今回は2023年冬開催のミニ四駆グランプリ2023ウインター及び2024年初頭開催のミニ四駆グランプリ2024に関する情報を紹介していきます。
尚、タミヤから「ミニ四駆グランプリ2024」に関する追加情報があり次第、本記事の内容も随時更新していきます。
ミニ四駆グランプリ2024 開催決定!
タミヤより2023年冬からミニ四駆グランプリ2023ウインター及びミニ四駆グランプリ2024が開催されることが発表されました。
開催期間は2023年11月~2024年4月頃の予定となっており、各会場の詳細日程については『大会日程』の項目で紹介していきます。
尚、ミニ四駆グランプリ2023ウインターは東京大会のみとなるため、本記事ではミニ四駆グランプリ2024の話題を中心とお届けしていきます。
また、ミニ四駆グランプリ2024の詳細内容については以下のタミヤ公式サイトでも記載がありますので こちらもご参照ください。
大会日程
ここではミニ四駆グランプリ2024の大会日程(大会スケジュール)を地域ごとに紹介していきます。
【北海道】
3/9(土) 北海道大会 前日走行会
3/10(日) 北海道大会
【宮城県】
1/20(土) 仙台大会 前日走行会
1/21(日) 仙台大会
【東京都】
11/25(土) 東京大会D ※グランプリ2023 ウインター
11/26(日) 東京大会 ※グランプリ2023 ウインター
1/27(土) 東京大会D ※グランプリ2024 ニューイヤー
1/28(日) 東京大会 ※グランプリ2024 ニューイヤー
3/16(土) 東京大会1D ※グランプリ2024 スプリング
3/17(日) 東京大会1 ※グランプリ2024 スプリング
4/20(土) 東京大会2D ※グランプリ2024 スプリング
4/21(日) 東京大会2 ※グランプリ2024 スプリング
【静岡県】
3/23(土) 掛川大会 前日走行会
3/24(日) 掛川大会
【大阪府】
4/6(土) 大阪大会 前日走行会
4/7(日) 大阪大会
【岡山県】
3/2(土) 岡山大会 前日走行会
3/3(日) 岡山大会
【愛媛県】
2/24(土) 愛媛大会 前日走行会
2/25(日) 愛媛大会
【熊本県】
2/17(土) 熊本大会 前日走行会
2/18(日) 熊本大会
※上記日程は2024年3月6日時点の発表内容となり、一部日程変更の可能性もございます。
上記の記載地域についてはジャパンカップが開催された各都道府県を記載しており、表記されている地域で必ずしも大会があるわけではないことをご了承ください。
東京大会については土日どちらかの日程のみの参加となり、参加クラスによっては好きな方の日程を選択することもできます。
また、東京大会以外の会場では本戦前日の土曜日に事前練習が設けられ、こちらの参加も本戦と同様に事前申し込みが必要となり本戦とは別に参加費が必要となります。
尚、ミニ四駆グランプリ2024の詳細日程については以下のタミヤ公式サイトにて公表されています。
大会参加方法
ミニ四駆グランプリ2023ウインター大会への参加はWEB上での事前申し込みとなります。
申し込み時期については各会場のの開催日1ヶ月前ぐらいからミニ四駆【タミヤ公式】のX(旧 twitter)にて申し込みの告知があるので、参加を予定している方は公式Xをこまめにチェックするようにしましょう。
また、開催されるクラス及び各クラスの参加費用は以下となります。
- ジュニアクラス(参加費無料)
- ファミリークラス(参加費無料)
- オープンクラス(参加費500円)
- トライアルクラス(参加費500円)
- チャンピオンズ(参加費500円)
尚、詳細は後述しますがトライアルクラスは使用可能モーターが他のクラスに比べ一部制限されているのでご注意ください。
大会ルール・進行
大会参加にあたり出走させるマシンについてはタミヤが定めているミニ四駆公認競技会規則に順ずる必要があり、ミニ四駆公認競技会規則については以下のタミヤ公式ページをご参照ください。
トライアルクラスはモーター制限あり
グランプリ2024では、トライアルクラスで使用できるモーターがチューン系モーターのみとなり、使用できるモーターは以下となります。
- 片軸シャーシ…「ノーマル」「トルクチューン2」「レブチューン2」「アトミックチューン2」
※トルクチューン、レブチューン、アトミックチューンも使用可能
- 両軸シャーシ…「ノーマル」「トルクチューン2PRO」「レブチューン2PRO」「アトミックチューン2PRO」
これにより、これまで使用できたハイパーダッシュやマッハダッシュなどのダッシュ系モーターは使用できなくなります。
