駆 超速ガイド(以後 超速ガイド)」で起きた出来事になります。

まず、グランピーチェンジャーとはコースレイアウトにおけるセクションの1つであり、ジャパンカップ2024で初登場した新セクションとなります。

このグランピーチェンジャーについては「超速ガイド2024-2025」の誌面上で初公開ということからシークレットセクションとして注目されていました。

シークレットセクションということで、超速ガイドが発売されるまでは画像等の情報は一切非公開であり、事前に発表された表紙にも本来表記されているコースレイアウトの部分だけ消されていました。

一見すると何も変哲がない表紙に見えますが、本来 青丸の部分にはコースレイアウトが表記されており、その中にグランピーチェンジャーも写っています。

さらには、「超速ガイド公式X」ならび「タミヤ ミニ四駆公式X」では、「本誌発売直後はSNS上でグランピーチェンジャーの画像等はあげないようお願いします」という異例の通達もされました。

ちなみに 何故ここまでグランピーチェンジャーの情報流出に気を使ったのかというと、超速ガイドの売り上げを考慮したためです(と私は思っています)

グランピーチェンジャーの情報をいち早く知るためには超速ガイド2024-2025購入が最速の手段であり、この情報は超速ガイドの目玉記事でもあり これ目当てで超速ガイドを購入する層も見込んでいたことでしょう。

そんな情報漏洩に徹底している中、超速ガイド発売前にネットショップAmazonの製品紹介画像でグランピーチェンジャーが載った表紙が公開されてしまうという事件が起きてしまいます。

あれだけ「公表しないで欲しい」とユーザーに呼び掛けていた超速ガイドの表紙が こともあろうか超大手ネットショップにてリークされてしまったのです…

ただ、表紙に掲載されているコースレイアウトの画像は小さく グランピーチェンジャーが具体的にどんなのか分からないレベルとも言えるので リークと呼べるまでの情報漏洩ではありませんでした。

これぐらいの情報流出なら書籍売り上げには ほぼ影響なしと安堵したのも束の間で、本当の問題はこの後に起こります。

こともあろうか 発売日になったと同時にAmazonの試し読みでグランピーチェンジャーの詳細情報が閲覧できてしまう事態が発生しました。

これはAmazonの電子書籍の仕様で起きた不遇の事象でもあるんですが、Kindle(電子書籍)に対応している書籍については最初の数ページを無料で試し読みできる仕様となっており、超速ガイドもKindleに対応していました。

そして、超速ガイドもKindleに対応している上に、超速ガイドの目玉記事が書籍の冒頭に掲載されているため、最も隠したかった情報が全て無料で閲覧できてしまったのです。

こればっかしはAmazonの仕様でもあるので、一概にAmazonが悪いということも言えず、かと言って超速ガイド側の不手際とも言い難い なんとも切ない事態となってしまいました…

これは個人的な予想となりますが、このAmazonからの情報流出により 超速ガイドの売り上げも数%落ちてしまったのではないでしょうか。

情報流出の対策方法とは

超速ガイドでのコースセクション初公開は昨年(2023年)からはじまった特別企画?で この目玉記事の情報流出をいかに抑えるかが売り上げのカギとなるのではないでしょうか。

来年以降も超速ガイドの目玉を新情報本邦初公開としていくのであれば、今回のようなAmazon試し読みでの情報流出の対策が必要になると言えます。

では このAmazonにおける情報流出を防ぐためにはどうするべきなのでしょうか。

手っ取り早そうなのが「試し読みできる箇所を修正するようにAmazonに依頼する」ですが、Amazonが特定の書籍だけ特別対応してくれるかは怪しいところです。

それであれば超速ガイド側での修正が必要になり、パっと思いつく対策方法が「目玉記事の掲載箇所を変える」で 掲載箇所を冒頭にしなければ試し読みの閲覧範囲から除外できます。

ただ、上記対策を実行する場合は 書籍全体のページ構成を変更が必要で、抜本的な修正をする手間が増えそうで、そんな労力を使ってまでの費用対効果があるか疑問ではあります。

それ以外であれば「目玉記事を袋とじにする」という手段も考えたのですが、その場合 袋とじのページは電子書籍で表示できる?試し読みから除外される?という疑問と、根本的な問題として書籍作成費用が増加してしまうのかと…

そんな中 私が出した最適解の対策が「Kindle版(電子書籍版)の発売だけ遅らせる」という方法です。

電子書籍版だけ発売を遅らせる(ずらす)こと自体可能かどうか分かりませんが、電子書籍が存在したから試し読みができてしまったわけで、これさえなくせば発売直後の情報流出は避けられるのではないでしょうか。

