今回はMAシャーシ用のフロントATバンパーの作り方を紹介します。
今回の改造のコンセプトは以前紹介したフロント提灯のようになるべく少ないパーツ・基本的な工具で且つシンプルな改造を目指したので、初心者の方でも比較的簡単にできる改造かと思われます。
完成形はこんな感じになります。
そして今回の記事ではフロントATバンパー作成に必要なパーツを工具を紹介してきます。

また、今回紹介しているフロントATバンパーの進化系とも言える別の型のフロントATバンパーも作成しており、その作成方法については以下の記事で解説しているので、そちらも見て頂きお好きな方を作成して頂ければと思います。

フロントATバンパー作成に必要なパーツ
まずは必要なパーツを紹介していきます。
FRPリヤブレーキステーセット
ATバンパーの基幹となるパーツです。
欲を言えばHGカーボンで強度を上げ、より安全に行きたかったのですが現状HGカーボンリヤブレーキステーの入手が困難なためこちらにしました。
ただ結果的にこちらの素材でも全然問題ありませんでした。
HGカーボンリヤワイドステー(1.5mm)
こちらもATバンパーの基幹となるパーツで最も摩耗しやすいパーツなのでこれだけはカーボンが推奨です。
FRPフロントワイドステー x2
こちらもATバンパーの基幹となるパーツでこのパーツへの負担がかなりかかるので2枚重ねて使用します。
以前、このパーツを1枚で走行させていたら
こんな結果に…
これがカーボン素材であればこうなっていなかったかもしれませんがフロントワイドステーのカーボン版が現状入手困難なため現実的に考え、入手しやすいFRP素材のものを2枚用意します。
フロントアンダーガード
上で紹介したフロントワイドステーに取り付けます。
こちらも本来の目的通りに使用します。
尚、アンダーガードを使用しない方法については
引っ掛かり防止ステー作成方法の紹介をご参照ください。
2mmロックナット
ステンレス皿ビスセット
ステンレス皿ビスセットは現在2種類販売されており、今回の改造では両タイプ揃えておくのがベストです。
ただどちらか1種類に絞らねばいけないということでしたら長さがある方が応用が利くため10・12・20・25・30mmのタイプをお勧めします。
2段アルミローラー用5mmパイプ
直径約3mmのパイプとなります。
こちらを使用しない方法も考えていたのですがアルミローラー用パイプを使用した方がパーツの摩耗も少なく 結果、長期間使用できると判断したため採用しました。
スプリングセット
メタル軸受けセット
スプリング・アルミローラー用パイプ等を固定するために使用します。
ボールリンクマスダンパー
こちらはスラスト角調整用の穴を開けるための型として一時的に使用するだけなので必須パーツではありません。
実際の工程を見て必要かどうか判断してください。
必要パーツリスト
上記で紹介したパーツの一覧となります。
HGカーボンリヤワイドステー(1.5mm)
FRPフロントワイドステー x2
フロントアンダーガード
2mmロックナット
ステンレス皿ビスセット
2段アルミローラー用5mmパイプ
スプリングセット
メタル軸受けセット
ボールリンクマスダンパー ⇐必須ではない
冒頭でなるべく少ないパーツで作成と言いましたがこうしてみると結構なパーツ数に…
これでも頑張ってパーツは絞ったつもりだったんですが…(笑)
フロントATバンパー作成に必要な工具
続いては必要な工具を紹介していきます。
プラスドライバー
言わずもがな どの改造にも必須と言っても過言ではない工具となります。
ボックスドライバー
こちらもミニ四駆の改造では必須級の工具です。
グレードアップパーツに付属している簡易スパナでも代用可能ですが、こちらの方が使い勝手がいいので持っておくと便利です。
なおプラスドライバーとボックスドライバーをセットにしたミニ四駆ドライバーセットPROもあります。
ボックスドライバーはもとよりプラスドライバーもミニ四駆用ビスに適したサイズなのでお勧めです。
電動リューター
今回の改造ではドライバーと同じぐらい必須工具となります。
使用するビットはタミヤから販売している「電動リューター用 ビット5本」と「皿ビス穴加工ビット」です。
リュータービットは他にダイヤモンドカッターも必要になります。
ダイヤモンドカッターについては100均で購入したもので問題ありません。
あと同じく100均で買えるこちらもあるといいかもしれません。
今回使用したリューターはこちらで紹介しています。
電動ドリル
ドリル刃は2mmと3.1mmを使用しますが、3.1mmがない場合は3mmでも問題ありません。
ただし3mmの場合は上記のリューターと別売りビットが必要になります。
薄刃クラフトのこ
シャーシ切断の際に使用するんですが紹介しておきながら私はこの工具を持っていないため、代わりにドリルとニッパーを使ってシャーシを切断しました。
なので、薄刃クラフトのこがない場合はドリルとニッパーなどの他の工具で代用することも可能です。
紙ヤスリ
プレート同士の接着時により接着を良くするために使用します。
番手(表面の目の粗さ)は特に決まってないので100均で売っているもので問題ないと思います。
接着剤
画像は速乾の瞬間接着剤ですが今回は接着剤を付ける面積が結構広く、速乾用だと全箇所につけ終わる前に固まってしまうということもあるので接着まで少し時間がかかるものを推奨します。
仕上げは瞬間接着剤の方が適していると思うのでこちらもあると尚良しです。
マルチテープ
これは仮止めで一時的に使うものなのでマルチテープでなくてもセロハンテープやガムテープでも問題ありません。
グリス
ATバンパーの可動をスムーズにするために使用します。
特にグリスの指定はなく お手持ちのグリスで十分なので、新規購入する必要もありません。
これは持っておいた方がいいと強いて言うならば「オイルペン」で
このオイルペンをグリスと併用して使う事により、グリスの塗りすぎを防ぎ、簡単に適切な量で塗ることができるようになる優れもので、今回の改造のみならず他の改造・加工でも役立つので持っておいて損はないアイテムです。
ラジオペンチ
必須ではないんですが
リューター使用時に手でパーツを持って作業するよりもラジオペンチを使った方が安全に作業ができるのでおすすめです。
画像のものは100均で購入したラジオペンチミニです。
必要工具リスト
上記で紹介した工具の一覧となります。
ボックスドライバー
電動リューター
電動ドリル(2mm刃と 3.1mm or 3.0mm刃)
薄刃クラフトのこ ※ない場合はニッパーで代用
紙ヤスリ
接着剤
マルチテープ
グリス
ラジオペンチ ⇐必須ではない
最後に
以上が必要なパーツ・工具の紹介でした。
上記のパーツ・工具を使っての作成方法は次回説明していきます。
ちなみに今回紹介した商品の大半はAmazonにて最安値で買えます。(一部の商品はAmazonでは未販売)
ただし、在庫状況により在庫自体がなかったり・他業者が定価より高い金額で販売していることもあるのでご注意ください。
Amazonで在庫がない・値段が高いパーツ・工具については他のネット通販サイトで検索すれば定価よりも安く買う事もでき、ネット通販サイトのどこで買えば安いのかを「ミニ四駆 パーツ価格比較調査」の記事で解説しているのでよろしければ参考にしてください。



参考になりました
コメントありがとうございます。
ここで紹介したATバンパーよりもさらに作りやすく、可動性・安定性もアップした新たな初心者向けのフロントATバンパーの作り方をまとめているので、よろしければ以下の記事も参考にして頂ければと思います。
https://miniyonfan.com/frontatbumper-prepare/