おすすめリューター・ルーター3選【ミニ四駆・プラモデル用工具】

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本記事ではミニ四駆・プラモデルの加工で活躍する工具の1つであるリューター(ルーター)の中で私が厳選したおすすめ製品を紹介していきます。

厳選した各リューターの長所・短所・比較表など様々な視点で製品詳細情報を解説していくのでリューター選びに迷っている方は参考にして頂ければと思います。

尚、工具名称については「リューター」と呼ばれることもあれば「ルーター」「ミニルーター」と呼ばれることもありますが、本記事ではこれらの工具を基本的にリューターという名称で呼んでいきます。

目次

はじめに

ここでは本記事を読むうえで知って欲しいこと、本記事の内容をより読みやすくするために知って欲しいことを紹介していきます。

ここでは本記事の内容を より読みやすくするために事前に知って欲しいことを紹介していきます。

※すぐに おすすめリューターを知りたい方は『おすすめリューター紹介』の項目へお進みください。

リューターの必要性

まず、リューターは特定箇所を削る・切断することに特化した工具で、細かい加工を得意とします。

そして、工具先端に取り付けるビットを呼ばれるパーツが交換可能で、用途に合わせて適切なビットを使用することで各箇所に適した加工を施すことができます。

尚、削る・切断するといった加工はリューター以外でも、ニッパー・カッター・ドリル・ヤスリなどを駆使すれば同じ加工を再現することは可能なので、リューターがなければミニ四駆加工ができないというわけではありません。

しかし、リューターを使うことで作業効率も格段と向上し、結果的に加工のバリエーションも増えるので 、一度使うと「リューターなしでは加工できない」と思え いつのまにか必須工具となっています。

こうしたことを踏まえ、ミニ四駆の加工においてリューターは必須級とも呼べる工具であり、ミニ四駆を楽しむためにも欠かせない工具とも言えます。

リューターの選定条件について

本記事では主にミニ四駆・プラモデル等の比較的規模が小さい製品の加工に適したリューターを紹介していきます。

また、本記事で紹介するリューターは私自身が実際に使用して、他の人にもおすすめできると判断した製品となっています。

逆に、起動時の軸ブレが酷い製品は他のメリット(価格が安い・コンパクトなど)が多かろうが 選定候補から除外しています。

リューター選定条件
  • 規模が小さめの製品への加工に向いている
  • 自分自身が使用して他者におすすめできること
  • 軸ブレがほぼない

各製品の評価について

このあとの『おすすめリューター紹介』では各製品紹介の冒頭で 機能性」「操作性」「拡張性静穏性」「価格」の項目に分け 評価を★(星)で示していきます。

基本的に★の数が多いほど各項目で優れていることになり、各項目の評価基準は以下となります。

機能性」…リューターとしての研磨・研削機能の優秀さを示します。

操作性」…工具をセッティングする手間からから実際に操作した際の使いやすさを示します。

静穏性」…起動・作業時に発生する音の静かさを示します。

拡張性」…各種リュータービットが装着できるかどうかを示します。

価格」…製品のお求めやすさを示し、★が多いほど 価格が安く★が少ない程 価格が高い ということになります。

尚、★評価の基準はリューターの使用用途がミニ四駆であることを前提としたものとしますので、プラモデルや他の使用用途である場合は評価が若干異なる可能性があることをご了承ください。

また、評価については片手で操作できるミニルーターの範疇としています。

このため、最高評価の★5がついているからといって 両手で操作するような大型工具であるトリマーなどと同等もしくは優れているわけではないことをご理解願います。

おすすめリューター紹介

ここでは以下のおすすめリューターの各種情報を紹介していきます。

次から上記リューターを個別に紹介していきます。

タミヤ 電動ハンディリューター

機能性
操作性
静穏性
拡張性
価格 

タミヤから販売されている工具の1つで、初心者向けのエントリーモデルのリューターとなります。

尚、「タミヤ 電動ハンディリューター」の呼び方についてはこれ以降 省略して「ハンディリューター」という名称で呼んでいきます。

そして、本記事ではハンディリューターに関して以下の内容を紹介していきます。

ハンディリューターの紹介内容

製品仕様(電動ハンディリューター)

