ミニ四駆をやっている方なら必ず持っていると言っても過言ではないパーツケースですが、今回はそのパーツケースの中でも個人的におすすめな一品を紹介していきます。
パーツケースの種類は豊富
ミニ四駆をある程度やっていると、パーツが溢れてきて何かしらの収納するケースがないと収拾がつかなくなってきます。
そんなパーツを収納するケースでメジャーなものと言えば、タミヤから販売されているミニ四駆パーツケースなのではないでしょうか。
私も当然所持しており、パーツが増えてきて追加で買い足すうちに5個・6個・7個と…(笑)
タミヤからはこれ以外にもモーター専用ケースなど異なる種類のパーツケースがあり、タミヤだけでも多数のパーツケースが存在します。
タミヤ以外のものでは、100円ショップで販売されている各種小物入れもミニ四レーサーの間ではパーツケースとして愛用されており、店舗によっても取り扱うケースの種類が違ったり、定期的に新しいものが発売されたりと非常にバリエーションが豊富で、パーツケース選びに迷ったらとりあえず100円ショップに行くというのもありかと思っています。
そんな数あるパーツケースの中で おすすめなのがメイホウ(Meiho)から販売されている トムケースF T-F で、今回はそのトムケースFのレビューを始め その他おすすめのパーツケースを紹介していきます。
トムケースFの商品情報
ここではミニ四駆用パーツケースとしておすすめなトムケースF T-Fのサイズ・機能・仕様などの商品情報を説明していきます。
サイズ
まずはトムケースF T-Fの寸法・サイズ感を説明していきます。
トムケースFの外寸は以下となります。
外寸:縦103mm x 横146mm × 高さ23mm
※縦幅についてはケースの最も出っ張っているところを計測した数値となっています。
続いてトムケースFの内寸は以下となります。
内寸:縦84mm x 横138mm × 高さ19mm
※内寸の高さについてはフタを開けた状態で仕切りの最も高い所までの幅を計測した数値となっており、フタを閉めた際の内寸は20mmとなります。
また、トムケースFには可変仕切板が12枚付属しています。
この可変仕切板を使うことで、ケース内を4分割から
最大16分割までの変更が可能となっています。
そして、仕切板で分割した場合の内寸が以下となります。
この寸法を参考に 収納したいパーツが適応するかどうか調べて頂ければと思います。
ちなみにタミヤのミニ四駆パーツケースとサイズを比較すると以下のようになります。
※ミニ四駆パーツケースの外寸は「縦90mm x 横119mm x 高さ25mm」となります。
ケース同士を重ねてみるとトムケースFはミニ四駆パーツケースよりも一回り大きいといったところでしょうか。
ケースの高さ(厚さ)についてはミニ四駆パーツケースが25mmなので、トムケースF(高さ23mm)の方が僅かに薄くなります。
機能・仕様
ここではトムケースF T-Fの機能・仕様を説明していきます。
トムケースFのケースの角とケース側面に付いている取手に穴があいています。
この穴を使って何かに引っ掛けたり、紐を通したりすることができ、保管時や携帯する際に活用することができます。
フタの開閉については、留め具でフタを固定する仕様となっています。
この留め具のおかげで、ケースが逆さまになったり・衝撃を受けてもフタが不意に開いてしまうということはありません。
トムケースFの材質についてはポリプロピレンというプラスチック素材を採用しており、他のプラスチック素材と比べて割れにくく強度がある作りとなっています。
(留め具の材質は耐衝撃性コーポリマーを採用しています)
そして、肝心のトムケースFの価格ですが、定価319円(税込)となっており、この記事を書いている時点でAmazonにて208円で購入可能となっています。
(Amazon価格は在庫状況により変動する場合がございます)
トムケースFの特徴
ここではタミヤのミニ四駆パーツケースとの比較を交えながら、トムケースFの良い点そして悪い点を忖度なしで説明していきます。
トムケースFの良い点
まずはトムケースFの良い点のまとめを紹介し、この後個別で良い点の詳細内容を説明していきます。
- 作りがしっかりしている
- フタがしっかり閉まる
- 区分けのバリエーションが豊富
- 価格が安い
作りがしっかりしている
トムケースFの最大の特徴でもある要素で、同サイズの他のパーツケースと比べても随一の耐久性を誇るであろう しっかりとした作りになっています。
