改造

ペラタイヤ作り方紹介 -準備編-

今回は特殊な治具(じぐ)等は使用せずに普段使用している工具・パーツ類で各タイヤの厚さを揃えてペラタイヤを作成する方法を紹介していきます。


上の画像のタイヤはこれから紹介するパーツ・工具で作成したもので超精密な完成度とは言えませんが、それでも各タイヤ直径の誤差も0.05mm前後となっているのでまずまずの出来かと思っています。

今回はそのペラタイヤ加工にあたり必要なパーツ・工具と作業環境を紹介していきます。

ペラタイヤ加工に必要なパーツ

まずはペラタイヤ加工に必要なパーツの紹介ですが以下の構成でワークマシンの準備が必要となります。

MAシャーシ一式

後輪タイヤが駆動できる状態のMAシャーシを用意します。
サイドとリヤにバンパーを取り付けられる状態であれば、MAシャーシである必要もなく他のシャーシでも代用可能ですが手っ取り早く準備ができるMAシャーシがお勧めです。


シャフト・ホイールの取付は後輪だけでOKです。

駆動周りのギヤ・モーターについては色々試した結果、よりスピードが出る構成の方が作業が捗ったので極力早く走れる構成が推奨で私はギヤ比3.5:1の超速ギヤマッハダッシュモーターを使用しました。

そしてタイヤ回転の精度も極力良くしたいのでシャフトは中空ステンレス、ホイールはアルミホイール(片側のみ)をシャフトの軸受けはHG丸穴ボールベアリングを使用しています。

タイヤの回転は出来る限りブレをなくすことが望ましく真っすぐなシャフトの判別方法やシャフトの挿し方などはホイールにシャフトを正確に挿す方法紹介に記載しているので、よろしければご参照ください。

また小径タイヤを加工する際はモーターカバーの一部を加工する必要がありこちらは次回説明します。

プレート


最低2本必要になり、デザインナイフを使用する場合は追加でもう1本の計3本必要になります。
素材はFRP・カーボンどちらでも問題ありません。
今回はマルチバンパーを使用していますが19mmローラー用の穴があるものでしたらどのプレートでも構いません。

また小径タイヤを加工する際はプレートの一部を加工する必要がありこちらは次回説明します。

スペーサー・ワッシャー

上記のプレートの高さを調整するために使用します。
使用する数も少量になると思うので既存パーツの余りで対応可能かと思われます。

ビス

上記のプレートやスペーサーなどを固定するために使用します。
特にどのビスがいいというのはありませんのでスペーサーなどの長さに合わせて適切なビスを使用しましょう。

ペラタイヤ加工に必要な工具

ノギス


加工後のペラタイヤの厚さを計るために必須で、できればより正確なデジタル版を用意しておきたいのですが具体的なタイヤ径を求めず、とりあえず4個のタイヤが同じ厚さになれば良いということであればノギスがなくてもOKです。

ヤスリ

メインで使用する工具です。
今回の加工方法では平らな棒ヤスリが必要で、私が個人的にお勧めするのはツボサン ブライト900 5本型 平 中目 BR1です。


よく削れる!という評判で、購入してみましたが評判通りの良い商品だと思います。
これが必須ということではありませんがヤスリがないようでしたらこちらをお勧めします。

ちなみにタミヤのクラフトヤスリPROも持っていますが、こちらもブライト900と遜色ない削り具合なのでクラフトヤスリPROもおすすめです。

他に100均のヤスリも使用したんですが100均のヤスリは完成精度としては上記のヤスリと遜色はないんですが、目詰まりが多く手入れの頻度が多くなりトータルの作業時間が長くなってしまいがちなので、長い目でみればそれなりに質が良いものを使用した方がコスパがいいと思われます。

尚、ヤスリの幅はタイヤ幅より狭いものでも加工可能ですが欲を言えば幅がある方が作業時間を短縮できます。

ブラシ

ヤスリの目詰まりした削りカス取りに使用します。
ペラタイヤ加工に直接使用するわけではないので必須ということではありません。


※100均では工具コーナーや塗装コーナーに置いてます。

上記で紹介したヤスリは目詰まりしにくいもののそれでも作業後ヤスリに削りカスが残ることがあり手で払うこともできるのですが上記のようなブラシがあると掃うのがかなり楽になるので、必須ではないもののあるとかなり便利な道具ではあります。