ここではハンディリューターの製品仕様を紹介していきます。

ハンディリューターの製品仕様は以下となります。

ハンディリューター 仕様表

製品名タミヤ 電動ハンディリューター
製品 品番74042
給電方式単三電池2本
起動方法トリガーを引く
回転数7,800回転/分(1段階のみ)
装着可能コレット径2.0~2.4mm
本体重量137g(電池含む)

装着可能コレット径については、本機の装着できるリュータービットの軸径を示すわけですが、ミニ四駆のシャフト(約2mm)から2.4mm軸径のサイズに対応しています。

尚、別売りのタミヤ製の電動ハンディドリルを所持していれば、そのコレットチャックを使用することで軸径3mmのリュータービットも装着させることが可能となります。

回転数については、購入キット内に含まれているモーターを使用した場合の数値であり、以下の画像のようなミニ四駆用の他のモーターに交換することで回転数を変更させることも可能です。

尚、ハンディリューターの使用感については以下の記事にて解説しているので、本製品に興味がある方はこちらもご参照ください。

特徴(電動ハンディリューター)

ハンディリューターは工具としては珍しく組み立て式という仕様であり、購入後は まず製品を組み立てる必要があります。

また、本体起動には単三電池2本必要となり、別途用意する必要があります。

本体起動はトリガーを引く仕様となっており、直感的なオンオフができるのも本製品の特長でもあります。

そして、価格は2,000円前後と同系統の製品の中では安い部類となり、初心者でも気軽に購入できるリューターとなっています。

良い点(電動ハンディリューター)

ハンディリューターの最大の魅力は価格の安さです。
Amazonにて1,873円で販売【2024年2月時点】)

そして、低価格でありながらも回転精度が非常に良いのも 魅力です。

同価格帯の製品は起動時の回転精度が悪い(軸ブレが酷い)ものが多いのですが、このハンディリューターに至っては軸ブレがほぼなく、同価格帯においての回転精度の良さはズバ抜けています。

これ以外にも、電池で起動できることから場所を問わずに作業できるという魅力もあり、電源ケーブルなどもなくコンパクトな作りであることから収納・保管もしやすい製品となっています。

そして、トリガーを引いている間だけしか起動しないということから安全面においても安心して使えるリューターとなっています。

悪い点(電動ハンディリューター)

ハンディリューターの悪い点は主に「パワーが弱め」「物の形状によっては加工しづらい」「稼働音がうるさい」という点が挙げられます。

パワーが弱め」については、ハンディリューターは今回紹介するリューターの中では最もパワーが弱く、パワーが弱いが故に他のリューターに比べて加工に時間を要する傾向にあります。

ただ、ハンディリューターはミニ四駆用のモーターで稼働していることから、より回転数の高いモーターに交換すれば 多少ではありますが回転数をアップさせることも可能です。

物の形状によっては加工しづらい」については、本機器は起動時にトリガーを引く必要があるため 基本的には決まった持ち方しかできません。

このため、加工物の形状や加工する箇所によっては この持ち方では作業しづらいということが出てきます。

稼働音がうるさい」については、シンプルに稼働時の音がうるさいということになります。

どのくらいうるさいかというと、ミニ四駆の電源をオンにした時ぐらいの音に近いかと。

このことから携帯性は抜群ではありますが、使用する際は時と場所を考慮する必要があります。

まとめ(電動ハンディリューター)

最初のリューターとして最適な1台

良い点』のところでも話したように、本製品は価格の安さ・精度の高さが最大の魅力でもあります。

「できるだけ安い予算で加工・カスタマイズの幅を広げていきたい」という方には最適で、リューターの入門としては持ってこいの一台となります。

また、ミニ四駆を始めたててで「今後ミニ四駆を続けていくか まだ分からない」という方にもおすすめできる製品で、価格の安さから 仮にミニ四駆をすぐに辞めたとしても出費リスクを最小限に抑えることができます。

最初に工具の組み立てが必要であるということが人によってはデメリットになるかもしれませんが、工作を学べるという点では子供にとっては良い経験になるのではないでしょうか。

