今回はミニ四駆 超速ガイド2021-2022のレビューをしていきます。
超速ガイドは基本 ジャパンカップに合わせて発売し、今年のジャパンカップは去年の延長のような状態でコースも大幅な変更がなかったので今年は超速ガイドの発売はないと思たものの、しっかりと今年も発売されたのは嬉しい誤算です♪
それでは各章ごとに解説・レビューをしていきます。
特別付録
表紙をめくるとミニ四駆関連本では恒例のステッカーです。
ステッカーは年々派手さがなくなり地味な感じになっている気もしますが、いい意味で実用的になってきたかと。
毎年使おうと思いつつも、勿体ない気もして未開封のままなので今年こそは…
ジャパンカップ攻略2021
冒頭の記事は、こちらも恒例のジャパンカップコース攻略情報で、マックスサプライズサーキットリミックス2021の各セクションの詳細解説が掲載されています。
コースの構成は2020年と基本変更ありませんがVQSマウンテンの進行方向が逆になり攻略方法も一新!?
個人的には昨年同様2レーン レーンチェンジが心配で、どうか自分の地域のコースは2レーン レーンチェンジがありませんように(笑)
そしてこちらも昨年と同様にジャパンカップ対策マシン紹介で今年もVZシャーシベースで解説しています。
各パーツ効果の解説もあり、一旦はこれらの解説を参考にパーツ選定もありかもしれません。
CHAPTER1 選ぶ[SELECT]
CHAPTER1の目次を見ると「現行マシンオールカタログ」が2ページしかないように見えますが、実際はこのCHAPTER1の最後が現行マシンオールカタログで、CHAPTER1全体がマシンキット紹介となっています。
スペシャル対談
エレグリッターとレイスピアーのデザインを担当した根津考太氏とやまざきたかゆき氏の対談が見開き2ページで展開されています。
個人的にデクロスのデザインは気にっていて、その内クリヤーボディーを出してくれないか期待しています(笑)
ダッシュ軍団マシン再び
エンペラーを始めダッシュ軍団マシンの再販情報が掲載されています。
デクロスもかっこいんですが、やっぱりダッシュ軍団のマシンデザインは長い時を経ても秀逸ですね!
そしてミニ四駆第一世代には涙ものの懐かしのグレードアップパーツの再販も!
当時のジャパンカップステッカーも付属しており、第一次ブーム真っ只中の時にこのシールをミニ四駆用キャリーケースに貼っていたのを思い出しました(笑)
現行マシンオールカタログ
こちらは毎年恒例となっているマシンカタログですが、各シャーシごとにマシンを紹介しています。
上の画像はMSシャーシのものとなりますが、最新のVZシャーシマシンの数も増えてきて、マシン選択の幅も広がってきました。
ミニ四駆をこれから始める方・始めたての方はマシンカタログからお気に入りのマシンを見つけてみては!?
CHAPTER2 作る[BUILD]
この章ではマシン改造に関する内容で初心者には必見の内容満載です。
ミニ四駆公認 競技会規則
公式大会のみならず小さな大会でも基本的にはこの規則でレースをするので、マシンを改造する際はこの規則を前提に行い、すでにマシンを完成している方は規則条件を満たしているか今一度確認しておきましょう。
マシン組立術
組み立て方のコツ・注意点を掲載しており、取扱説明書でも触れていないことも多々書かれているので、初めてマシンを組む方はこれを見ながら作るとより精度の高いマシンができると思います。
すでにマシン組んだ方も見落としているコツなどあるかもしれませんので今一度見ると良いかも。
今回はVZシャーシの組み立て方を説明していますが、組み立て方は全シャーシに共通するものとなっているのでVZシャーシ以外を組み立てる際にも必見の内容です!
グレードアップパーツ データファイル
モーター、ギヤ、ステー&プレート、ローラー&スタビ、タイヤ&ホイール、ドライブシャフト、ベアリング、ブレーキ、スライド&マスダンパー、クリヤーボディ、バッテリー と多岐にわたり、各パーツの詳細を説明。
そして今年から新たにビス・ナット&スペーサー、ケース&ツール紹介も追加されグレードアップパーツカタログとして更に完成度が増しました!