尚、モーター使用制限の対象はあくまでトライアルクラスのみとなり、その他のクラスではミニ四駆公認競技会規則で認められているモーターでの参加が可能となります。
また、大会の進行方法については最近では主流となっている「ワンウェイ方式」となり、詳しい大会の流れについては以下の記事にて解説しています。
グランプリ2023ウインター 攻略&対策方法
ここではグランプリ2023ウインターのコースレイアウトを紹介しながら、攻略・対策方法を紹介していきます。
コースレイアウト
グランプリ2023ウインターのコース名は「2023バニーホップフェアウェルサーキット(2023 BUNNY HOP FAREWELL CIRCUIT)」となりコースレイアウトは以下となります。
バニーホップという名称が付いていることから2023年1月~4月に開催されたグランプリ2023の「バニーホップサーキット」のセクションを一部引き継いだ形のコースレイアウトとなります。
今回のコースは2023年1月~4月開催のミニ四駆グランプリ2023と2023年7月~10月開催のミニ四駆ジャパンカップ2023の双方のコースをミックスさせた、2023年の集大成のコースレイアウトとも言えます。
実は今回のフェアウェルサーキットは2023年初頭に開催されたミニ四駆グランプリ2023のバニーホップサーキットに非常に似た作りとなっていて、以下の画像はそれぞれのコースを並べたものとなります。
よーく見ると異なる部分がいくつかありますが、ぱっと見「同じコースレイアウト?」と勘違いする程に酷似しています。
各セクション対策方法
ここでは2023バニーホップフェアウェルサーキットにおいて、個人的に注意すべきセクションをピックアップして対策方法を解説していきます。
今回取り上げるセクションは以下となります。
次から上記セクションの対策方法を個別で解説していきます。
アイガーEVO.上り
アイガーEVO.上りはバニーホップ(ドラゴンバック)セクション直後に走行するセクションとなり、ミニ四駆グランプリ2023・ジャパンカップ2023でも採用され 今やすっかり存在するのが当たり前の光景でもあります。
アイガーEVO.上りセクション自体の通過は簡単ではありますが、問題はその直後に待ち受けているコーナーです。
直近のミニ四駆グランプリ2023・ジャパンカップ2023でもアイガーEVO.上り直後にコースアウトしたマシンは数知れず、改めて用心すべきセクションでもあります。
そして、このアイガーEVO.上りからのコーナー対策のポイントとなるのはブレーキです。
どのくらいのブレーキにするかはご自身のマシンの速度域やマシン総重量によっても変わってくるので、具体的にどのくらいのブレーキにするかは個々の判断となります。
すでにミニ四駆グランプリ2023・ジャパンカップ2023に参加済みの方であれば どのくらいのブレーキが最適かは把握しているでしょうから私からのアドバイスも不要かと思われます。
また、今回が初アイガーEVO.上りという方に関しては、とにかく強めのブレーキを意識してください。
今回のレイアウトでブレーキによる減速の影響が出るのは30度バンクだけと言っても過言ではないので、ブレーキを強めたからといって 全体の走行にそこまでの影響はないかと思われます。
何よりアイガーEVO.上りを攻略しない限りは完走できないので、「どのくらいのブレーキにして良いか分からない…」ということであれば 気持ちかなり強めのブレーキセッティングをおすすめします。
アイガーステップ下り
アイガーステップ下りはコース最後に迎えるセクションで、これもミニ四駆グランプリ2023・ジャパンカップ2023から引き継いでいるセクションとなります。
アイガーステップ下りで注意すべき点は着地直後のマシンの体勢と、その直後に待ち受けているコーナーです。
アイガーステップ下りもコースアウトが多発する箇所であり、アイガーEVO.上りと同様にこちらも警戒すべきセクションとなります。
アイガーステップ下りからのジャンプ後の体勢を極力早く復帰させるための制振対策が重要であり、基本的な対策としてマスダンパー・フロント提灯が無難かと。
両軸のモーターを所持している方であれば、これを機にMSフレキのギミックに挑戦してみるのもいいかもしれません。
カルーセルチェンジャー
ジャパンカップ2023で初お目見えとなったセクションで、こちらも引き続き採用される形となりました。
こちらのセクションも前述したアイガーEVO.上り・アイガーステップ下り 同様に多くのミニ四レーサーを苦しめてきました。
そして、このカルーセルチェンジャーの攻略法については、申し訳ありませんが完璧な対策方法はお伝えできません…