こんな人におすすめ
  • できるだけ安く済ませたい人
  • ミニ四駆を始めて間もない人

ミニ四駆・プラモデル作りの初心者で リューター選びに迷ったら「まずはこれ!」とおすすめできる1台です。

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Dremel ミニルーターFINO

機能性
操作性
静穏性
拡張性
価格 

Dremel(ドレメル)から販売されている工具の1つで、初・中級者向けのミドルモデルのリューターとなります。

尚、「Dremel ミニルーターFINO」の呼び方についてはこれ以降 省略して「ミニルーターFINO」という名称で呼んでいきます。

そして、本記事ではミニルーターFINOに関して以下の内容を紹介していきます。

ミニルーターFINOの紹介内容

製品仕様(ミニルーターFINO)

ここではミニルーターFINOの製品仕様を紹介していきます。

ミニルーターFINOの製品仕様は以下となります。

ミニルーターFINO 仕様表

製品名DREMEL FINO
製品型番2050-N/11
給電方式ACアダプタ
入力電源100V(50-60Hz)
起動方法スイッチON
電源ケーブル長さ約2.1m(メートル)
回転数5,000~22,000回転/分(9段階)
装着可能コレット径0.8~3.2mm
本体重量105g
全長153mm
メーカー保証1年間

本製品はACアダプタを使用することから、本体を起動させるためには電源コンセントが必要となります。

回転数については本体の「変速ダイヤル」にて[1]-[1.5]-[2]-[2.5]-[3]-[3.5]-[4]-[4.5]-[5]の9段階の調整が可能です。

尚、ミニルーターFINOの使用感・詳細情報については以下の記事にて解説しているので、本製品に興味がある方はこちらもご参照ください。

特徴(ミニルーターFINO)

ミニルーターFINOは付属しているACアダプタを本体と接続し 使用していきます。

そして、本体の外観は以下となりますが、非常にシンプルな作りで 初めてリューターを使う人でも直感的に操作することが可能です。

良い点(ミニルーターFINO)

ミニルーターFINOの良い点は主に「使いやすい」「動作音が静か」「対応ビット幅が広い」です。

使いやすい」については、本製品はペン型タイプであり 加工物の形状に応じて臨機応変にお持ち方を変えられるので、より快適な加工作業が可能となります。

また、本体起動も電源ボタンを1回押すだけでOKなことから、電源を起動させたら あとは好きな所を持って作業することが可能なのも 本製品の魅力です。

動作音が静か」については、最初に紹介した『タミヤ 電動ハンディリューター』と比べると静穏性は圧倒的に優れており、作業をしていて本体の稼働音が特別うるさいと感じることはありません。

対応ビット幅が広い」については、ミニルーターFINOのドリルチャック(ビット装着部分)は自在に収縮できることから対応軸径が幅広くなっています。

この仕様により、ミニ四駆のシャフトから軸径3.2mmのリュータービットなど様々な軸径に対応しています。

ただし、対応軸径の幅にも限度があり、軸径6mmといった かなり太いリュータービットは装着することはできず、現実的に軸径3.2mmまでの太さに適応する形となります。

とは言え、ミニ四駆・プラモデル加工であれば軸径3.2mmの太さのもので充分な加工ができるので、そういった意味では全リュータービットに対応しているとも言えます。

悪い点(ミニルーターFINO)

実のところ、ミニルーターFINOは主だって悪いところがありません。

かと言って完全無欠のリューターというわけではなく、良く言えば「万能」悪く言えば「器用貧乏」ということになります。

例えば、価格面については前に紹介したタミヤ 電動ハンディリューターよりも高いものの 高すぎるかと言うとそうでもありません。

性能面で言えば、この後紹介するスターライトネクストよりも劣ってしまうものの、性能自体 悪いということでもありません。

上記のように今回紹介するリューターの中では中間層に位置する理由から悪い点を挙げずらい製品とも言えますが、強いて悪い点を挙げるとすれば、ここ最近のAmazon在庫が不安定なことです。

以前までは在庫切れになることは滅多になかったんですが、最近は在庫切れの時の方が多いと感じる程です。

メーカーの製品リストにはしっかり掲載されており 製造中止・販売終了ということではないはずなので、一時的な在庫切れかと思うのですが「今すぐに購入したい!」という人にとってはデメリットになるかと。

また、それ以外のミニルーターFINOの悪い点については他製品と比べた時に明確になる部分もあり、後述する『リューター比較表』にて他製品との違いを確認して頂ければと思います。

まとめ(ミニルーターFINO)

オールラウンドな万能リューター!

