今回は2024年1月27・28日に開催されたミニ四駆グランプリ2024 ニューイヤー東京大会のレポートをしていきます。
尚、本記事は大会模様を始め私個人の大会結果・マシンセッティング内容などについて触れていきます。
ミニ四駆グランプリ2024 ニューイヤーのコース詳細内容や攻略方法を知りたい方、大会の流れや注意点などを知りたいという方は以下の記事をご参照ください。
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ミニ四駆グランプリ2024ニューイヤー 東京大会 概要
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今大会は東京では2024年最初のミニ四駆公認競技会となり、コースは2024年の干支にちなんだTATSUDOSHI(辰年)ゲートウェイサーキット2024という名称になっています。
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尚、東京でのミニ四駆公認競技会は直近で昨年の11月に開催されましたが、その時はミニ四駆グランプリ2023ウインターという大会名でコースレイアウトも今回と異なり、東京では初登場のコースレイアウトとなります。
そして、次回の3月に開催される東京大会はミニ四駆グランプリ2024スプリングと今回とは異なる大会名となり コースレイアウトも変更されるということで、東京では最初で最後のTATSUDOSHIゲートウェイサーキット2024となります。
尚、ミニ四駆グランプリ2024スプリング東京大会のレース模様は以下のタミヤ公式チャンネルにアーカイブが残っているので、実際のレース模様が見たい方は以下のリンク先をご覧ください。
また、各セクション情報や対策方法については以下の記事にて紹介しているので、興味がある方はこちらもご参照ください。
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大会模様&結果
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ここではミニ四駆グランプリ2024 ニューイヤー東京大会の大会模様や私個人の大会結果を紹介していきます。
久々のスピードコース?
ミニ四駆グランプリ2024 ニューイヤーのコースであるTATSUDOSHIゲートウェイサーキット2024は、久々とも言えるスピードコースのレイアウトとなりました。
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レイアウト公開直後は2連続のドラゴンバックが鬼門とも言われていましたが、蓋を開けてみると意外にも2連続のドラゴンバックの影響でコースアウトするマシンは少ない印象でした。
そして、スピードコースにプラスして 前回までの運要素?があるセクション「カルーセルチェンジャー」がなくなり、今回は完走率が高いコースレイアウトとも言えます。
特にモーターがチューン系に制限されているトライアルクラスにおいては 全車リタイヤというレースは1回もなかったのでは?と思えるぐらい 高い完走率となりました。
完走率が高い分、純粋なスピードを競うレースでもあり、普段以上に綿密なセッティング求めらるコースだったのではないでしょうか。
自分自身、結果論にはなってしまいますが、レース当日の寒さを考慮したとしても もう少しブレーキを弱めの攻めたセッティングにしてもよかったのかと。
※私のブレーキセッティングについては後述する『マシンセッティング』にて紹介しています。
私の大会結果
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ここではミニ四駆グランプリ2024 ニューイヤー東京大会の私の結果を紹介していきます。
長きに渡って苦戦を強いられてきたカルーセルチェンジャーが今回は無しということで、久々に安定した走り そして勝利が欲しい大会でもありました。
私が参加したのはトライアルクラスで、東京大会の前週に前週に行われた仙台大会を見る限り 何か特別なトラブルさえなければ完走自体は容易であると思っていました。
ただ、完走が容易とは言えども油断は禁物で、前回の寒さで苦汁をなめたことを反面教師として 気持ち少し強めのブレーキを施しました。
さて、肝心のレースですが今回は出走台数5台での1コーススタートで、レース開始直後 1台のマシンが他を圧倒する猛スピードで独走状態に!
その独走するマシンはスピードが速すぎたのか ブレーキが弱かったのか 2週目のドラゴンバック直後にコースアウト…
それによって 私のマシンを含む後続組の3台のマシンで熾烈なトップ争いに!
拮抗状態が続くと思いきや徐々に3台のマシンの差が開き、私のマシンは2位のポジションに…
そして、最終ラップ このままいくと負けが濃厚…と思った矢先に1位のマシンが1つ目のローリングライズでコースアウト!?