更には今年からパーツによっては検証・豆知識コーナーも追加されパーツの更なる理解に役立ちます。
適材適所のツール選び
ここでは【切る】【締める】【削る】【穴開け】の用途ごとに必要な工具とそれらの使い方を紹介しています。
工具の持っている持っていないは別として工具の種類は網羅しているつもりだったんですが、初めて知った工具もちらほらとありました。
自分がやりたい改造用途に合わせて、ここで最適な工具を探してみてはいかがでしょうか。
MSフレキ製作マニュアル
毎年恒例となりましたMSフレキの製作方法の紹介ですが、今年は完全版として見開き3ページと更にボリュームアップ!
基本は昨年と同じ内容ですがページ数が増えたことにより各改造の記事スペースが増え見やすくなり、更に改造に役立つ豆知識情報が追加されました。
完全版というに相応しい内容で、これからMSフレキ製作を考えている方はこちらを参考にしてみてはいかがでしょうか。
ただMSフレキにページを割いた影響でしょうか、去年まで掲載されていた「ボディ提灯」「リヤアンカー」「ピボットバンパー」の製作方法の記事はなくなりました…
まーボディ提灯とリヤアンカー(リヤATバンパー)の製作方法は私のサイトで紹介しているので、代わりになるか自信はありませんがよろしければそちらを参考に…
ちなみに当サイトでも超速ガイドとは若干異なる方法でMSフレキを作成する方法を解説しているのでよろしければこちらもご参照ください。
ポリカボディ改造指南
前項のMSフレキマシン用のボディとして必要になるポリカボディの製作方法を基本から応用まで幅広く実用的な内容が掲載されています。
二つのポリカボディをミックスさせたキメラボディの製作方法も記載しており、個人的に作ってみようと思っていたところだったのでこのタイミングでの掲載は非常に助かります♪
ボディ塗装
ここではマスキングテープを使用した塗装方法を紹介しています。
マスキングテープを使用することにより塗装のバリエーションが広がり、オリジナリティあるマシンができることで、よりマシンへの愛着がわきミニ四駆も一層楽しくなるかと。
ここではプラボディでマスキングする方法を紹介していますが、ポリカボディにも同様の塗装方法が利用できるので、オリジナリティある塗装をしたい方は必見です。
CHAPTER3 遊ぶ[PLAY]
この章ではレースで走らせるのルール・コース情報・攻略情報など実践に向けた内容が載っています。
公認競技会に参加しよう
ミニ四駆 公認競技会への参加について情報や実際の公認競技会の会場の模様が掲載されています。
これ見て初めて知ったんですがジュニアクラスって小学3年生以下は参加できなかったんですね。
ただ小学3年生以下も親同伴ならファミリークラスで参加可能なので幼きレーサーも安心して参加できますね。
3レーン&2レーンコースで遊ぼう
去年・今年のジャパンカップで採用され 3レーン・2レーンコースへの脚光があたったためなのか、3レーン・2レーンコースのコーナーが掲載されています。
3レーン・2レーンコースの特徴の解説と走らせる上での注意点が掲載されています。
有名ショップ・編集部スタッフが今巷で流行っているB-MAX仕様のマシンを用意して3レーンコースでタイムアタックに挑戦し、マシンのセッティング内容・走行タイムが掲載されています。
3レーン・2レーンのサーキットカタログも掲載しているので、どちらかのコースを買おうと思っている方は先程のコース特徴の内容も加味して検討してみてはいかがでしょうか。
尚、当サイトでも3レーン・2レーンコースについて詳しく解説している記事があるので気になる方はこちらもご参照ください。
爆走インタビュー
お笑い芸人バッドボーイズ 佐田正樹氏のインタビューのコーナーでページ数は見開き1ページと少ないんですが、内容が面白くて妙にインパクトがありました。
ミニ四駆遍歴の「ダッシュ1号が買えなくて泣く」には笑いましたけど、リアルタイムで自分もそうだったら泣いていたかもと他人事ではない気がしました(笑)
本誌だけで終わらずに、今後ガチマシンの作成にチャンレンジして頂き、Youtubeとかで展開して欲しいですねー。
ガチマシンでなくてもいいのでYoutubeでのミニ四駆動画のアップにも期待です!