そして可変仕切板の作り及び固定も頑丈なため、仕切板がズレてしまうということもなくしっかりパーツを区分けしてくれます。
このしっかりした作りと後述する他の良い点も踏まえると外出時の携帯と相性がいい商品でもあります。
フタがしっかり閉まる
家の中だけで使用するのであれば「フタがしっかり閉まる」ことはさほど重視される要素でもないんですが、パーツケースを外に持ち出すとなると「フタがしっかり閉まる」ことの重要性が増してきます。
特に小型のパーツケースはフタを閉じる箇所については簡素な作りであるものが多く、ミニ四駆ユーザーが愛用しているであろうミニ四駆パーツケースもそれにあたるかと思われます。
ミニ四駆パーツケースは決してチープな作りではないものの お世辞でもフタがしっかりと固定されるとは言い難く ふとした拍子にフタが開いてしまうということもあり得ます。
このため、外に持ち出す際は最悪の事態を想定して 私は常に輪ゴムでフタを固定するようにしています。
それに対してトムケースFは留め具があることによりフタをしっかり固定できるので、外に持ち出す際でも そのままカバン等に入れて安心して持ち運ぶことが可能です。
また、ケース本体及び留め具の材質もしっかりしているのでフタの開け閉めを頻繁に繰り返してもそう簡単に劣化することもないと思われます。
区分けのバリエーションが豊富
商品情報の『サイズ』のところでも説明しましたが、可変仕切板により使用するパーツに応じて好みの区分けにすることができます。
ただし、横列の仕切板は固定されているため正方形に近い形の区分けはできず、基本的には長方形の区分けとなるので、縦横いずれも大きいサイズのパーツの収納には向かないので注意してください。
価格が安い
商品情報の『機能・仕様』のところでも説明しましたがトムケースFは定価が319円(税込)で、現在Amazonでは208円で購入できます。
100均のパーツケースと比べれば基本的には2倍の価格となるので、それらと比べると価格面で見劣りしてしまいますが、この作りで200円ちょとだと考えると十分お買い得な商品だと思っています。
ちなみにミニ四駆パーツケースは定価220円(税込)で現在Amazonでは143円で購入でき、トムケースF以上にお求めやすい価格となっています。
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トムケースFの悪い点
続いては、最初にトムケースFの悪い点のまとめを紹介し、この後個別で悪い点の詳細内容を説明していきます。
- サイズがやや大きめ
- 小物が取り出しづらいことがある
- 薄いパーツとの相性が悪い
サイズがやや大きめ
パーツケースのサイズについては使用する人の環境によって適切な大きさも変わってくるので一概にサイズが大きめであることは悪いことでもなく、このトムケースFのサイズがベストという方もいると思います。
しかし、ミニ四駆パーツケースとサイズ面で比較した場合にデメリットがあったので 敢えて悪い点として挙げました。
そして、そのサイズのデメリットとは タミヤ製のミニ四駆用の工具箱やキャリーケースなどとの相性が悪いことです。
具体的な例として、レーサーズボックスにはミニ四駆パーツケースがフィットするスペースがあります。
他にも、ポータブルピットのドアボックスの箇所も同様にミニ四駆パーツケースがフィットするスペースがあります。
上記のミニ四駆パーツケースが収納されている箇所にはトムケースFを代わりに入れることはできないわけで、他の箇所にも入らないように見えます。
(私自身が上記の商品を所有していないため実際に確認できていないので、もしかしたら入る箇所があるかもしれませんが)
これ以外でも、元々ミニ四駆パーツケースでうまく収納できていたのにトムケースFに変えたら収納できなくなるということがあるかもしれません。
このことから、購入を検討している方は 事前に今使用している工具箱等のサイズをしっかり確認しておくことをおすすめします。
ちなみにタミヤ製の物ではありませんが、トムケースFがジャストフィットする工具箱もあります。
それは、リングスターから販売されているケースサイズ【342×W211×H161mm】のスーパークラブデュオのDA-343という型番の商品がそれにあたります。
この工具箱の以下の一箇所にだけ奇跡的にジャストフィットします(笑)
※それ以外の箇所では一番下のスペースであれば収納可能です。
トムケースFが気に入ったのであればスーパークラブデュオ DA-343の購入を検討してみるのもいいかもしれません。