それによって私のマシンが1位に繰り上がり、辛うじて1次予選突破!
次の2次予選は後続の参加者がいないことから 本来4台出走なのが2台出走に変更となり、このサシの勝負で勝てば久々の決勝戦へ…
そして、決勝進出をかけた2次予選がスタート!
スタート直後はほぼ互角の走り と思った矢先に 1つ目のローリングライズでコースアウト…
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最初は何の原因で何が起こったかまったく分からず、判明したのは家に戻り配信アーカイブを見てからでした。
具体的な原因については後述する『マシンセッティング』で詳しく解説しますが、フロントバンパーの予想外の不具合により、上り急カーブでマシンがひっくり返ってしまいました…
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1レース完走したとは言え、新年早々 開始5秒のコースアウトを経験してしまうとは…
当初の目標であった完走&勝利(1勝だけですが…)は達成したものの、このコースアウトは地味に精神的ダメージが大きく レース終了直後は何とも言えない気持ちでした。
レース終了後にもらった参加賞は赤メッキのデクロスボディで、今年もデクロスボディがたくさんもらえる予感が…
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そして、最後の望みをかけた敗者復活権利も、安定した運の悪さで引き当てれず今年最初のミニ四駆公認競技会は終了となりました。
マシンセッティング
ここではミニ四駆グランプリ2024 ニューイヤー 東京大会で走行させた私のマシンセッティングを紹介していきます。
走行結果は『私の大会結果』でも紹介したように とても褒められる内容ではありませんが、セッティングの反省点も触れていくので、同じコースレイアウト もしくは似たようなセクションがある場合の参考にして頂ければと。
まず、マシン構成・外観が以下となります。
- MSシャーシ(フレキ加工)
- トルクチューン2モーター
- ギヤ比:3.5:1
- ローフリクションタイヤ(直径 約23.8mm)
- 重量:145.4g(電池含む)
- 当日コンディション:[天候 曇り][気温5.5℃][湿度60%]
※当日コンディションについては私が出走した時間帯の情報となります。
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ギヤ比とタイヤの種類以外は前回と同様となり、マシン重量は前回の歴代最軽量を更に更新し145.4g(電池含む)となりました。
ただ、これでもまだ重いと思われるので 更なる努力が必要かと…
そして、マシン背面は以下のようになります。
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ブレーキはフロントのみで、3mm白ブレーキをアイロンで圧縮加工し 更にスチロールカッターで溝を彫ったものとなります。
実際に走行して思ったのはチューン系モーターならもっと弱めのブレーキで問題なかったのかと。
無加工の青ブレーキでも行けた気がしますし、何ならブレーキ無しでもいけたのかもしれません。
さすがにブレーキ無しは無謀するぎるかもしれませんが、次回レースのジャンプセクションも同様な構成であるなら その時はフロントのみの青ブレーキにしてみようかと。
一点注意して欲しいのはあくまでチューン系モーターでのブレーキの話であり、ハイパーダッシュ・マッハダッシュモーターが使用できるオープン・ジュニアクラスなどはその限りではありません。
ちなみに、ボディはここ最近では私の定番となった ネオVQSクリヤーボディを使用しています。
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このボディの塗装方法や塗装に使用した塗料などについては以下の記事で紹介しているので、気になる方はご参照ください。
![](https://miniyonfan.com/wp-content/uploads/2023/10/ボディ塗装_EC01.jpg)
そして、忘れていけないのは 今回のコースアウトの原因となったフロントATバンパーの部分です。
まず、コースアウトの原因がフロントATバンパーのスラスト抜け対策のためのつっかえ棒で、私のマシンでは以下のギミック改造を施していました。
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本記事ではこのつっかえ棒によるスラスト抜け対策の詳細については省略するので、気になる方はスラスト抜け対策方法の記事の『つっかえ棒をつける』をご参照ください。
このつっかえ棒部分のプラスペーサーがブレーキステーに引っ掛かり バンパーが正常な位置に戻らず、以下の画像のようにバンパーの右側(正面からみて左側)が微妙に上がったまま走行していました。