電子書籍版はシークレット情報がタミヤ公式サイトから公表されたタイミングで発売とすれば 売り上げにもほぼ影響がないのかと。

そもそも、超速ガイド自体 付録のことを考慮すると紙媒体向けの書籍でもあるので、時代には逆行してしまうかもしれませんが 紙媒体をもっと推しても良いのかと思っています。

ジュニアクラス失格事件

これは とある会場のジュニアクラス優勝決定戦で起きた悲しい出来事になります。

とある会場のジュニアクラス優勝決定戦は熾烈を極めた最後の最後まで目が離せないレース展開となり、僅差で1着のマシンが決まりました。

1着となった選手はガッツポーズを取り 誰もが優勝者を彼だと確信した瞬間に、参加選手が待機している所に帽子が投げ込まれます…

すぐさま帽子を投げた本人が帽子を回収し、その帽子が投げ込まれた一連の流れは一瞬の出来事で、人によっては何もなかったかに思えたのかもしれません。

そして、その直後MCの方が優勝者の名前を読み上げようとしますが、優勝者の名を呼びきる直前でストップがかかり 判定の確認がおこなわれます。

協議の末、帽子を投げたのが1着となった選手の同伴者であり、その同伴者が違反行為をしたとみなされ1着でゴールした選手は失格扱いとなり 順位が繰り上げとなりました。

※失格になった選手と違反行為をした同伴者の関係は不明ですが、ここでは親子ということで話を進めていきます。

具体的にどの行為が失格に該当したのかは公表されていませんが、帽子を投げた&帽子を回収しに選手待機スペースに侵入したという いずれの行為も失格に該当するのではないでしょうか。

幸い この愚行で誰も怪我しなくてよかったものの、万が一 帽子のツバが選手の目に当たったなんてことになったら一大事なわけで決して許される行為ではありません。

では帽子ではなくタオルなど当たっても平気な物であれば違反にならなかったというとそうでもなく、投げ込まれた物に選手が驚いて転倒して怪我するなんてこともあり得ます。

ましてや、転倒してコースを破壊してしまい 更には自身も怪我を覆うものなら一生モノのトラウマにもなりかねません。

身内が優勝したことに興奮する気持ちは分からなくもないですが、物を投げ込む行為は愚の骨頂とも言えます。

何より一番可哀想なのは1着でゴールした選手であって、ジャパンカップという大舞台で こうした結果になってしまうのは残念で仕方ありません。

当然 周囲の人達から その選手に対してのケアはあったのでしょうが、その後が気になるところで、あの悲しみから完全脱却していることを祈るのみです。

そして、本件を紹介した最大の理由は「同伴者はもとより選手自身も 優勝したからといって喜びのあまり周囲に迷惑や被害をかけるおそれがある行為をしたら失格になる」ということで二度と同じ事象は避けたいところです。

今回の件を教訓としてまとめるのであれば「心は熱く 頭は冷静に」で、優勝して大はしゃぎするのは表彰式を終え会場を後にしてからぐらいで考えておきましょう。

異例の再々レース

これはジャパンカップ2024 熊本大会のオープンクラス優勝決定戦で起こった珍事となります。

優勝決定戦は4名で行われましたが、1台マシンがコースアウトし 他のマシンと接触したことで一時レース中断となります。

その後、コースアウトしたマシンを除き 3名で再レースが行われますが、まさかの全車リタイヤとなり 先程走行した3名で再レースをおこなうこととなります。

そして、3度目のレースでは無事2台のマシンが完走し ようやく優勝者が決定したという異例の展開となりました。

ここでのポイントは1走目にコースアウトしたマシンの扱いで、ただのコースアウトしただけならレースは続行されていましたが その後 他のマシンと接触し それが走行妨害とみなされてしまったため失格扱いとなった点です。

この対応はミニ四駆公認競技会規則の中の失格に該当する事項の1つ「レース中に他の車、あるいはコースにふれて走行を妨害した場合」に抵触したための処置となります。

失格になった時点で これ以降の出走資格が与えられないこととなり、再々レースとなった場合でも出走対象外となったわけです。

ちなみに、もし再々レースでも全車リタイヤした場合は、再々々レースは行われず 再々レースで一番最後まで走行していたマシンが優勝という扱いになるはずです。

特別、再々レース開始前に MCの方が全車リタイヤした場合にことには触れていませんでしたが、過去の対応を見るに上記の対象になるのかと。

これらのルールについては、覚えていたところで勝利に繋がるというわけではありません。

しかし、今後 自分がコースアウトして他のマシンを巻き込むようなことがあった時に失格扱いされ腑に落ちないということが無くなるので、覚えておいて損はないかと。

ちなみにこの再々レースとなる一連の模様は以下のアーカイブ動画で閲覧することができます。

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