今回紹介する3台の中ではずば抜けて優れているという点が見出しづらい製品ではありますが、逆を言うと目立った欠点がなく万能なリューターとも言えます。

製品紹介の冒頭で初・中級者向けとは言いましたが、回転精度も非常に高いことから上級者でも満足して使用できる出来となっているので全ユーザーにおすすめできる製品でもあります。

こんな人におすすめ
  • コストパフォーマンスを求める人
  • 本格的な加工をしたい人

リューターへの出費を抑えつつも性能が良い製品が欲しいという方はもってこいの1台となります。

アルゴファイル スターライトネクスト

機能性
操作性
静穏性
拡張性
価格 

アルゴファイルジャパンから販売されている工具の1つで、中・上級者向けのハイエンドモデルのリューターとなります。

尚、「アルゴファイル スターライトネクスト」の呼び方についてはこれ以降 省略して「スターライトネクストFINO」という名称で呼んでいきます。

そして、本記事ではスターライトネクストに関して以下の内容を紹介していきます。

スターライトネクストの紹介内容

製品仕様(スターライトネクスト)

ここではスターライトネクストの製品仕様を紹介していきます。

スターライトネクストの製品仕様は以下となります。

スターライトネクスト 仕様表

製品名スターライトネクスト
製品型番SNH35STB(W)-3024
給電方式コントローラー(電源コード式)
入力電源AC100V(50-60Hz)
回転数0~35,000回転/分(無段階調節)
最大トルク3.0Ncm
装着可能コレット径2.4(2.35)mm or 3.0mm ※1
ハンドピース本体重量216g
ハンドピース本体全長150mm
メーカー保証1年間

※1…型番 SNH35STB(W)-3024 のみ対応

スターライトネクストには大きく分けてSNH35STB(W)SNH35STB(W)-3024の2種類の製品があり、今回紹介するのはSNH35STB(W)-3024となります。

SNH35STB(W)SNH35STB(W)-3024の違いは装着可能のコレット径(ビット径)が異なることで、SNH35STB(W)装着できるコレット径が2.4(2.35)mmに限られています。

このことからミニ四駆・プラモデルなどを加工する際はより多くの種類のビットが装着可能なSNH35STB(W)-3024を使用することをおすすめします。

尚、SNH35STB(W)-3024は購入時の付属品だと2.4(2.35)mm3.0mmのみの対応となりますが、別売りのコレットスリーブを装着することで軸径2.0mmビット(ミニ四駆のシャフトなど)を装着することができます。

また、スターライトネクスト(SNH35STB(W)-3024)は色が異なる2つのタイプが存在し、違いはコントローラーの色となります。

尚、スターライトネクストの使用感・使い方・その他詳細情報については以下の記事にて解説しているので、本製品をより詳しく知りたい方はこちらをご参照ください。

特徴(スターライトネクスト)

スターライトネクストはコントローラー・フットスイッチ・ハンドピース本体で構成されています。

他のリューターとは異なり 操作する本体には電源ボタンは存在せず、基本的にフットスイッチを踏むことで本体が起動する仕組みとなっています。

※フットスイッチを使わずにコントローラーの電源ボタンで起動させることも可能です。

良い点(スターライトネクスト)

スターライトネクストの良い点は「高性能」であることに尽きます。

高性能と言える主な点として「回転精度が高い」「稼働音が静か」「パワフルで回転数が高い」「長時間連続して使用可能」が挙げられます。

また、高性能にとどまらず使いやすさも随一であり、ユーザーに配慮した作りも他のリューターを圧倒しています。

尚、具体的な使用感などについては以下の記事にて詳しく紹介しているので、スターライトネクストの魅力をもっと知りたいという方はこちらをご覧ください。

悪い点(スターライトネクスト)