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走行中にフェンスに乗り上げる様子もなく本来であればATバンパーは正常な位置のままだったはずですが、おそらくドラゴンバックジャンプ着地の衝撃でATバンパーが作動し上記の状態になってしまったのかと。
ただ、ATバンパーが斜めの状態でもローラーのスラスト角に影響はなかったのでスラスト角が直接の原因ではなかった模様です。
真の原因は 右側(正面からみて左側)のローラーが内側に傾きコーナリングでの安定性が落ちたためかと。
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これによってローリングライズ進入直後の急カーブで車体が僅かに斜めに傾き、そのままの状態でコーナリングを走行し続け
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徐々に傾きが増して修正不能状態におちいり
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最後はマシンがねじれながらコースアウトしてしまいました…
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では、何故つっかえ棒部分のプラスペーサーがブレーキステーに引っ掛かっていたかについては、プラスペーサーが長期に渡ってビスからの圧力を受け それによりプレスペーサーが膨張?したためです。
つっかえ棒を作成した当初はこうした不具合はなかったのですが、時間経過によって知らぬ間にパーツに異常が発生していました…
今回の事象は、事前に入念なマシンチェックをしていれば見つけられたわけで、メンテナンスを怠ったことが最大の原因でもあります。
今回の私とまったく同じケースでコースアウトする人は極々稀かもしれませんが、同様のセッティングをしている場合はATバンパーがスムーズに元の状態に戻るかの確認をお忘れなく。
以上が私のマシンセッティングとなります。
冒頭では反面教師として参考にして欲しいと言いましたが、実はこのマシンセッティング紹介は自分のためのものでもあります。
と言うのも こうしてデータを残しておければ過去のセッティングを振り返ることができ、同じようなレイアウト・セクションがあった際に あの時はどんなセッティングでどんな走りをしたかということが確認できるからです。
私と同じように記事にする必要はありませんが、メモ・ノートに残しておくと今後のレースの役に立つかもしれないので これを機に自分のマシンセッティングも大会毎に記録してみてはいかがでしょうか。
大会を振り返って
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ここではミニ四駆グランプリ2024ニューイヤー 東京大会を振り返って 気になったことや感じたことなどについて触れていきます。
気になる進行の不手際さ
これは最近のミニ四駆公認競技会に思う話となり、とある部分において進行の不手際さが目立ってきているのかと。
それはレース開始直後の各レーサーの移動です。
基本的にミニ四駆公認競技会のレース開始直後はスタート地点からレース待機スペースに移動する必要があります。
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そして、最近のレースでは この基本的な行動ができてないレーサーが多い印象です。
本来、スタート直後に出走者全員がすぐに待機スペースに移動するわけですが、一部の人がスタート地点に留まってしまうと全体の移動に混乱が生じます。
そうなると移動しようと思ってた人は留まっている人に阻まれ、留まっている人も移動しようとする人とぶつかったりして、最悪 肝心のレース展開を見逃してしまうという事態に…
実際に私も 過去のレースで スタート直後の移動でぐだってしまった上に即コースアウトしてしまったために、まったくレースを見れずに終わってしまうということもありました…
この事象についてはレース開始直後に移動しない人が悪いかと言うとそうでもなく、大会初参加で移動のこと自体を知らない人もいれば、レース経験者でもレースに集中するあまり移動することを忘れてしまうこともあります。
これらのことからこの移動に関する問題は参加者だけで解決するのは不可能であり、大会運営側が こうした事態を起こさないように対策する必要があります。
対策方法は非常に簡単で、スタッフがスタート直前に「スタート直後はすぐに横の待機スペースに移動してください」と一言いうだけ十分なのかと。
実のところ 上記の案内は 過去の公認競技会でも実施されていましたが、ここ最近の公認競技大会では これらを聞いた記憶がありません。