小物が取り出しづらいことがある
細かく区分けできるが故の欠点でもありますが、最小の区分けスペースにすると小さいパーツが取り出しづらいことがあります。
トムケースFに限らずサイズが小さめのパーツケースだと小さいパーツが取り出しづらいわけなんですが、ミニ四駆パーツケースに比べてトムケースFはパーツを取り出しにくいです。
ミニ四駆パーツケースと比べてパーツを取り出しづらい理由は2つあり、1つ目の理由は区分けスペースの面積の差です。
ケースの仕切りの高さはトムケースFが19mm・ミニ四駆パーツケースが20mmとほぼ差はありません。
しかし、トムケースFの横と縦のスペースがミニ四駆パーツケースに比べて狭く、指2本(親指と人差し指)でパーツを取ろうとすると結構きつきつで 小さなパーツなんかは非常に取りづらくなります。
パーツを取り出しづらい 2つ目の理由はケース底の構造で、ミニ四駆パーツケースのケース底は曲面(R加工)となっており、ケース内部もこの曲面の形になっています。
これにより指1本でもこの曲面を利用して比較的簡単にパーツを取り出すことができます。
それに対してトムケースFのケース底は角ばっているため ミニ四駆パーツケースのように指1本でスムーズにパーツを取り出すことができません。
(ケース底が角ばっていても それなりに慣れてくると指1本で取り出すことも可能ではあります)
特にパーツが小さくなればなるほど取り出しづらさが増してくるので細かいパーツを収納する場合は注意する点でもあります。
ただ取り出しづらいといっても それは手で直接取ろうとした場合であって、ピンセットを使用すれば特に取り出しづらいということはないので、普段からピンセットを使う方にとってはデメリットにはならないと思われます。
逆に成人男性などの指が大きい方で普段からピンセットを使わない方はパーツが取り出しづらい可能性があるので購入を検討している方はこの点も判断材料にした方がいいかもしれません。
薄いパーツとの相性が悪い
ここで言う薄いパーツとはワッシャーやベアリングローラー用スペーサーが対象になります。
※上の画像の一番右のものは 1軸モーターから採取できるお宝ワッシャーと呼ばれるものです。
これらのパーツと どう相性が悪いかと言いますと、トムケースFのフタを閉じた状態だと仕切板とフタの間に1mm弱の隙間ができます。
そして、ケースをひっくり返した状態で左右に揺らすと その1mm弱の隙間から薄いパーツが仕切りを移動してしまうことがあります…
この隙間は固定仕切板・可変仕切板のいずれの箇所にもできます。
尚、可変仕切板の底の部分についてはほぼ隙間がないので、左右に揺らしたとしても薄いパーツが移動することはありません。
しかし、激しく揺らすと小ワッシャーぐらいの薄さのものになると仕切板の下に引っ掛かったりします(稀にではありますが)
ただ、家の中だけで使うのであればケースをひっくり返したり 激しく揺らすこともまずないのでケースとパーツとの相性を気にする必要はないかと。
逆にパーツケースをよく外に持ち歩く方は薄いパーツを収納するのは避けた方が良いかと思います。
一方、ミニ四駆パーツケースの方はどうかと言うと、ケースをひっくり返した状態で薄いパーツが仕切りを移動してしまう症状についてはこちらも同様に発生します。
しかし、トムケースFに比べて仕切板とフタの隙間は小さいのでベアリングローラー用スペーサーぐらい厚みがあるパーツでしたら仕切り間を移動することはありません。
とは言え、薄いパーツはミニ四駆パーツケースであっても ケース内で移動してしまうので頻繁に外に持ち出す方は注意が必要となります。
ちなみにどんなに薄いパーツでも仕切りを移動しないパーツケースも存在し、それについては次の「その他 おすすめパーツケース」で紹介していきます。
その他 おすすめパーツケース
ここでは今回メインで紹介したメイホウのトムケースF T-F以外に個人的におすすめなパーツケースを紹介していきます。
ナンシーケースM N-M
こちらも最初に紹介したパーツケースと同じメーカーのメイホウから販売されているものでフタの開閉については同じ仕様でしっかりと閉まる作りとなっており、ケースの内寸は以下となります。
内寸:縦76mm x 横153mm × 高さ26mm
縦が76mmあることから72mmシャフトも収納が可能です。
ただし、上記の画像で分かるように真ん中の所だけは縦幅が短くなっており 斜めにすれば72mmシャフトを入りますが そうなると取り出しづらいので、真ん中だけは別の物を入れた方が良さげです。