スターライトネクストの悪い点は「価格が高い」ことです。

性能を考えれば妥当な価格とも言えますが、それでも価格の高さは否めません。

特にリューターそのものを初めて購入する人にとっては2万円前後すると知った時点で興味を示さなくなるかもしれません。

ついでを言うと、スターライトネクストはミニ四駆シャフトなどの2mm軸径のビットを装着するためには別売りのコレットスリーブを購入する必要があり、さらに出費がかさんでしまいます。

※製品購入時は2mm軸径には対応していない理由から冒頭の拡張性の★評価を1つ分減点しています。

それでも個人的には最もおすすめするリューターであることは変わりなく長期的にミニ四駆・プラモデルで遊ぶ予定があるとしたら安い買い物だと思えるぐらい素晴らしい製品でもあります。

よりお得に購入するためのアドバイスとして、スターライトネクストは、黒色・白色の価格が微妙に異なったりしているので、色にこだわりがなければ その時に安い方を購入するのもありかと。

また、Amazonセールで稀に価格が2万円をきることがあるので、「今すぐにリューターが必要!」ということでなければ気長にセール価格になるのを待つのもありです。

それと、スターライトネクストにはもう一つ悪い点があり、それは「製品全体がかさばる」ことです。

スターライトネクストは他のリューターと比べ 構成するパーツが多く、作業の準備・片付けに少々手間がかかってしまいます。

※上記の理由で冒頭の操作性の★評価を0.5減点しています。

このデメリットについては個々の作業環境によって変わってくるので、作業スペースが狭いという人は この点を考慮した上で購入すべきか判断した方が良いかもしれません。

まとめ(スターライトネクスト)

これぞリューターの最高峰!

ミニ四駆・プラモデルなどの小・中規模向けのリューターの中では ずば抜けた性能・機能を持つ製品であり、長期的に これらの趣味を楽しみたい方であれば「スターライトネクスト一択!」と言っても過言ではありません。

どうしても価格面で購入を躊躇してしまいがちな製品ではありますが、いざ使ってみると「価格で迷っていた時間がもったいなかった…」と思えるぐらい素晴らしいリューターとなっています。

こんな人におすすめ
  • より効率よく作業したい人
  • 長期的に趣味を楽しみたい人

製品の良さは分かったが それでも購入に迷っているという方は以下の記事にて、本記事では掲載できなかった細かい部分も紹介しているので、こちらも参考にしてください。

リューター 比較表・一覧表

ここでは今回紹介したリューター3機種を以下の表でまとめましたので、各リューターの違いを確認する際 参考にして頂ければと思います。

スクロールできます

ハンディリューター

ミニルーターFINO

スターライトネクスト
給電方法単三電池2本ACアダプタコントローラー
起動方法トリガーを引くスイッチONスイッチON
回転数7,800回転
(1段階のみ)
5,000~22,000回転
(9段階調整)
0~35,000回転
(無段階調節)
対応ビット軸径2.0~2.4mm0.8~3.2mm2.4(2.35)mm or 3.0mm
最大トルク3.0Ncm
動作音大きい小さい極小
本体重量137g105g216g
製品状態組み立て式完成品完成品
価格※1,873円6,255円24,111円

※価格は2024年2月現在のAmazon販売価格となります。

上記表の補足説明をすると、基本的には製品価格に比例して機器性能も高くなります。

特にスターライトネクストは価格が高いだけに性能面もずば抜けており、今回紹介するリューターの中で唯一 最大トルク(回転する力の強さ)が公表されている製品となります。

逆に価格面と反比例しているのが本体の軽さ(本体重量)で、これについてはスターライトネクストが最も重くなります。

ただ、実際に使ってみて本体重量が100gでも200gでも作業のしやすさは変わらず、最も重いスターライトネクストを使っていても腕が疲れるといったことはありません。

ちなみに上記表には記載がありませんが、リューターを使う上で重要となってくる「回転精度(ブレがないか)」に関しては、どれも非常に精度が高く 肉眼では差がないと感じる程です。

ミニ四駆で遊ぶための必須アイテム

\ タミヤ公認の単3充電池/

繰り返し使える単3電池

電池収納にお困りのレーサーへ!