日本全国ミニ四駆ステーション
こちらは毎年恒例の全国のミニ四駆ステーションの紹介ですね。
こういった豊富なパーツ・大きなコースがある店舗の近所に住んでいる人が羨ましです…
次に大きなミニ四駆ブームが来たら自分の近所にもミニ四駆に特化したおもちゃ屋ができますように。
ジャパンカップはどう変わった?
コロナ禍後のジャパンカップ大会仕様の変更点が掲載されています。
この記事を書いている現在、各地で次々と緊急事態宣言が発令され、その影響もあり8月下旬に予定していた大阪大会が延期となりました。
もっとも感染者数が多い東京については2020年から公式大会の開催がなく、それによりミニ四駆熱が冷めてしまったレーサーもいるのではないかと危惧しています。
これについては運営側のタミヤに非があるわけではなく、この状況を考えれば大会の中止等やむを得ないと思います。
ただ、これだけ感染対策を徹底して大会運営をしているので多少の状況なら開催に踏み切っても問題ないのでは!?と思ったりもしています。
東京オリンピックも開催したわけですし、ジャパンカップも開催してもそうそう非難されることもないかなーと。
チャンピオンマシンギャラリー
ジャパンカップ2020の各大会で優勝したマシン情報が掲載されています。
マシンの細かいスペックはもとより、ミニ四駆アドバイザーによるセッティングについてのコメントも。
一つ残念なのは、去年まで掲載されていたマシン重量表記がなくなってしまったことです…
重量見て「自分のマシンより全然軽い!どうしてこんなに違うのか…」と絶望感を味わうことがなくなってよかったかもしれませんが(笑)
これを真似してセッティングすればジャパンカップ2021も勝てる!と思ったんですがVQSマウンテンの進行方向が逆になったので、セッティングもまた変わってくるかと…
とは言え参考にする所は多々あると思うので、自分でいいと思ったところはどんどん自分のマシンにも採用しておきたい所です。
JC2020 TOPICS
ジャパンカップ2020で起きた出来事をまとめたページです。
わずか1ページですが2020年の出来事・トレンドを知ることができます。
チャンピオン優勝者 座談会
ジャパンカップ2020年の優勝者達による座談会コーナーです。
ジャパンカップ2021に向けての勝つためのセッティングに関する話をしており、ジャパンカップ2021に参加する方は必見の内容です。
セッティング&レースの考え方と基礎知識2021
ミニ四駆界のレジェンド達による、レースに勝つために必要な情報をQ&A方式で掲載しています。
こちらはジャパンカップ2021向きというよりもレース全般に通用する情報で、最速を目指すレーサーはもとよりミニ四駆初心者にも必見の内容です。
ジャパンカップ2021対策マシン
チャンピオン・レジェンドがジャパンカップ2021用に製作したマシンを紹介し、改造内容も細かく説明しています。
非常に実用性がある改造を施されたマシンであるものの、これを作った人がまったく同じマシンで出場することは考えにくく、これを完全に真似して勝てる程 公式レースは甘いものではありません。
ただ実践向けなマシンであることには変わりないので、このマシン情報も含め本誌に掲載されていた様々なジャパンカップ対策情報を合わせればジャパンカップ2021で勝てるマシンができそうな気がします。
私もこれらを参考にしてそろそろ1次予選を突破を!
というよりもまずは完走せねば…(笑)
総評
全ミニ四駆ユーザー 買って損はないバイブル本!
超速ガイドは毎年発売されており、基本的には毎年同じ構成で重複している内容も多々あります。
ただその年のトレンドに合わせて内容の変化もあり、マシン・パーツなどは年々新しものが追加され本誌の内容も最新のものに更新されています。
特にグレードアップパーツリストは一度読んで終了というわけではなく、改造する時などカタログとしてどういったパーツがあるかをすぐ確認できて最適なパーツを見つけることができ作業効率もアップするので常に手元に置いておきたい本でもあります。
ミニ四駆の改造のみならず、ミニ四駆に少し興味があるけど何からやればまったくわからないという方も本誌を読めばミニ四駆の魅力が分かり やるべきことも見つかる内容となっているのでミニ四駆未経験者にもお勧めです。
毎年超速ガイドブックを買っている方、一度もミニ四駆関連本を買った事がない方 そんなすべてのミニ四駆ユーザーにおすすめの一冊となっています。
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