ちなみに60mmシャフトであれば真ん中に綺麗に収まります。
そうしたサイズ仕様から、私は真ん中部分を60mmシャフト専用スペースとして、シャフト専用ケースとして使用しています。
ただ、非常に有能なケースではありますが一つ欠点があり、それはケースの高さ(深さ)が26mmとやや深めの作りになっていることです。
この深さが故に、物によっては少々取り出しづらいことで、指が大きい方ですとピンセットが必須となるかもしれません。
とは言えシャフト入れには持ってこいのケースであり、大量にあるシャフトを収納するケースが欲しいという方はナンシーケースM N-Mがお勧めです。
ミニケース FB-8
こちらも同じメイホウから販売されているミニケース FB-8という製品で、値段もAmazonで100円ちょっととお求めやすい価格となっています。
このパーツケースの特徴としては、ケース底が曲面(R加工)になっており 素手でもパーツが取り出しやすくなっています。
サイズはミニ四駆パーツケースと比較すると2回り程小さくなった感じでかなりコンパクトではあり、収納するパーツは限定されてくるかと思いますがケース自体がかさばらなくて済みます。
このタイプのパーツケースに関しては、100円ショップでも「おくすりケース」「ピルケース」「ビーズケース」「ジュエルケース」と言った名称で同じような商品が多数あるのでその中から自分に適したサイズのものを選ぶのもありかと思います。
100円ショップでパーツケースを選ぶ注意点としては、上記のミニケース FB-8のようにケースの底が丸みを帯びているもの(R加工)を選ぶことをおすすめします。
R加工が施されているかどうかでパーツの取り出しやすさも変わってきて、素手で小さいパーツを取り出す際は ケース底が角ばっていると取り出しづらくなります。
特にパーツが小さければ小さいほどそれが顕著になるので、購入前にR加工かどうかをチェックしておくことをおすすめします。
ダイソー 仕切りケース
こちらはメイホウ製のものではなく100円ショップ DAISO(ダイソー)の仕切りケースとなり、100円2個セットで販売しています。
一見すると普通のパーツケースに見えますがフタの部分が仕切りに合わせて凹凸になっているので、薄いパーツでもどんなにケースを揺らそうが仕切り間を移動することがありません。
ケースの底も曲面(R加工)になっているため、小さなパーツでも指1本で簡単に取り出すことも可能です。
そして、サイズはミニ四駆パーツケースより一回り小さい感じです。
この仕切りケースは100円ショップ DAISO(ダイソー)にて購入可能で、一時的に取扱いしていない時期があったのですが2023年頃?から再び店頭に並ぶようになりました。
しかし、2024年現在は またもや在庫切れとなっている模様です…
再販されたかどうかは以下のダイソーネットストアで確認することができるので、定期的にチェックしていれば その内 在庫が復活するかもしれません。
上記サイトのキーワード検索で「仕切りケース」で検索して 該当のケースが見つかるのであれば店頭でも また購入することができるかもしれません。
また、以下の木ネジ・釘・フックセットなどの入れ物も上記で紹介した仕切りケースと同様の物となります。
さすがに100円で2ケース購入できるわけではありませんが、木ネジ・釘・フックセットが必要なのであれば こちらを買った方が お得になるかもしれません。
それと、木ネジ・釘・フックセットであれば大抵の所に置いてあるので「仕切りケースが置いてないけれど、どうしても仕切りケースが欲しい」という場合はこれを買うのもありかと思います。
最後に
今回はミニ四駆のパーツケースとして活躍ができるタミヤ製以外のパーツケースを中心に紹介してきましたが、タミヤのミニ四駆パーツケースにも優れた点はたくさんあり、私はパーツに応じて様々なパーツケースを使い分けています。
パーツケースに関しては多種多様で、中には本来パーツケースではないものが自分にとっては最適なパーツケースになるということもあったりと、もっと適したパーツケースがあるかもしれません。
今回紹介したトムケースFの特徴などを参考にして頂き、自分がパーツケースに求める特徴を把握した上で自分にあったパーツケースを見つけて頂ければと思います。
また、今回紹介したケース以外にもミニ四駆関連アイテムの収納に適したケースを以下の記事で紹介しているので、収納に困っている方はこちらもご参照ください。
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