\ 電池をスマートに収納/

単3・単4 収納可能

ケースの色はクリア・ブルー・ブラックの3種類

\ 2段構造でたっぷり収納/

単3電池 x 24本 収納可能

ケースの色はクリア・ブルーの2種類

一番におすすめのリューターは?

ここでは、今回紹介したリューターの中で一番におすすめの製品を紹介していきます。

どのリューターが一番良いかは利用する人の技術力や遊ぶ環境によっても変わってくるので、そうした利用者の事情も踏まえながら おすすめリューターをピックアップしていきます。

性能を考慮すればスターライトネクスト一択

純粋に工具(リューター)としての性能を考慮すれば一番のおすすめはスターライトネクストとなります。

金銭面(予算面)を気にしないのであれば、初心者・上級者問わず 最も性能が優れているスターライトネクスト一択になります。

特にミニ四駆をこれからも長期的に続けて行くということであれば、できるだけ早い段階でスターライトネクストを購入しておくことをおすすめします。

逆にスターライトネクストをおすすめしづらいのがミニ四駆・プラモデルを始めたての人であり、いくら優秀な工具と言えども2万円前後するものを購入するのには躊躇するのではないでしょうか。

ただ、ミニ四駆を始めたばかりだとしても「今後、ミニ四駆でたくさんの加工・改造をしたい!」と意気込んでいる人であればスターライトネクストを買うべきです。

初心者はハンディリューターミニルーターFINOを選ぶのが無難

「加工経験がまったくない人・浅い人」「スターライトネクストはちょっと価格が高すぎる…」という方におすすめなのがハンディリューターもしくはミニルーターFINOとなります。

使用する工具は高性能であることに越したことはないわけですが、購入して初めて使えるものでもあり 性能よりも価格が最優先という方も多いのではないでしょうか。

実際のところスターライトネクストで出来る加工は基本的にハンディリューター・ミニルーターFINOでも可能です。

もちろん作業効率を考えればスターライトネクスト一択となりますが、リューターの利用頻度が少ないのであれば作業効率が多少悪くなっても さほど気になりません。

それらのことを踏まえた上で、価格のお手軽さを考慮すると一番におすすめなのはハンディリューターとなります。

ただ、ハンディリューターは価格が安いものの組み立て式工具となり 購入してすぐ使えるものではないので リューターとして使うまでに少々時間を有します。

そうした工具の組み立てが面倒くさいという方であればミニルーターFINOがおすすめです

価格はハンディリューターよりも高くはなりますが、バランスが取れた万能なリューターであり 末永く使える製品でもあります。

価格が安い順に購入していくのもあり

加工経験自体が無い・浅い人には「ハンディリューター」→「ミニルーターFINO」→「スターライトネクスト」の順に購入していくのもありかと思います。

徐々に上位機種にシフトしていくという購入方法となりますが、最終的にスターライトネクストを購入したとしてもハンディリューター・ミニルーターFINOが完全に用無しになるわけではありません。

ハンディリューターは電池で稼働できることから、電源を確保できない場所で利用することもできます、適応するドリルビットを所有していれば電動ドリルとして使うこともできます。

ミニルーターFINOについては、スターライトネクスト一式を準備する手間を補う意味で、ちょっとした加工であればミニルーターFINOの方が効率良くできたりもします。

このように複数のリューターを所持していても要所要所使い分けた方が作業効率が良くなることもあるので、上位機種を購入したからと言って 前の機種が無駄になるということはないかと。