私自身が未だ模索状態であり、完璧どころかまとな対策方法すら教示できない現状です…
カルーセルチェンジャーの攻略法については、Youtube上で多数上がっているので それらを参考に自分に合った対策方法を見つけれて頂ければと思います。
また、「様々な対策方法を見たが どれが正解なのか分からない…」という方は思い切って何も対策しないのもありかもしれません。
カルーセルチェンジャーは1レースで1回しか通過しないセクションであり、他のセクションに比べて運要素が強い傾向にもあります。
まずはアイガーEVO.上り・アイガーステップ下りの攻略を優先して、余裕があればカルーセルチェンジャーの対策をしてみる ということで良いのかなーと思っています。
ちなみに私は先ほど申し上げたようにカルーセルチェンジャー対策は未だ模索中であり、次に挑む時は前回と異なるセッティングでどんな走りをするのか試そうと考えています。
尚、ミニ四駆のバイブル本として知られている超速ガイドブックにもカルーセルチェンジャー攻略の情報が載っているので こちらを参考にするのもありです。
超速ガイドブックはカルーセルチェンジャーに関する記事を抜きにしても、ミニ四駆をやっている方であれば十分読み応えがある内容となっており おすすめの一冊です。
グランプリ2024ニューイヤー 攻略&対策方法
ここではグランプリ2024ニューイヤーのコースレイアウトを紹介しながら、攻略・対策方法を紹介していきます。
コースレイアウト
グランプリ2024ニューイヤーのコース名は「TATSUDOSHI ゲートウェイサーキット2024」となりコースレイアウトは以下となります。
2024年の干支が辰ということでコース名に辰年(TATSUDOSHI)という名称が使われています。
そして、「辰年と言えば龍」ということもあって、龍=ドラゴンの名称のセクションであるドラゴンバックが3箇所に設置され、辰年らしいコースとも言えます。
ドラゴンバックが2連続ということで、まだ記憶に新しいジャパンカップ2022の「AREA D2B」セクションを思い出した方もいるのではないでしょうか。
AREA D2B(デジタルドラゴンバック2連続)でコースアウトしたレーサーも数知れず、形は違えと今回もドラゴンが牙をむくかもしれません。
各セクション対策方法
ここではTATSUDOSHI ゲートウェイサーキット2024において、個人的に注意すべきセクションをピックアップして対策方法を解説していきます。
今回取り上げるセクションは以下となります。
次から上記セクションの対策方法を解説していきます。
Beginning DB×3
Beginning DB×3(ビギニングディービーバイスリー)はドラゴンバックが3連続続くセクションとなります。
このセクションで特に注意が必要なのが前半の2連続ドラゴンバックです。
コースレイアウト全体を見る限り、スピードコースにも見え ブレーキ無しでも完走できるかに見えます。
しかし、スピードに重点をおきすぎると この2連続ドラゴンバック上でマシンが転倒したり、ドラゴンバック直後のコーナーにうまく入りきれずにコースアウトという危険性があるのかと。
実際のレースを見た そして参加した感想としては、ダッシュ系モーター使用可能なオープンクラスでは最低限のブレーキは必要ではあるものの 強めのブレーキは必要がないかと。
それに対してチューン系モーターのトライアルクラスに関してはノンブレーキでも完走は可能で、ブレーキよりもジャンプの姿勢・着地後の挙動を意識した方が良いかと思われます。
尚、ドラゴンバックの攻略方法についてはミニ四駆 超速ガイド2022の『超速マシンセットアップのロジック』の所でも紹介されています。
上記の攻略情報以外にもミニ四駆に関する情報満載のおすすめ本でもあるので、まだ所持していない人はこれを機に購入するのもありかと。
グランプリ2024スプリング 攻略&対策方法
ここではグランプリ2024スプリングのコースレイアウトを紹介しながら、攻略・対策方法を紹介していきます。
コースレイアウト
グランプリ2024スプリングのコース名は「2024 TATSUDOSHI Rise up! CIRCUIT」となりコースレイアウトは以下となります。
ニューイヤーと同様にコース名に辰年(TATSUDOSHI)という名称が使われ、その名の如く「ドラゴン」の名が付くセクションは健在です。
今回 再注目?のバウシングストレート セクションはグレートクロスサーキット2017以来の登場となります。
前述したAREA D2B(デジタルドラゴンバック2連続)同様 かつてのレーサーを苦しめてきたセクションなのではないでしょうか。
