今回は先日タミヤから発表されたスタビライザーポールセットの価格変更のお知らせの話題を紹介していきます。
スタビライザーポールセットとは
まずは今回の告知の対象となった商品であるスタビライザーポールセットについて 簡単に紹介していきます。
スタビライザーポールはマシンの傾きを抑えるためのGUP(グレードアップパーツ)の1つであり、これによりコーナーリング時の安定性を向上させます。
発売されたのが第一次ブームの真っただ中の1989年で、当時ミニ四駆で遊んでいた人なら「ミニ四駆改造パーツの代名詞の1つ」と言えるパーツではないでしょうか。
最近ではこのパーツを装着しているマシンを見かける機会もほぼなくなってしまったわけですが、思わぬ形で再び脚光を浴びることになりました。
それがジャパンカップ2021であり、使われ方は本来の形とは異なりますが 2レーンのレーンチェンジ対策としてスタビライザーポールを活用したマシンも多くみられました。
ただ、実際に使用されたのは類似品である大径スタビヘッドセットやロングスタビ低摩擦プラローラーセットだったのではないかと。
これらはスタビライザーポールよりも拡張性があり上位互換とも言えるパーツであることから、結局のところ スタビライザーポール自体はほぼ使用されていなかった模様です。
そうしたミニ四レーサーの記憶から忘れられつつある中で今回の価格変更という発表により、使用されるかどうは別として再び注目を浴びることとなりました。
何よりビックリしたのは、まだ生産していたことであって 私を含め多くの人はすでに製造・販売終了の製品という認識だったのではないでしょうか。
新価格について
ここからはタミヤから発表された具体的な内容を紹介していきます。
2023年3月3日 タミヤ公式twitterにてスタビライザーポールセットに関する以下の発表がありました。
新価格についてはリンク先の製品ページで記載があり220円(税込み242円)となります。
新価格適用前の価格が140円(税込み154円)だったため、新価格は従来の価格よりも約6割増しとなります。
尚、価格変更はされるものの「性能と品質の違いはない」とのことで、製品自体は何も変更がない模様です。
値上げの原因とは
今回タミヤから発表された情報はスタビライザーポールセットの価格変更内容のみであり、値上げに至った理由などは一切発表はありませんでした。
ここからは私個人の予想となりますが、値上げの原因として有力なのは「昨今の原材料価格・エネルギー価格の高騰」の影響ではないでしょうか。
ただ、上記の理由で値上げしたとすると 他の類似したパーツも同時に値上げしてもおかしくないのかと。
そうなるとスタビライザーポールを製造する過程の中で何かしら値上げに関係する要因があったということも考えれます。
もしくは、もともとスタビライザーポールセットが安価であり、昨今の価格高騰の影響で このパーツだけ赤字になってしまうこともあっての値上げなのかもしれません。
ちなみに、スタビライザーポールセットが一番最初に発売された時は今よりも更に安く 100円という価格で販売されていました。
以上がスタビライザーポールセットの値上げの原因予想となりますが、あくまで私個人の予想であって 実はすべて的外れということも十分あり得ることをご了承ください。
正直なところ私の予想が当たっていたとすると今後他のパーツにも影響がありそうでもあるので、できれば予想が外れてて今回は本当にたまたま値上げしただけだといいんですが…(笑)
他のグレードアップパーツはどうなる?
今回はスタビライザーポールセットの値上げのみの発表となりましたが、これを皮切りに今後は他のGUP(グレードアップパーツ)の値上げもあるかもしれません。
値上げに繋がるかもしれない兆候はすでにあり、昨年発表されたブレーキスポンジの色変更も その1つではないかと思われます。
ただ、あくまで値上げの可能性があるというだけで、他の製品は値上げしないままなのかもしれません。
こればっかりはタミヤのみぞ知る領域でもあるので、今後の他のパーツの価格・仕様などがどうなるかは予想しがたいところではあります。
強いて値上げする可能性があるパーツを上げるとすると、スタビポールと素材が近いであろうスタビ関連パーツが最有力候補と言ったところでしょうか。
それ以外であれば金属製品であるシャフト・プロペラシャフトあたりも有力で、これらは現行価格も比較的安い部類に入ることから値上げされてもおかしくないのかと。
仮に他のパーツで値上げが発表されたとすると、値上げ前の状態でも値上げ発表と同時に各通販サイトなどの価格が急上昇する可能性も大いにあるので、近い将来必要となるであろうパーツは今のうちに購入しておくのもありかと思います。
ただし、変に焦って高額で購入しては本末転倒なので、購入する際は適正価格であるかどうか確認することをお忘れなく。
値上げがなかったとしても 逆に価格が下がるということはあり得ないわけで現状適正価格で買えるのであれば買っておいて損はないかと思われます。
一番の理想は今後一切 値上げもなく、欲しいパーツが常に適正価格で購入できる環境であり、ミニ四駆界隈がそうなってくれることを切に願います。
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