工具はリューターだけではない

ミニ四駆・プラモデルの加工に必要な工具はリューターだけではなく 様々な工具があるわけで、リューターよりも率先して用意すべき工具もあります。

そうした他の工具との予算の兼ね合いを考慮しつつ、自分の現状に最も適したリューターを選んでみてはいかがでしょうか。

おすすめ周辺アイテム

ここでは今回紹介したリューターを使用する上で、一緒に所持しておくと良いであろうおすすめ周辺アイテムを紹介していきます。

各種ビット

リューターを使用する上で欠かせないのがリューター本体に取り付ける各種ビットとなります。

基本的に各リューターにはリュータービットが付属していますが、十分な作業をするためには付属品だけでは物足りません。

そこで、追加で持っておきたいおすすめの各種リュータービットを紹介していきます。

まずはミニ四駆の加工では必須となってくる皿ビス穴加工ビットです。

その名の通り、各パーツに皿ビス加工をするためのビットであり、ビット軸径が2.35mmであることから今回紹介した全てリューターに装着することが可能です。

その代わりに、比較的に使用頻度が高いであろう 汎用性が高いリュータービットを2つ紹介していきます。

そして、次に紹介するリュータービットはダイヤモンドカッターです。

各パーツの切断に使用するビットとなりますが、FRP・カーボンプレートのみならず、ビスの切断も可能で 使用頻度はかなり高くなります。

切断する材質によっては刃の摩耗が激しく 消耗品でもあるため、以下のような複数枚あるタイプがおすすめです。

上記のダイヤモンドカッターセットはいずれもビット軸径2.35mmなので今回紹介した全てリューターに装着することが可能です。

また、まずはお試しでダイヤモンドカッターを使ってみたいという方は、100円ショップDAISO(ダイソー)でも以下のダイヤモンドカッターが販売されているので、まずはこちらで試してみてはいかがでしょうか。

そして、最後に紹介するリュータービットは以下のような複数のビットが同梱されたタイプのものです。

こちらのビットはタングステン鋼でできており耐久力も高く長期的に利用可能で、コスパに優れたビットとも言えます。

ビットの形状も様々であらゆる加工に対応しているため活躍シーンも多いです。

このタングステン鋼タイプのリュータービットは類似品が多数あり、どれも基本的には同じ性質なので お好みで選んでもらって構いません。

そして、タングステン鋼タイプのリュータービットで注意して欲しいのは、このリュータービットの軸径は3mmであり、タミヤ 電動ハンディリューターには装着できないことです。

タミヤ 電動ハンディリューターに軸径3mmビットを装着する方法はあるものの、そのためにはタミヤ 電動ハンディドリルが必要になるため 気軽にはできないので ご注意ください。

集塵機

リューターを使用する上で絶対に忘れてはいけないのが、切削作業時に発生する粉塵対策です。

リューターを使用した切削作業において粉塵発生は避けれない事項であり、その粉塵を直接吸うことは人体的によくありません。

吸ってすぐに何か影響があるわけではありませんが長期的に吸い続けると健康被害が出るので 粉塵対策はしっかりとしておきたいところです。

そうした粉塵の被害から避けるために必要となってくるのが以下のような集塵機となります。

集塵機を使用することで粉塵を吸うことを避けられると同時に粉塵が散乱することも防げ 作業場の衛生管理もできます。

集塵機の種類は様々でお好みのものを選んでもらって構いませんが、ついでに紹介しておくとスターライトネクストの販売元であるアルゴファイルからも以下の集塵機が販売されています。

これらの集塵機は健康面を考慮すると絶対に持っておくべき周辺機器とも言えるわけですが、当然 別途購入する必要となり「リューター購入でお金を使い 集塵機を買う余裕がない…」という方もいるかもしれません。

そういう方には次に紹介する不織布マスクで代用するのもありです。

不織布マスク

先ほど紹介した集塵機で粉塵を吸い取ることができるわけですが、集塵機で吸い取れる粉塵の量にも限界があり すべての粉塵を吸い取ってくれるわけではありません。

そうした集塵機では対処しきれない部分をカバーするためのアイテムが以下のような不織布マスクとなります。

こちらを集塵機とセットで使うことで より万全な粉塵対策をすることができます。

マスク選びの注意点として、ウレタンマスク・布マスクの使用は極力控えてください。

ウレタンマスク・布マスクは不織布マスクに比べて通気性が良い代わりに 細かい粒子を透過しやすいというデメリットがあります。

不織布マスクを使ったからといって完全に粉塵をシャットアウトできるわけではありませんが、ウレタンマスク・布マスクと比べてシャットアウトする性能が高いのは間違いありません。