(たまたま 私が参加した大会だけか ピンポイントで私が出走した時だけかもしれませんが)
昨今のミニ四駆レース参加者はレース経験者が多いので、レース開始直後の待機スペース移動は説明不要という認識なのかもしれませんが、上述したようにレース経験者でも移動を忘れることが多々あります。
それと、スタッフからすれば毎回同じことを言い続けるのは億劫かもしれませんし、大会全体で見たら些細でどうでもいいことかもしれません。
しかし、こうした進行が原因で ミニ四駆一大イベントである公認競技会を参加者が楽しめなかったとなれば それは些細なことでは済みません。
仮に 普段から真面目に移動している人がこのことで嫌な思いをして ミニ四駆を辞めてしまうことになれば その人もそうですが大会運営をしているタミヤにとっても損失であり、誰も得をしません。
今後、ミニ四駆人気が急浮上して、大会参加人数が増えた時に こうした進行のままだと「進行がぐだぐだでレースが全然楽しめなくて、ミニ四駆も嫌いになった」と思ってすぐにミニ四駆から離脱する人もいるかもしれません。
それらのことを考慮すると、皆が楽しくミニ四駆公認競技会を楽しむためにもスタート直後の移動の周知徹底は必須なのではないでしょうか。
最後に、ここでの発言は運営批判をしているわけではなく 今後のミニ四駆の発展のための運営に対する要望であり、小さなことですが皆が満足するための大会運営を意識して頂けば幸いです。
まだまだ販売中の限定ボディ
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大会会場に設置されている販売コーナーでは イベント会場限定商品などが販売しています。
そのイベント会場限定商品は基本的に期間限定販売となりますが、ジャパンカップ2023でのイベント会場限定アイテムであるデュアルリッジJrとネオVQSのクリヤーボディは2024年1月現在の段階でも販売しております。
かなりの数を生産して未だに在庫が残っているためなのかは不明ですが、私は毎回ネオVQSクリヤーボディを買うことが公認競技会のルーティーンとなっています(笑)
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デュアルリッジJr・ネオVQSだけと言わず 過去の限定クリヤーボディを会場限定でもいいので復活させてくれると、クリヤーボディ選択の幅が広がり ミニ四駆界にとってもプラスになるのではないでしょうか。
復刻販売もそれなりのリスクがあり 容易ではないことは承知ですが、通常品版以外のクリヤーボディの復刻を望む人も多いでしょうし これを機にクリヤーボディの復刻ラッシュをしてみてはいかがでしょうか、タミヤさん。
ちなみに、デュアルリッジJr・ネオVQSのクリヤーボディが欲しいという方は、いつまで販売しているかの保証は出来かねますが 直近の大会であれば購入できる可能性は高いと思うので 大会会場に足を運んでみてはいかがでしょうか。
※販売状況によっては、大会参加者しか販売コーナーを利用できなくなることがあるのでご注意ください。
次回の東京大会は新たなコースレイアウト
次回の東京大会は3月16日・17日に開催されることが決定されていますが、大会名がニューイヤーからスプリングに変わると同時にコースレイアウトも変更されることが決定しています。
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現段階ではスプリング用のレイアウトは不明ですが、TATSUDOSHI(辰年)というコース名が継続されるのであればドラゴンバックの構成はそのまま引き継がれるのではないでしょうか。
尚、東京大会以降、2/18の熊本大会・2/25の愛媛大会まではニューイヤーという位置づけであり、引き続きTATSUDOSHIゲートウェイサーキット2024が継続されます。
そして、3/3の岡山大会からスプリングという名称に変わり、コースレイアウトも一新されることとなります。
練習走行なしの一発勝負の東京大会だけしか参加していない身としては、できるだけ似たようなレイアウトであって欲しい気持ちと同時に 全然異なるレイアウトを走らせてみたいという好奇心もあったりします。
最後に
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今回はミニ四駆グランプリ2024 ニューイヤー 東京大会の模様をお伝えしました。
東京でのTATSUDOSHIゲートウェイサーキット2024は今回が最初で最後となりました。
ただ、ミニ四駆グランプリ2024としての東京大会は現状確定している3月、そして 4月か5月ぐらいにも開催されそうなので、それに向けて頑張って準備をしていこうかと。
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