また、作業後にシャーシ周りにも削りカスが多々付着しそれらを掃うのにも活躍してくるので地味に重宝するお勧めグッズです。

デザインナイフ

これ単体では精度の良いペラタイヤは作れませんがタイヤ厚をそれなりに削らないといけない場合はヤスリ作業前にこちらを利用することで作業時間を大幅に短縮できます。


ちなみに私が使用したのはオルファ アートナイフプロという商品です。

それほど厚く削らなかったり、タイヤの表面だけを綺麗にしたいということであればこちらは不要です。

スポイト

上記のデザインナイフと合わせて使用するのでデザインナイフを使用しない場合は不要です。


※100均では画材コーナーに置いてます。

やり方によってはスポイトではなく紙コップ等の水を貯めることができる容器の方がやりやすいかもしれませんので作業方法を見てからどれが適切か判断してもらえればと思います。

パーツクリーナー

仕上げと不測の事態発生時に使用します。


これも特にどの商品がいいというのはないと思いますが速乾タイプの方が何かと便利ではあると思います。

キムワイプ


上記のパーツクリーナーと一緒に使用します。

必須ということではなく、キッチンペーパーなどでも代用可能です。
ただキッチンペーパーなどに比べて破れづらく、毛羽立ちしないことペラタイヤを綺麗に仕上げることができ価格もリーズナブルなのでお勧めの一品です。

購入方法についてはヨドバシドットコムにて単品で販売しており単品の購入でも送料無料とお求めやすくなっているのでお勧めです。
最初に私が購入しようとした時は在庫切れでしたがしばらくしたら「在庫あり」になっていたので定期的に入荷しているかもしれません。

以上が使用工具になります。

作業環境について

ペラタイヤ加工作業はとにかく時間がかかり苦労します。
ただその加工作業とは別にもう一つの苦労する要素がありましてそれがタイヤの削りカスの飛散です…

必要工具で紹介したヤスリを使っての作業がメインになるのですがヤスリで削ると削りカスが四方八方に飛び散ります。
最初私はゴミ袋を広げて上からマシンを入れて作業していたんですが上にも飛び散ってしまい袋の外にも削りカスが飛び散る始末です。

そこで四方八方の飛散を防ぐために作業用ボックスを作ることにしました。

適度な大きさのダンボールを用意し箱が開いた状態にしてガムテープ等で支柱代わりになる適当な棒状なものを四隅に固定します。


ちなみに私が支柱として使用したのはタミヤ製の「透明プラ材3mmパイプ」でだいぶ昔に何か別の目的で買ったものですが意外にもこの箱作りに活躍してくれました(笑)

骨組みができたらあとは透明ビニールをかぶせるのですが大きいビニールだと結構値が張るので私は100均で買える一番大きな透明のビニール袋をカットして使用しました。

そして幸いにも支柱で使用している「透明プラ材3mmパイプ」はパイプが空洞になっておりミニ四駆のビスが丁度はまる大きさなので、ビニールの上からビスを挿して作業用ボックスの上部を固定します。


下側もビニールがひらひらして隙間ができてしまわないようにガムテープ等でビニールを固定します。
あとは両手が入れられる隙間を用意して完成です。





最後に

以上が作業スペース作成方法の紹介となります。
こんなに手間をかけなくても もっと簡単な作業スペースも作れるかと思いますので、みなさん個々の作業環境にあった作業スペースを用意してもらえればと思います。

ということで本来であればペラタイヤ作成方法を1つの記事ですべてお伝えしようと思っていたんですが、加工方法の文章量がかなり多くなってしまったので、今回の準備編と次回の加工編の2回に渡ってお送りします。

ペラタイヤ作り方紹介 -加工編-今回は特殊な治具(じぐ)等は使用せずに普段使用している工具・パーツ類で各タイヤの厚さを揃えてペラタイヤを作成する方法を紹介していきます。...

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