このことから切削作業で使用するマスクは不織布のタイプがおすすめです。

欲を言えば より防塵性能が高い以下のような防毒マスクがあれば尚良しです。

ここまで本格的な物を用意する必要はないかもしれませんが、粉塵対策するに越したことはないので できれば より防塵性能が高いマスクを購入することをおすすめします。

【おまけ】ルーターとリューターの違いについて

ここではルーター」と「リューター」の呼び方の違いについて説明してきますが、ここでの内容は製品と直接関係ない話となるため「おまけ」ということで本記事の最後に載せることにしました。

今回紹介してきた製品は「ルーター(Router)」と呼ばれることもあれば「リューター(Leutor)」と呼ばれることもあります。

海外発祥の製品だった場合は英語の読み方のニュアンスで日本語読みが異なるケースがありますが、ルーターとリューターは英語のスペルがハッキリと違うため そういった意味での違いではないようです。

では何故ルーター・リューターの2つの呼び方があるのでしょうか?

名称の違いを調べたところ、それぞれの名称が以下の意味であることが分かりました。

ルーター(Router)とは

木材の面取り・ホゾつくり・溝切り・切断をする為の木工用電動工具であり、先端に付いたビットと呼ばれる刃を高速回転させることで木材の角を丸く仕上げたり溝を掘ったりなど 様々な加工をほどこすことができる。

ルーターに似た電動工具にトリマーという物があるが、基本的な構造はほとんど一緒である。

上記の説明文に製品サイズの記載はありませんが、主にルーターと呼ばれる機器は今回紹介する製品とは異なる形状で 更にスケールが大きい装置となります。

使用目的は同じに見えますが一般的にルーターと呼ばれる機器はプラモデル等の比較的規模が小さいものというよりも もっと大きなスケールの木材などを加工するために使用するようです。

では今回の製品はルーターには該当しないのかという言うとそうでもなく、Dremelのように販売元が「ルーター」と言う名称を付けている製品もあるので ルーターと呼ぶのも正解ではあります。

では続いてリューターの意味を見ていきたいと思います。

リューター(Leutor)とは

金属や木材などの細かい加工を得意とする小型の電動工具で、先端に付けられるビットと呼ばれる取り付け工具を回転させて研磨・切断・切削など様々な加工をほどこすことができる。

リューターという名称は日本精密機械工作株式会社が製造する電動切削工具のブランド名、またはその製品群に類似した精密グラインダー(ハンドグラインダー)を指す一般名称である。

リューターの名称の由来はブランド名から来たとのことです。

このことからリューターという呼び名は日本が発祥のようであり タミヤから販売されている製品も電動リューターという名称を使用しており、日本製の製品はリューターの名を使うのが主流なのかもしれません。

特に今回紹介した3機種はいずれも呼び方が異なり、タミヤはリューター・Dremelはルーター・そしてアルゴファイルはどちらでもなくマイクロモーターシステムと呼んでいます。

そして、ここまで説明してきた内容をまとめると、結局のところ どちらの名称(ルーター or リューター)でも良いということになるのかと。

ちなみに、私が今回リューターという名称を選んだ理由として、ジャンルは異なりますがネットワーク分野においてルーターという機器が存在し、ルーターと聞いて真っ先に思い浮かべるのがネットワーク機器の方だったからです。

最後に

今回はミニ四駆・プラモデル加工作業におすすめなリューターを紹介してきました。

リューターという工具は一般的にはあまりメジャーではなく、ミニ四駆・プラモデル初心者にとっては馴染みが薄いのではないでしょうか。

しかし、実際に使用してみると非常に便利な工具であることに気づくと同時に 作業効率が飛躍的に上昇し、加工作業には必須と思えてきます。

そうした 加工作業に必須となる工具であるが故に どのリューターを選定するかも重要となり、本記事を通じて自分に最適なリューターを見つけて頂ければ幸いです。

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