各セクション対策方法
ここでは2024 TATSUDOSHI Rise up! CIRCUITにおいて、個人的に注意すべきセクションをピックアップして対策方法を解説していきます。
今回取り上げるセクションは以下となります。
次から上記セクションの対策方法を解説していきます。
バウンシングストレート
バウンシングストレートはデジタルバンクが2連続のセクションとなります。
コースレイアウトでは どのようなセクションが分からないので 横から見たセクション図も紹介しておきます。
バウシングストレートは異なる傾斜で構成されており、中央部分がややきつめの傾斜となっています。
このセクションはAとBの向きを入れ替えることも可能となっており、過去の大会では会場ごとに4種(ABAB・ABBA・BAAB・BABA)の異なる組み合わせとなっていました。
そして、グランプリ2024スプリングでも過去と同様に会場ごとに組み合わせを変えてくる可能性もあるのですが、発表されたコースレイアウトにABABと記載されていることから、今回はABABで固定なのかと。
さて、バウンシングストレートの攻略方法ですが、鍵となるのはジャンプの姿勢・着地後の挙動かと。
具体的な対策としてはジャンプの姿勢はキャッチャーダンパー、着地後の挙動は提灯・マスダンパーなどで安定した走りを狙っていきたいところです。
逆に対策効果が余り見込まれないのがブレーキで、ABのパターンだと傾斜角が低く、かなり低い位置にブレーキを付けないとブレーキを効かせることができません。
仮にバウンシングストレートでブレーキを効かせられとしても 1レースで4回通過するクライムチェンジャーで減速してしまうので、いっそバウンシングストレートはブレーキなしの方が良いかと思われます。
今回のレイアウトは比較的にスピードが出せるコースであるわけですが、スピードが出るが故にローリングライズでコースアウトなんてこともあり得ます。
事前走行できる会場であれば まずはノンブレーキで様子を見て調整してみるのが良いかと。
そして、一発勝負の会場であれば、他の方の走行を参考にしてブレーキをどうするかを判断した方が良さげです。
尚、バウンシングストレートの攻略方法についてはミニ四駆 超速ガイド2022の『超速マシンセットアップのロジック』の所でも紹介されています。
上記の攻略情報以外にもミニ四駆に関する情報満載のおすすめ本でもあるので、まだ所持していない人はこれを機に購入するのもありかと。
今回も全会場でライブ配信!
ジャパンカップ2023ではすべての会場がライブ配信の対象とされましたが、今回のミニ四駆グランプリ2024もすべての会場でライブ配信される模様です。
各会場のライブは以下のYoutubeタミヤ公式チャンネルにて配信されるので興味がある方は事前にチャンネル登録をしておきましょう!
また、リアルタイムでライブ配信を見逃しても、配信動画はアーカイブとして残るのでレースに参加した方も後から自分のマシン走行を見ることが可能となっています。
コンクールデレガンス2024 開催決定
今回もミニ四駆グランプリ2024開催に合わせてミニ四駆コンクールデレガンス2024の開催が決定しました。
作品の応募方法は、写真で撮影したマシンを タミヤから指定された専用ハッシュタグをつけてX(旧 twitter)にポストする形となり、募集期間は以下となります。
新春コンデレ第1回:2024年1月22日(月)~2024年1月28日(日)
新春コンデレ第2回:2024年2月5日(月)~2024年2月12日(月)
各回ごとにコンデレのテーマが決まっており、それに合わせたマシンに仕上げる必要があります。
テーマの詳細内容については以下のタミヤ公式のミニ四駆グランプリ2024 総合案内ページをご確認ください。
また、応募に必要な専用ハッシュタグも以下の総合案内ページにて発表されるので、応募する際には必ず専用ハッシュタグを付けることをお忘れなく。
最後に
ミニ四駆グランプリ2023ウインターはジャパンカップ2023から間髪入れずに到来したミニ四駆公式大会であり、ミニ四レーサーにとっては嬉しい開催となったのではないでしょうか。
私自身は東京大会に参加予定で、1回1回のレースを本番兼練習という気持ちで挑み全3回のどれかで良い結果が残せればと思っています。
また、タミヤから「ミニ四駆グランプリ2024」に関する追加情報があり次第、本記事の内容も随時更新していくので、ちょくちょく覗いて頂ければと思います。
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